毎年6月ごろ、庭のチャイブの花が咲きます。
ピンクで丸くて可愛い花なのですが、この花を使ってハーブビネガーが作れると知ったので早速作ってみました。
作り方と味をご紹介します。
チャイブビネガーはハーブ好きの間では有名らしい
私は最近知ったのですが、チャイブの花で作る「チャイブビネガー」はハーブを育てる人の間では定番らしいです。
ピンク色のきれいな酢ができるとのこと。
ねぎの香りがついて、ドレッシング用にできるそうです。
いままでうちでは、チャイブの花のつぼみがつくと観賞用の一部を除いてカットしてしまっていました。
なぜなら、花が咲いてしまうとチャイブの葉が固くごわごわしてくるから。
細ねぎのかわりにチャイブを愛用している私としては、ごわごわ固いチャイブなんて食べたくないわけで。
でもチャイブの花は可愛いので好きです。
鑑賞するだけでなく利用価値があるのであればいいかもしれない。
ということで今年は、いつもより多めにつぼみを残して咲かせてみました。
チャイブビネガーの作り方:リンゴ酢バージョン
ではチャイブビネガーを作ってみましょう。
・リンゴ酢‥‥‥300㏄
・空き瓶
チャイブビネガーに使う酢は普通の米酢でもりんご酢でも、好きなものでOK。
ただ我が家では買い置きがあったのと、少しマイルドな味にしたかったのでりんご酢にしました。
チャイブの花が完全に浸かるくらいの量のお酢を用意します。

チャイブビネガーの作り方は簡単です。
酢にチャイブの花を漬けて1週間ほどおきます。
酢に花のピンク色が移ったらできあがり。
保存の際は花を取り出しておきます。
わたしの失敗談
普通はチャイブの花だけを瓶に入れて、そこに酢を注ぐのが一般的だと思うのですが、私は茎ごと保存瓶に突っ込んで作りました。
これはあとから花を取り出さなくてはいけないなら、茎付きの方が取り出しやすいのでは?と思ったから。
ただ、作ってみて分かったことは、この方法だと瓶のサイズも大きくなってしまうし酢が大量に必要になるということです。
私が実際に作った分量は、上記で載せた分量の約3倍になってしまいました。
だからおすすめはしません・・・。
普通に花だけを切って瓶に入れたほうがいいと思います。
チャイブビネガーの味は?
我が家でも1週間ほどたっってみるとだいぶ色が濃くなった感じ。
花を取り出してできあがりとしました。
白い小皿に出してみると、薄いピンクでいい感じ。
でも花の方も色が抜けて真っ白という感じではないですね。
もう少し漬けておいてもいいのかもしれません。
さて、ペロッとなめてみると、「お、ネギの風味。」
ほのかにねぎの香りが移っています。
今回リンゴ酢で作ったので、若干の甘みもあります。
色は可愛いけれど、ネギの香りがするので「お酢ドリンク」には向いていないですね。
やっぱりドレッシングにするのが良さそうです。
チャイブビネガーを餃子につけてみた
まず何に使おうかな、と迷った挙句、まずはそのままチャイブ酢の味を味わってみるために餃子につけてみました。
ねぎの香りがするといってもほんのりなので、パンチはないですね。
そしてここに醤油などを混ぜてしまったら、もうきれいなピンク色は見えなくなってしまいますから、あえてチャイブビネガーを使う意味もなくなってしまうような・・・・。
でも揚げ餃子につけて食べるのはとても気に入りました!
普通の酢をつけるよりやはり風味があるし、さっぱりするのでいくらでも食べられます。
チャイブビネガーの使い方レシピをいろいろ考えてみた
初めてなのに大量にチャイブビネガーを作ってしまった私。
どうやったら使い切れるか、いろいろなレシピを考えてみました。
チャイブビネガーで作るドレッシング
やっぱりまずはドレッシングですよね。
フレンチドレッシングの要領で、分量を考えました。
2人分くらいのサラダに使う分量です。
・オリーブオイル大さじ4
・刻んだチャイブの葉 少々
・塩 ひとつまみ
・塩コショウ ひとふり
・砂糖 ひとつまみ
※リンゴ酢で作ったチャイブビネガーならお砂糖はなくていいと思います。
瓶に入れてシャカシャカ振るのでも良いです。
白っぽく乳化したらできあがり。
チャイブビネガーをすし酢代わりに使う
チャイブビネガーをすし酢の代わりに使うのも美味しかったです。
特に、玄米ご飯に使うのがおすすめ!
わたしも玄米ご飯でやってみたのですが、普通のすし酢だとどうしても玄米臭さが気になっちゃうところ、チャイブビネガーだと大丈夫でした。
具はサーモンとたくさんの玉ねぎスライスや野菜を載せて「サラダ寿司」みたいにするのが、すごく合うと思いますよ。
「納豆巻き」もしてみたんですが、なかなか良かったです。
ちょっと甘めのすし酢になります。
・チャイブビネガー 100㏄
・砂糖 大さじ4
・塩 小さじ2
急ぐときは耐熱の容器に入れて電子レンジで30秒加熱してから混ぜると、すぐ溶けます。
加熱すると酢もまろやかになるのでおすすめ。
チャイブビネガーのカツオのたたきのタレの作り方
ポン酢やニンニク醤油で食べることが多い「鰹のたたき」ですが、チャイブビネガーで作るタレもとても合います。
ちょっと甘めのタレです。
カツオのたたき約2人分の分量になります。
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ2
・チャイブを刻んだもの 好きなだけ
青じそ、スライス玉ねぎと一緒に盛り付けます。
チャイブの花も使えます
チャイブの花は「エディブルフラワー」つまり食べられる花としても活用できます。
だからチャイブビネガーを作ってから取り出した花も、余さず使うのがおすすめです。
花びら部分をちぎってバラバラにし、チャイブビネガーで作ったちらし寿司に散らしたり、サラダに混ぜたりして使うことができます。
個人的にはポテトサラダに混ぜるのが美味しいと思います。
まとめ
ほのかにねぎの香りがする「チャイブビネガー」の作り方と使い方をご紹介しました。
ちょっと作りすぎてしまった我が家のチャイブビネガーも、使いきれそうです。
チャイブは「蝦夷ねぎ」とも呼ばれていて、北海道の気候ではとても育てやすいハーブ。
チャイブにはミネラルやビタミンも多いので、これからは初夏の楽しみとしてチャイブビネガーを作っていこうと思っています。
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