本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

大根の葉のすごい栄養と下ごしらえ・使い切りレシピ|小松菜と比較 


家庭菜園で大根を作ったら、葉も食べるお楽しみのひとつですね。
自分で作った無農薬大根の葉なんて、なかなか貴重ですよ~。余さず食べ尽くしたい!

大根の葉は小松菜より栄養がある?!

わたしも調べてわかったのですが、大根の葉はものすごく栄養があるんですね。小松菜やほうれん草を買うくらいなら、大根の葉食べて!と言えるくらい、緑黄色野菜として優れた栄養があります。

例えば小松菜と比較すると、ほぼすべての栄養素が上回っているんです。

注目したいのはカルシウムと鉄分。カッコ内は小松菜です。
カルシウム260㎎(170)
・マグネシウム22㎎(12)
鉄3.1㎎(2.8)

さらにカロテンや、ビタミンEもかなり上ですね。
カロテン 3900μg(3100)
ビタミンE 3.9㎎(1.0)
・ビタミンK 270μg(210)
・ビタミンC 53㎎(39)

ほうれん草と比べても、カロテンの量こそ負けるものの(ほうれん草は4200μg)、その他は鉄分にしろ、ビタミンCにしろ、大根の葉のほうが栄養価が高いのです。
(数値はすべて、「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」からです。)

racss
大根葉すごすぎる!これは食べないといけませんね。

大根の葉のゴワゴワをなんとかするには茹でるのが一番


私がこの数年育てているのはミニ大根なので、葉が大きすぎて困るということはないのです。でも時々、家庭菜園の師匠・お義父さんから届く大根の葉は、すごく大きいです。茎の1本1本が太くて、葉もチクチクします(涙)
固くてゴワゴワするから、これを食べるの大変そう、と思ってしまいますが、大丈夫。さっと茹でるとくったりしてカサも減り、美味しそうな食材に変身します。
先にしっかり洗って土と虫などを除去しておくのを忘れずに。大きすぎる大根葉は外の水道か、お風呂場へ持っていって、バケツでじゃぶじゃぶゆすり洗いすると楽です。

数分茹でるだけでいい

きれいになったら茹でます。沸騰したお湯に根本の方から先に入れて、30秒くらい鍋からはみ出た葉先を手でもったまま茹でます。根本に火が通って少し柔らかくなると、はみ出た葉先も全部お湯に浸かるように入れて、そこから1,2分茹でたらもう大丈夫。

お湯から冷水に出してさましてから、少しの間水にさらしておくとアク抜きも完璧です。残っていた土やゴミがあっても、このときにきれいにできます。
茹でることで大根独特の匂いも和らぐし、えぐみみたいなものがあったとしても水に流れてくれます。茹でると栄養価が多少は減りますが、扱いやすくなるのでわたしは茹でるのが気に入っています。
あんなにかさばっていた大根の葉も、軽く茹でるだけで小さくなります。

たっぷりのお湯で茹でよう

ちなみに、私は大量に茹でるときはパスタ鍋を使っています。深さがあって大根の葉のような大きなものも入れやすい!火を通すだけならフライパンなど浅い鍋でもいいですが、茹でることでアク抜きもしたい場合は必ずたっぷりのお湯を使いましょう^^

水を大量に使うのがもったいない、と思うかもしれませんが、他に茹でるものがあるときは同時に茹でたり、アクの少ないものから順番に茹でたりしてお湯を使い回すこともできます。

大根の葉には微量のシュウ酸が含まれているので、茹で汁にシュウ酸が溶け出します。シュウ酸は金属磨きには最適ですから、茹で汁をシンク洗いや鍋磨きに活用してから捨てれば無駄なしですよ~。

ただ大根の葉が手に入ったその日が勝負!しおれないうちによく洗って茹でてしまいます。そこまでやれば、冷蔵庫で数日置いても大丈夫。あとはゆっくりと使い道を考えます。

茹でた大根の葉は絞って刻むと使いやすい


水気をしっかり絞ってから、5mmくらいに細かく刻んで、下ごしらえ完了。
わたしは刻んでからもう一度ギュッとしぼっています(冷凍用)。

このまま冷凍して好きなときに味噌汁の具にしてもいいし、ご飯のおともになるように「ふりかけ」を作ってもいい。
うちではこの刻んだ大根葉を使って、いくつかのパターンで食べています。

ごま油としらすがポイントの塩味ふりかけ


フライパンで乾煎りするように大根葉としらすを炒め、少しの塩と砂糖で味付けします。最後に胡麻油を垂らして香り付け。

ひき肉入り甘辛炒め(醤油味)


サラダ油でひき肉を炒めてから、刻んだ大根の葉を入れます。お醤油と砂糖を加えて水分がなくなるまで炒めます。最後に七味をパラパラするのも好きです。

肉入りにんにく味(チャーハンのもと)


ひき肉をこんがりと焼き付けるようにしてじっくり火を通し、にんにくのすりおろしと塩コショウで味付けします。そこに刻んだ大根葉を入れて炒め合わせ、パラパラになったらできあがり。最近にんにく麹を作っているのでそれを使うと旨味アップ。
チャーハンを作るときに混ぜるとウマウマです。

余った鶏皮で作るパターンもあり。インスタグラムに載せています。

なんちゃって高菜漬け(甘酸っぱい味)


こちらは刻んだ大根葉に、簡単高菜漬けのレシピで漬け汁を作ってかけておいたもの。
醤油、砂糖がそれぞれ大さじ1,酢が大さじ2 この割合で混ぜた漬け汁です。
ちょっと甘めだけど食べやすい味。

空気を抜いて数日置いておくと、なんちゃって高菜漬けになります。高菜チャーハンや、とんこつラーメンに載せたり、じゃがいもサラダに混ぜたりも美味しいんですよ~
冷蔵庫で保存して、少し発酵してきてからのも美味しいです。
以前に刻まない大根の葉で作ったときもあり、うまく漬かったのですが、食べるときに刻むのが面倒だったので最初から刻んである大根葉で作ることにしました。

青み用に冷凍

量が少ないときは冷凍しています。チャーハンのネギが足りないときに青みとして代用したり、お味噌汁に散らしたりするのに便利です。
このまえ、油揚げと一緒に同じ袋に入れて冷凍しておいた「お味噌汁セット」もよかったですね。

大根葉の栄養と使い切り まとめ

大根の葉は無駄なく食べて、栄養を摂り入れたいですね。なかなか葉がついた大根は売られていませんが、直売所だとときどきあります。

農薬を使っているから葉を食べるのはおすすめしない、という農家さんの声を聞いたので、なんでも安全というわけではないですよね。安全な大根の葉を食べたいなら、やっぱり自分で大根を育てるのが一番ですね。

大根の葉っぱだけ大きくなって根はほとんど大きくならない「葉大根」っていうのもあります。
大根そんなにいらないよ、とかスペースがないよ、という場合はプランターでもできるミニ大根がおすすめ。
葉がおいしいミニ大根は雪印種苗の「葉根っこ」か「小太りくん」がおすすめです。わたしも次のシーズンはこのどちらか育てようと思っています。

YAHOO!ニュースエキスパートに掲載した、ミニ大根の記事もよかったら見に行ってくださいませ!

最後までご覧いただきありがとうございました*

タイトルとURLをコピーしました