「食育インストラクター」はその名の通り、食育を広く伝える人になりたいと思っている人にオススメの資格です。
通信教育の「がくぶん」にも『食育インストラクター養成講座』があります。
ただし、いくつか知っておきたい点があるので、ちょっぴり辛口ですがまとめてみました。
今は専業主婦だけど得意の料理を生かしてなにか始めたい!と考えて「食育インストラクター」に興味を持った方なら、きっと参考になると思います。
ぜひ最後までお読みくださいね*
通信でとれる食育インストラクターとは
「NPO日本教育食育インストラクター協会」が認定するこの資格が目指すところは、食育の指導者となることです。
通信教育のがくぶんでも食育インストラクターの資格がとれることになっているのですが・・・
このコースでは、「食育の3本柱や基礎知識を学び、問題意識を持ち日々の生活に活かすことができる」人を育てることが目的です。
食育インストラクターには通信教育のがくぶんでとれる「プライマリー資格」の他に、4級から1級までがあるんですね。
ということは・・・
基本的には上位資格の3級で身の回りの人に伝えられるレベルになります。
さらに2級以上の資格を持っている人が食育の指導者として活躍できるだけの知識と技術があると認定されていることになります。
参考:公式サイト 「取得『資格』について」
もちろん、プライマリーでも「食育インストラクター」と名乗ることができますから、学んだことを生かして自分で食育を実践し、その効果を家族やこどもたち、お友達ママに知ってもらうことは可能。
ただ、この資格を「再就職に活かす」「自宅料理サロンを開講するために活かす」といった目的なら、これだけではちょっと無理があります。
もし仕事に活かしたいという希望があるなら、さらに上位の食育インストラクター資格をとることや、食にまつわる国家資格を所持すること(栄養士、管理栄養士、調理師、または食育と関係のある保育士や介護福祉士、小中学校教諭など)が必要になってくるでしょう。
がくぶんの食育インストラクター(プライマリー)があると有利に
とはいえ、通信教育のがくぶんでとれる「食育インストラクター(プライマリーコース)」にも大きなメリットがあります。
詳しくは別記事でまとめていますが、このプライマリー資格を取っておくと、上位資格に進む際にかなり有利になるんです。
関連記事 食育インストラクター3級を目指す5つの方法と最も有利な順番とは
「プライマリー」は英語で「Primary」=基本的な、初歩的な という意味があります。
食育インストラクターのプライマリーコースで学ぶ内容が上位の資格の基礎になると考えると、食育の非常に重要な部分を学べるコースです。
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自分が学びたいだけなんだけど・・・という場合は
「上位資格をとって教える側に進みたい」とまで考えていない人の場合、家庭で活かすためであれば、食育インストラクター(プライマリー)の他にも通信教育で学べる食育資格があります。
資料請求するなどしてよく比較してみて、自分に合ったものを選ぶといいと思います。
ユーキャン ユーキャンの食育実践プランナー講座
その他の食育の通信資格を合わせて比較した記事がありますので、良かったらそちらも参考にしてください。
食育インストラクター資格ができた理由
ここからは食育インストラクターについてもう少し深堀りしてみますね。
「食育インストラクター」は特定非営利活動法人である「NPO日本食育インストラクター協会」が認定する資格です。
この協会は平成18年9月に内閣府より「特定非営利活動法人」として認証されスタートしています。
「全国料理学校協会」が母体となっている団体です。
ですので、食育インストラクターの上位資格を取る際は、指定の料理学校等に通って学ぶという方法が一部取られています。
確かに料理技術のほとんどない人が「食育資格持っています」と言っても説得力がありませんので、料理学校または料理教室を通じて養成するというのは良いですよね。
協会設立の目的は・・・
食育インストラクター協会の設立の目的について、このように書かれています。
食育基本法の理念に基づき、全ての人々に対して、食育を通じ生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むことを図るため、
人々が健康で安心な食生活を営む為に広く社会に役立つ「食育インストラクター」を育成する事業を行い、
食育の推進に関する活動をもって、健全な食生活の向上による健康増進に寄与することを目的とする。
(公式サイトより引用)
「NPO日本食育インストラクター協会」理事長があの服部学園校長の服部幸應先生です。
この数十年は「食育」に非常に力を入れて活動されています。
そもそも「食育」とは?
平成17年(2005年)に制定された「食育基本法」に基づく取り組みです。
- 食の安心・安全
- 健康に良い食べ方
- 家族の団らんのなかで子どもたちに食のマナーや伝承をしていく
- 食糧問題や環境問題
- 地産地消や生産者とのつながり
などなど、とても広い分野が含まれます。
親や大人は自分を「食育」するところから始めるべき
子どもたちの健康を守り、食べ物のことや栄養のこと、マナーを教えていくためには、お母さんや周りの大人たちがしっかりした知識と信念を持っていなければいけないでしょう。
たとえば、「食事のときはこれはやっちゃだめ」とか「好きなものだけ食べていては大きくなれないよ」なんて、自分も親や先生から言われたことがありますよね。
でもそれだけではあまりに漠然としていたり、深い理由までは教えてもらえなかったりということも多いのではないでしょうか。
まずは大人がしっかり食について学ぶこと、つまり自分を「食育」することから始める必要があります。
何かしら勉強をすることは今の時代必須ですね。
食育の勉強をする方法と費用を比較
食育の勉強をしたい、と思っても主婦であればかかる費用を家計から出さなくてはいけませんよね。
だからできればお金がかからないほうがありがたい。
費用の面から比較してみます。
食育関連の本で独学する
1冊1000円前後から
食育に役立つ本はたくさんあります。「簡単料理レシピ」の本ばかり読むのをやめて、食育にまつわる本も読んでみると毎日の料理への意識が変わってくるかも。
ただ、1冊読んだだけでは足りないので、せめて数冊は合わせて読むことになるでしょう。
どんな本を選ぶかによって知識が偏ってしまう可能性もあります。
また難しくておもしろくない・・・なんて本も困りますよね。
まずは入り口としておすすめ本はこちら▼
料理教室で学ぶ
お料理スクール、料理学校で学ぶと調理技術も確実に学べるメリットがあります。
金額はその教室により変わりますが、月2回から4回ペースで通って月謝を払うことになります。
半年通うとしたら少なくとも6万円以上は見ておきましょう。
例:入会金8000円と月謝8000円~材料・テキスト代別 など
お料理スクールでは経験ある料理人や先生に教えてもらえます。
調理技術やレシピと一緒に栄養のことや食の知識を学べて、楽しい雰囲気で実戦的な内容を教えてもらえるのがいいところ。
もちろん、先生によって得意分野が違いますし、レシピばかりで「食育」のことは断片的にしか学べない場合もあります。
食育インストラクター協会の推進校に指定されている教室なら、確実に食育の講習も盛り込んだ内容になっているので安心です。推進校一覧
推進校では食育インストラクター4級、3級の養成コースがありますので、資格取得につなげたい人におすすめ。
ただ、毎月通うのが大変だったり、長く続けるには月謝が負担になってくることも。
通信講座で学ぶ
食育の通信教育はいくつかありますが、どれも4万円弱の講座料金となっています。
6ヶ月が学習期間の目安ですが、課題の提出を早く行って2ヶ月程度で終えることも可能。自分のペースで学べます。
例:食育インストラクター(がくぶん)39900円
通信教育のメリットは、テキストが充実していることや、一人でも学びやすい工夫がされていることです。
課題の提出でアドバイスをもらえるのも励みになります。
修了後、食育にまつわる「資格」として認定証が発行されるのも頑張った証になるので嬉しいですね。(認定証発行には別途手数料が必要)
自分で時間をやりくりして勉強できる人におすすめです。
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まとめ
食育インストラクターの資格に興味を持っている人のために、通信教育で学べる食育インストラクター(プライマリーコース)について解説しました。
上位資格へ進んで将来的には教える立場で活動したいなら、この食育インストラクターのプライマリー資格をステップにするのも良いと思います。
食育の知識を深めたいだけなら、本で独学してもいいし、他の通信講座もいくつかあるので比較して選んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました*
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