本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

クマザサ茶の作り方|クセがなくて美味しい野草茶ができました|お庭の野草レシピ


うちの裏庭に、クマザサが増えてきました。
強い根ではびこるクマザサはあんまり増えると困るところですが、実はこれ、栄養たっぷりの野草なんです。
ただ伐採するのももったいないので、整理を兼ねて体に良い野草茶を作ることにしました。この記事では、その様子を紹介しますね。

クマザサ茶とは


北海道でどこでも見かけるクマザサ。古い葉は葉のフチが白くなるので「隈取り」されているようだというところから「隈笹」という名前がついています。
だから本当は「熊」笹じゃないんですよね。
でも北海道の熊はクマザサの新芽も喜んで食べるみたいなので、そのイメージもあって「熊笹」と言いたくなっちゃいます。

抗菌作用ありのクマザサ

さて笹の葉はお料理やお菓子を包むのに昔から使われていて、抗菌作用があることでも知られています。笹団子とか有名ですね。
その抗菌作用とも関係しますが、クマザサの葉緑素やササ多糖体などの成分は抗酸化作用や抗炎症作用があるということで、野草茶としても定番の人気があります。
免疫力アップや鼻・のどの不調にもいいということで飲む人も多いようです。

そう考えると、クマザサはありがたい薬草なんですね。
庭ではやっかいな雑草だけど、薬草が庭で採れるなんて最高じゃないでしょうか。
しかも作り方が簡単な上に、味のクセもほとんどありません。これは毎日の水分補給に活用したいところです。

フキ栽培エリアまで伸びてきたクマザサ。

うちでは裏庭にクマザサがあって、6月ごろから新芽を見るように。放置していたら7月末にはだいぶ茂ってきましたのでカットしました。伸び過ぎの箇所は涼しくなったら根から撤去する予定です。

このたくさん切ったクマザサの葉でお茶を作ります。

クマザサ茶の作り方手順

若い葉を採取する


お茶にする葉は、今年のびてきた縁取りのない若い葉のほうが良いです。(縁取りのある葉は昨年の葉です)
まず葉を一枚ずつきれいに洗います。

しっかり乾燥させる


干し網などに並べ、しっかり乾燥させます。ササの若い葉はすぐに丸まってしまい、完全に乾かすのに時間がかかってしまうので、細かくカットしてから干すほうが早く乾燥します。

今回は洗浄後、風の通る屋外で乾かし、その後、日中高温になるサンルームで完全に乾かしました。ちょうど猛暑の時期だったので、カットせずまるごと干していても3日もあればカラカラになりました。

細かく刻む


乾いた笹の葉をハサミでカットしていきます。大きなビニールの中でやると周りに飛び散らず簡単です。


全てカットできました。このまま保管するときは乾燥剤をのせてビニールの口を閉じておけばオーケー。

保管する


うちではこんなアルミパックに小分けをしました。ちょうど3袋にパンパンにできました。
袋の中には乾燥剤を一ついれています。


使っているのはダイソーで見つけた、再利用できる乾燥剤です。中にはいっているシリカゲルの色付きの玉がピンクになったら、電子レンジで乾燥させて再利用するというもの。
大きさもほどよくて便利です。

たくさん使う場合はアマゾンでお取り寄せのほうが便利かな?

煮出してお茶にする

笹の葉茶
早速、やかんで煮出してみます。
クマザサ茶自体は、冬の間市販のものを飲んでいたので味を知っているのですが、自分で作ったものの味はどうなのか、気になりますね。

野草茶の成分をしっかり出すには、10分くらい沸かすといいそう。
水から入れておいて、沸いたら弱火にしてコトコト煮出しました。

自家製クマザサ茶の味は?

クマザサ茶色は薄いグリーンですね。あのササの爽やかな香りが残っています。
苦味やえぐみが全然ありません。むしろ甘みのような味を感じます。
市販のクマザサ茶と変わらず、美味しい!あえて言うならこちらのほうが青い香りがするかな?

香ばしさを出したい場合は、フライパンで乾煎りするといいです。乾燥しきれていない場合も乾煎りすると完全になるのでいいですね。
今回は煎らなかったけれど、香ばしいのも飲んでみたいな。

野草茶に便利なおすすめやかん


わたしが使っているのは、濾し網付きのやかんです。これまでは不織布でできたティーパックに詰めて煮出していたのですが、網付きならもっと気軽に野草茶が煮出せます。

今使っているステンレスのやかん。
適正容量は800mlで小さめなんですが、1日無理なく飲めるぶんが作れるので気に入っています。ストーブにのせるにもいいサイズで、冬はスパイスを入れてチャイを沸かすのに活躍させています。

薬草やハーブを煮出すのには金属よりも陶器のやかんがいいとか、ガラスがいいとか言われるんですけども、こだわるときりがないのです。

でもステンレスは軽くて割れなくてお手入れがかんたん!
そしてうちの場合大事なこととして、IHコンロで使えるものが必要なので、やっぱりステンレスのやかんになりました。

このやかんで朝一番にクマザサ茶を沸かして、冷ましておきます。冷たくしてゴクゴク飲むのも美味しい。
その日の気分で、桑の葉茶を混ぜたり(桑の葉茶の作り方はまた今度)、ルイボスティーを混ぜたりしてオリジナルのブレンド野草茶にするのも楽しんでいます。(上の写真はグリーンルイボスとミックスしたもの。色は薄茶になります。)
これで体調キープもできたらなおいいですね。

熱湯を入れても大丈夫なタケヤの冷水筒が活躍中。

まとめ

クマザサ茶は乾燥させてから煮出すだけと簡単ですが、薬草効果のある美味しいお茶になります。
お庭にクマザサが伸びてきて困る場合は、ぜひ整理したものを捨てずに活用してみてください。クセがなく飲みやすいお茶になります。

最後までご覧いただきありがとうございました*

他の野草レシピはこちら。

タイトルとURLをコピーしました