コストコって大容量なので、少人数の家庭だと消費しきれないのでは、と会員になるのをためらっている人は多いかもしれません。
我が家も夫婦二人分しか買わないので、コストコで買う必要はないと思っていたのですが、かれこれ5年ほど会員を続けています。
2人か3人の家庭でも上手に保存さえできればお得!
この記事では、コストコで定番的に売っているお肉のうち、わたしがリピートしているものに絞ってご紹介します。
さくらどり・むねはダントツのお得感と美味しさ
コストコで最もお買い得なお肉として有名なのがさくらどりの胸肉ですね。
さくらどりの胸肉は100g45円前後ですので、イオンやアークス系列のスーパーで買える「道産の若鶏胸肉」のセール時と同じくらい。
冷凍の海外産胸肉だったら100g30円以下になることもあります。
だから「そんなに安くないんじゃないの?」と初めは思っていたのですが・・・
コストコの「さくらどり」は一度も冷凍しないまま真空にして売られています。つまり新鮮。
大抵のスーパーでは冷凍保管しておいたものを解凍してからパック詰めするため、少なからず鮮度が落ちてしまうんですよね。
冷凍のまま売ってくれたらまだいいんですけれど。
一方冷凍で買える海外産鶏肉は激安のことがありますが、サイズをよく見ないと小さく薄っぺらい肉ばかりだったりします。
また以前に衛生面で良くない肉を加工偽装していたニュースを見てから、ちょっと信頼できない気持ちであまり買いたくないんです。
その点でさくらどりの胸肉は、ふっくらしてジューシー、美味しいんですよね。
一度買って食べてみて、解凍でない分、同じ価格帯のスーパーの北海道産鶏肉よりもお得!と思いました。
ちなみに、コストコさくらどりを札幌で買った場合、北海道産の鶏肉になります。
消費用途は鳥ハム
鶏むね肉を何に使うかというと、うちでは鶏ハムにするのが一番多いです。
糖質制限中も鶏ハムは強い味方。
この作り方で作っています。
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買ってきてすぐは、そのままマスタード焼きにしたり、ヒスイ鶏にしてつるんといただいたりもします。
コストコの「マテ茶鶏 もも」は唐揚げ用に
コストコは冷凍庫のほうに行くと、冷凍の「マテ茶鶏」が安く売られています。
2キロ入りで798円だったらさくらどりのモモ肉よりもこちらを選んでしまいます・・・。
(さくらどりのモモ肉は100gあたり100円前後。十分安いのですが)
マテ茶鶏はブラジル産ですが、エサにマテ茶を混ぜて育てている肉で美味しいと評判。
大量の唐揚げを作りたいときに購入します。
でもこの商品は「卸売りスーパー」や業務用食品の「キャロット」などコストコ以外でもよく見かけるので、どちらか安い方で買えばいいと思います。
冷凍鶏肉のサイズのこと
冷凍の鶏肉はみんなそうですが、パッケージにサイズが書いてあります。
この時のマテ茶鶏だと「220-240g」とありますよね。
これは1枚のモモ肉の重さです。
当然数字が大きい方が大きいモモ肉が入っています。
まあ、大きければいいというものではないですが、小さい鶏のモモ肉だと唐揚げにするには厚みが足りないかもしれません。
今回のサイズは小さすぎずちょうどいい感じ。
2キロ入りのパックに9枚入っていました。
豚ロースは自家製ハムづくりにも
コストコの豚肉はいろいろな部位があってどれも安く買えます。
かたまり肉はカナダ産ですね。
そのうち豚ロース肉をよく買います。
この写真の時の「三元豚 肩ロース」は100gあたり85円。
こちらは「豚ロース」で100g当たり72円。激安です。
脂身部分をほとんどカットしてある状態で真空パックになっています。
柔らかくて食べやすいですが、トンカツ用は脂身が少しついていてもう少ししっかりした味わいの「肩ロース」のほうが好評でした。
豚ロースの使い道
固まりの豚ロースはトンカツやポークソテー用に好きな厚さに切っておきます。
また、自家製のハムを作るのにも最適。
好きな味付けでしっとりしたハムができます。
関連記事 簡単自家製ロースハムの作り方|コストコの豚ロースを使ってしっとり
豚バラ肉は自家製パンチェッタやラフテー用
豚バラ肉は6キロ前後のびっくりする大きさで売られているので、買うのをためらう人がほとんどだと思います。
そのためか売り場にも、そんなにたくさんは置いてありません。
でも豚の角煮、けちけちせずたくさん作って食べたいでしょ!
豚の角煮や沖縄料理のラフテーは、下茹でして脂をかなり落とせますので、見た目よりずっとヘルシーなんですよ。
ということでセールのタイミングがあればドーンと購入します。
なんとこの写真のときは、100gあたり79円でした。
よく安売りされているスペイン産豚バラ肉でも140円代、セールで90円程度ですから、コストコの安さがわかりますね。
豚バラ肉は自家製塩豚やパンチェッタにも
豚バラ肉は塩漬けにして「塩豚」や「パンチェッタ」を作ると、熟成して味わい深く変わります。
特に脂身が甘くて美味しいんですよね。
しょっぱいので塩抜きして使いますが、ベーコンやチャーシューの代わりに使えて便利。
保存が長くできるのも嬉しいところです。
豚ヒレ肉はヒレカツ用に
スーパーでは高めの豚ヒレ肉も、コストコでは100gあたり99円です。もう少し安いときもあります。
ヒレ肉は脂肪分がなくて、肉らしい酸味もあるのでうちの夫くんが好きな肉です。
ヒレカツか、コンフィ用に塩コショウして切ってから冷凍しています。
脂がないのでパサつきがちなヒレ肉ですが、ゆっくり火を通すとただ焼いただけでも柔らかしっとりですよ。
関連記事 豚ヒレかたまり肉を柔らかいローストポークに仕上げる低温調理のレシピ関連記事 コールドスタートで肉を焼いてみたら豚ヒレが柔らかくて驚いた話
豚切り落とし(小間切れ)は鍋や豚汁用
コストコの豚小間は切り落としとは思えない厚めにカットされています。
スーパーによってはちっちゃい薄い小間切ればっかりだったりしますが、コストコの場合だとそのまま生姜焼きに使ってもいいくらい。
セールになっていると100gあたり90円を切ります。
この写真の時は89円でした。
豚小間はイオンの火曜市で北海道産の「麦豚」のが100g/88円とかで購入できますので、いつもそれを常備しています。
コストコではセールでクーポンが出ているとき以外は、それより高いのですが、しっかりした厚さを考えると買ってもいいかな。
ラベルを見るとコストコの小間切れ豚も「国産」ですね。
豚小間の消費メニュー
豚小間はどんな料理にも便利で個人的に好きです。
野菜たくさん入れてあとはお豆腐と豚小間で「キムチ鍋」「味噌鍋」「豆乳鍋」などいろいろな鍋が作れます。
鍋って寒い季節の手抜きなのに満足できるメニューナンバーワンですよね。
うちでも出番が多いです。
あとは豚汁にも炒め物にも、味付けして丸めて揚げる「豚ザンギ」にも。
ひき肉(あいびき)はミートソースやミートローフに
コストコではひき肉も安いです。
写真は豚ひき肉で100gあたり69円。 国産とカナダ産の豚肉が混ざっているようです。
赤身80%と書いてあります。
豚ひき肉は北海道産のものが近所のアークスの月1度の「50円均一祭」に並ぶことがよくあって、100gが51円とかで購入できます。
ただひき肉ってどんな部位でも混ぜられるじゃないですか。だから外れだと脂ばっかりという可能性もあります。
それと比べるとコストコのほうが高いのですが、「赤身80%」ということで明記されているので安心。
写真撮り忘れてないですが、ひき肉は合いびき肉のほうが割安感があります。
コストコのあいびきは牛7割、豚3割、そして赤身80%と表記があります。
合いびき肉で100gあたり108円くらいで売っていることが多いです。
スーパーだと100gあたり通常148円くらいなので「ちょっと高いなー、あいびきはあきらめてもう少し安い豚ひき肉にしておくか」となっちゃうんです。
豚ひき肉でも通常は100円から120円ですからね。
それを考えるとコストコの合いびき肉はだいぶお得!
1パック2キロちょっと入っていますので、うちでは1回にまとめ調理がしやすい400gで小分けして冷凍。
ハンバーグ、ミートローフ、あとはミートソースにして使い切ります。
牛ミスジの薄切り はすき焼きや巻物に
コストコの牛肉のうち「ミスジ」は、「チョイス」というグレードで100gあたり238円が通常価格です。
ステーキや焼肉用にカットされていて、牛肉としてはかなりお安い価格!
スーパーだとオージービーフが多いですが300円切ることはないんじゃないでしょうか。
それと比べてもかなり安いですが、コストコの鶏肉、豚肉があまりにも安いので、牛肉にはあまり手が出ません。
けれどもたまにこの牛ミスジ肉が100gあたり208円になることがあります。
そのときは迷わず買い!
牛肉で効率よく鉄分補給
牛肉のいいところは、鉄分が多いところ。
そんなにたくさん食べなくても、鉄分補給ができ、しかも速効性があります。
普段貧血気味で疲れが抜けない私には必要なお肉なんです。
いつもステーキ用の分厚いのと、焼肉用の少し薄切りのしかなかったのですが、最近「すき焼き用」というのが並んでいます。
すき焼き用でもペラペラじゃないんですよ、しっかり食べごたえのある切り方はさすがコストコですね。
細く切って青椒肉絲用にしても大丈夫なくらいの厚みはあります。
あと肉巻きおにぎりとか、肉巻き野菜など、お弁当用おかずやおつまみ用の料理にも便利。
リピートはしないお肉たちもある
ここまでお気に入りのコストコの肉を挙げてきましたが、失敗したなというものもあります。
スパイラルハムはしょっぱい
これはすごい大きさのハム、豚の太ももの形がわかるような固まりですが、薄く切込みが入っているので分けるのは難しくはありません。
ただ、かなりしょっぱかった!
値段は100gあたり110円と高くはないのでチャーハン用やサンドイッチ用にあってもいいけど、リピートはないかな。
さくらどり・手羽もとはかさばるので冷凍不向き
さくらどりにはいろいろな部位があり、手羽元を買ったことがあります。
手羽元は100gあたり56円で、スーパーの普段の値段よりちょっと安いくらい。
手羽元は圧力鍋で煮込んだり、唐揚げにするのが気に入っていますが、すぐ使う予定があるときしか買いません。
なぜかというと、骨がついている分かさばるんです。
冷凍庫に入りきらなくなってしまう危険が・・・。
味はもちろん美味しいですよ。
コストコ「生ソーセージ」は皮が固い
そのほか写真がどこか行ってしまいましたが、太くて大きい「生ソーセージ」という商品があります。
バーベキューなんかではインスタ映えするゴージャスなソーセージ。
100gあたり137円ほどなので、高くはないです。
ただ、これもかなりしょっぱい!
そして皮がしっかりしているので、噛み切りにくいのです。
ソーセージが大きいだけに、噛み切りにくいと肉汁を飛び散らせてしまうことになり、なかなか食べずらかったです。
これは煮込み料理などにいれるか、ぶつ切りにしてソテーするなどしたほうが美味しく食べられそう。
どちらにしてもうちではリピートはなさそうです。
コストコでお得な肉のまとめ
夫婦ふたりの買い物でも買いたくなるくらい安いコストコのお肉を紹介しました。
安い分、大量です。
冷凍庫のスペースはしっかり確保する必要があります。
我が家でも一度に買っても入りきらないので、1か月半に1回ペースで買いに行き、肉は3種類までが限界。
小分けして冷凍する分と、塩漬けなどで冷蔵庫のチルド室で保管できる分、今日明日中にまとめて調理してしまう分とで考えて、買う量を決めます。
帰ってきたらすぐ小分けや仕込みをするのは大変ですが、とても割安なのでおすすめです。
私はとりあえずクーラーボックスに入れておいて、ご飯を食べたり台所を片付けたりしてから、ゆっくり肉の仕込みをすることにしています。
北海道道央地区の地元スーパーの価格と比較しています。
北海道お住まいの方はぜひご覧ください。