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行者ニンニクの下ごしらえ方法とおすすめレシピ|大量処理に便利な裏技を教えちゃいます

北海道の春の山菜採りと言えば行者ニンニク!
北海道では「アイヌネギ」とも言います。
「ヒトピロ」「キトピロ」「山蒜(やまびる)」と呼ばれているのと同じ山菜です。

我が家の庭にも少しだけ生えてきますが、今年は4/21に山まで採りに行ってきました。

ギョウジャニンニクの下ごしらえのやり方を裏技含めてご紹介しますね。

行者ニンニクの下処理方法・はかまの取り方の裏技!


わたしが採りに行ったあたり(白老付近)ではちょっとだけ時期が遅くて、行者ニンニクの葉が開いてしまっていましたが、まだ柔らかく食べられます。
持ち帰ってきたら、何本あるか数えながら10本ずつ輪ゴムで束ねて揃えておくと、このあとの処理がやりやすいのでおすすめ。


まずは土などの汚れを水洗いし、根元の赤い部分(はかまと薄皮)を取り除きます。
1本ずつ取るのは結構大変ですが、取り除いたほうが食感がいい。
それにはかまと下の茎の間に土が入り込んでいることがあるので、やはりきれいに取ったほうがいいですね。
はかま部分と赤い薄皮を取り除くと、真っ白な茎が出てきます。

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ここが甘くて美味しいのです。

赤い薄皮は、柔らかいうちは食べられますので面倒なら全部はがさなくてもいいかも。

でもはかまも薄皮も一緒にするっと全部むける方法があります。

はかまが断然とりやすくなる裏技はこれ


ここで裏技があります。
茹でて食べる場合に使える裏技。

まず汚れた根元だけさっと洗います。はがれかけたはかまがあれば取り除きます。

あとは赤い薄皮をつけたまま茹でてしまうんです。
茹でてから剥くと薄皮は簡単にとれます。

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ちなみに茹で時間は沸騰したお湯に入れて2分ほど。
茹ですぎ注意です。


茹でてから水にとり、ここで1本ずつ残っているはかまと薄皮を取ります。
親指と人差し指でつまんで下に向かって滑らせるだけで、するっと簡単に剥くことができます。
赤い薄皮の下にあるぬめりのある透明な薄皮も一緒に取り除いてください。

この方法は以前に勤めていた飲食店で教わったやり方。
注文を受けてから茹でるので、できるだけ早くお客さんにお出しするためにはこの方法が一番簡単で速かったです。

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これで行者ニンニクの下ごしらえは終わり。
次はおいしい食べ方を紹介します。




行者ニンニクの美味しい食べ方

行者ニンニクはニンニクと似た強烈なにおいがクセになります。

食べ方はいろいろありますが、北海道では味付きジンギスカンと一緒に炒めるのもポピュラー。洗って汚れを落としたら、食べやすい大きさに切って生のまま炒めます。

バーベキューで、軽く炙ってシャキシャキのまま食べる方法もあります。焦げないように注意が必要ですけど、うまくできれば行者ニンニクの甘さが引き出されて美味しい!


あとはさっとゆでたものをお浸しとして食べるのが一番簡単。
太く育った行者ニンニクの茎は、コリッとして甘く最高ですね。
これは昨年の自宅の行者ニンニクです。
このときは赤い部分を残したままですね。硬くはなく、甘くて美味しかった記憶が。

その時の記事はこちら。
「ウドと行者ニンニク収穫 4/24(お庭の山菜)」

行者ニンニクの天ぷらがおすすめ


一番のおすすめは天ぷらです。
そのまま揚げると長すぎて食べにくいので、葉の先の方はカットしてから衣をつけるといいと思います。
薄めの衣でサクッと。
天つゆではなく、塩か、お醤油をほんの少し垂らすくらいでニンニク風味を味わうのが美味しいです。
カットした葉の先は、かき揚げにすると無駄なし。今回はエリンギと一緒にかき揚げにしてみたら、食べごたえがあって気に入りました。

行者ニンニクの醤油漬けなら保存がきく


すぐ食べないときは、茹でたものを醤油漬けにしておくと数日保存できます。
個人的には醤油だと濃すぎるので、2倍濃縮の麺つゆが食べやすいですね。
ジップ袋に1回分ずつ入れて、麺つゆを原液のまま注ぎ入れ、空気を抜いて口を閉めます。

食べるときはつゆを軽くきり、3cmか4cmに切ってそのままいただきます。
長期保存したいときは、この袋のまま冷凍庫へ。
自然解凍してから食べますが、根元の方はそのままで酒のつまみに。
葉の方は細かく刻んでチャーハンに使うと美味しいです。

長期保存の醤油漬け

長期保存するなら、瓶に行者ニンニクを入れ、すっかり浸るように生醤油を注ぎます。
1年くらい平気で保存できます。しっかり漬かって飴色になった茎部分がまたおつまみやご飯のおともにぴったりなんですよね。
そして醤油には行者ニンニクエキスが染み出しますので、炒め物やラーメンスープに足すと美味しい醤油になります。

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最後に、山に行者ニンニクを採りに行くときのポイントもご紹介します。
 



行者ニンニクの採り方ポイント


今回ギョウジャニンニクを採りに入った山では、日当たりの良い斜面にたくさん生えていました。
ただし、茎が細いものや葉が1,2枚しかないものは採りません。

この株はまだ小さいもの。
葉が一重しかないので、そっとしておいたほうがいいですね。

行者ニンニクは成長が遅く、食べごろの太さになるまでに4,5年はかかるそう。
細いものには手を出さずに、数年放置しておかなければなりません。

また、いい太さのを見つけても全部採らず、同じ株の半分ほどは残しておくようにします。
そうすれば、また来年採ることができます。

行者ニンニクの特徴は、根元が赤いこと。
赤い茎とニンニクの臭いが行者ニンニクを見分けるポイントです。
赤い色が薄い場合もあるので、迷ったら1本折って臭いをかいでみるとすぐわかります。

間違いなく行者ニンニクだったら、生え際からハサミかナイフでカットして採ります。

まとめ

行者ニンニクの下ごしらえは赤いはかま部分を取り除くこと。
茹でる場合は2分ほど。茹ですぎないのがコツです。
天ぷらやおひたし、醤油漬けなどいろいろなレシピで春の味を楽しみましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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「うるい(ギボウシ)レシピ!天ぷらにもスープにも食べ方はたくさん」
「根曲竹のタケノコ狩りに行ってきた 5/19 保存方法の失敗例」
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