こんにちは!食育インストラクターのracssです。
食育ピクトグラムで考える9月の食育テーマは「災害に備えよう」となっています。
「食育ピクトグラム」についてはこちらの記事をご覧ください▼
9月は防災月間。9月1日(1923年)に関東大震災が起きたことがきっかけで、9月1日が防災の日に制定されています。
今月は、災害時のごはんについて考えてみましょう。
胆振東部地震で学んだこと
北海道に大きな被害をもたらした胆振東部地震も9月でしたね。
2018年9月6日明け方に発生、胆振地方からは少し離れている我が家もかなりの揺れといくらかの被害がありました。そして続いて起こった大規模停電。
冷蔵庫の電源が落ち、IHコンロの我が家では調理ができなくなりました。電気が使えないとボイラーが動かないのでお風呂もダメだし、トイレの水もスイッチでは流せません。うちのような古い家でも、いかに電気のある生活に慣れきっていたか。
幸い、水道は問題なかったですし、アウトドアグッズのランタンやポータブルコンロがあったのでよかった。
工夫してご飯を作ることができました。
この災害中に書いた記事がこちらです▼
災害時の食事にはエコな水漬けパスタがおすすめ
災害ボランティアをしていた家族や実際に被災経験のある友人に聞いてみると、このような非常時に元気をもらえるのはやはり食事。
体力も気力も消耗してしまうときだからこそ、食事を用意する側としてはなにか一工夫して喜ばせてあげたいところです。
非常時に水やガスを節約したいときにおすすめのレシピが「水パスタ」です。「水戻しパスタ」や「水漬けパスタ」なんて呼ばれ方もしています。
しばらく前にテレビやネットで話題になったこともあり、普段から実践している人も多いと思いますが、おさらいしてみますね。
水パスタの茹で方
水パスタというのは、乾麺のパスタを水に漬けて戻してからゆでるという方法です。
水で戻すとコンパクトな鍋で少量の水で茹でることができ、その分、ガスも節約できるというわけ。
パスタがすっかり浸かる容器にパスタを入れ、かぶるくらいの水をいれておきます。
私はプラ製のパスタ保存容器を水パスタ専用にしていますが、長いものがないときはパスタを半分に折れば小さい容器にも入ります。
3時間後、すっかり水を吸って白くなり、柔らかくなりました。
茹でるときはパスタを漬けていた水を先に鍋に入れ、少々水を足して沸かしてからパスタを入れて茹でます。熱が通ると白かった麺が美味しそうな黄色になります。沸騰したお湯に入れてほんの3分くらいでOK。乾麺から茹でるときの3分の1の時間が目安です。
ただ、非常時には胃腸の調子が良くないこともありますので、少し柔らかめを意識するといいですね。
水漬けパスタの味付けはゆかりふりかけがおすすめ
あとは好きなソースと和えればできあがり。買い置きのソースがあれば簡単です。ただ市販のソースは油っぽくて、疲労しているときや年配の方には重たく感じることもありますね。
そんな非常時におすすめなのがふりかけの「ゆかり」と和えるレシピです。
あっさりした、なじみの味でホッとしますよ。もしバターがあればひとかけ加えてください。なければ他のオイルでもいいのでちょっぴり油分を足すと口当たりがなめらかになります。
以前にインスタグラムに投稿したものをのせておきますね。画像をクリックすると投稿本文が見られるので詳しい作り方を知りたい方はどうぞご覧ください。
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ほかに、お吸い物の「松茸の味」や保存の効く瓶詰めのなめたけで和えるのもおすすめです。
どれも長期保存できるものなので、非常用食料と一緒に入れておくといいですね。
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炒めると水漬けパスタのナポリタンも
水で戻したパスタを茹でずにフライパンで炒める方式でケチャップナポリタンもできます。これだと具を入れるのでちょっと手間が増えますが、材料があるときはいいですね。
詳しい手順は下記の投稿の本文に記載していますので、どうぞご覧ください。
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まとめ・災害に備えておこう
自宅から避難しなくてはならないときには、大量の保存食を持っていくわけにいきません。
でも今は感染症対策のこともあり、ある程度の安全を確保して自宅に留まれる場合はそれも勧められていますね。
そんなときに簡単に作れてバリエーションもある水漬けパスタをおすすめします。いくつか好きな味付けを日頃から考えて非常食セットに加えておくときっと助かりますよ。
この記事のアイデアも参考にしていただければ幸いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました*
来月の食育テーマもお楽しみに。
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