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真鱈の子で自家製たらこ|簡単塩漬けの作り方・たっぷり使えます

タラコパスタを作るためだけにタラコを買うのってすごく贅沢ですよね。
だって美味しいタラコがあったら白いご飯と食べたくなっちゃうでしょ。
パスタにするのはもったいないと思ってしまいます。

それが、大きな真鱈(まだら)の子を使えば激安でたっぷりのタラコパスタが作れます。
この記事では、真鱈の子に塩をまぶして数日寝かせる簡単な「塩漬け」のやり方を紹介しますね。

真鱈の子は北海道のスーパーでよく見かけます


このちょっとグロテスクなのが真鱈の卵巣です。
いつものタラコはスケソウダラの子で、大きくても10cmくらいですよね。
それが真鱈だと20cmから30cm以上の大きい卵巣で、でっぷりとしています。

この写真のはまだ小さい方ですね。
半分は「こんにゃくの子和え」にし、残りはタラコパスタや焼きタラコ用に塩漬けにするのがうちの定番です。
こんにゃくの子和えの作り方はこちらの記事で載せています。
関連記事 糖質オフの作り置きおかず5種|子和えやゆで豚など低糖質時短レシピを紹介します

冬になると「真だち(真鱈の白子)」と共に「真鱈子」が魚売り場に並びます。
真だちは結構高いけれど、真鱈子のほうは安いときで100g当たり60円くらいになるので、とてもお買い得!
スケソウダラの子で作るタラコと比べて、ほんのり苦みがあるときもありますが、味をつけてしまうと食感も風味も同じようにおいしいです。
パスタにもぴったり。

真鱈の子の自家製塩漬け方法

真鱈の子は、薄皮が黒っぽくてグロテスクに見えますが、中はきれいな白っぽいピンク色をしています。
薄皮を破ってしまうと洗いにくいので、私は塩漬けにしたいときは小さめのサイズを選んで買ってきます。

作り方

・真鱈の子 500g
・酒 100㏄
・塩 大さじ3

1.薄皮付いたままの真鱈の子の表面を酒で洗います。酒をボウルに入れてその中で転がす感じです。
2.キッチンペーパーで水分をふき取ります。
3.そうしたら塩を全体にまぶします。
材料に記載の塩の量は目安なのですが、大体重さの10%以上になるくらいの量が必要です。

4.キッチンペーパーでピッタリ包んで冷蔵庫で一晩おきます。
このとき、たらこをできるだけぺったんこにしておきます。
厚みをできるだけならすことで、塩気が内部まで浸透するためです。

5.次の日、キッチンペーパーが水気を吸ってべしゃべしゃになっているのを取り換えます。
6.そのまま3日ほど寝かせておきます。塩味がマイルドになります。
できあがり。

 

もちろん塩のほかに柚子の皮をちょっぴり入れたり、唐辛子をたっぷり振ったりしておいてもいいです。
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この作り方からさらに進化させた方法を記事にしました。▼▼
自家製たらこ(真鱈の子)を明太子風に熟成させる方法|パスタ用に大量仕込み!

真鱈の子の塩漬けの保存と活用法


真鱈の子の自家製塩漬けは、この作り方だと塩抜きが必要なほどではありません。
どのくらいの塩気か確認するには、ちょっとだけ焼いてみて味見します。

でも真鱈の子は厚みがあるので、中心部と外側の塩気に差があるかもしれません。
使うときは輪切りにして、塩気が混ざるようにするのがいいと思います。
このムラができてほしくない場合は、後で紹介する調味液に漬ける方法がおすすめ。

保存ですが、ラップで包みなおして冷蔵庫で1週間ほど保存しておいて大丈夫。
塩っ辛いのがなじんでさらにマイルドな味になります。これを「塩なれ」っていいます。
(自家製塩鮭も「塩なれ」させるとめっちゃ美味しくなります)

大きい真鱈の子だったら相当な量ができますので、1週間で使い切れない分は一回分に分けて冷凍しておくのがおすすめです。

塩漬け真鱈の子の使い方

マダラの子のタラコパスタ
マダラの子を塩漬けにしたら、やっぱりたらこパスタにするのが一番気に入っています。

他にもそのまま焼きタラコにしてもいいし、焼いてからほぐしたのをご飯に混ぜたおにぎりも美味しいですね。

あとたらこチャーハンとか、卵焼きに入れるのとか、たらこマヨネーズにしてパンに塗って焼くとかアレンジは無限。

自家製で塩だけで漬けるので、市販のたらこのようにちょうどいい味付けじゃないかもしれませんが、味を追加して調理すると十分うまみと食感が味わえます。

ただし市販の甘塩たらこと比べてかなりしょっぱいですから、その塩気を計算して料理の味付けを差し引きすることが必要です。

醤油の調味液に漬ける方法なら味が安定する

真鱈の子は醤油漬けの方が有名かもしれません。
こちらもごはんに載せるとウマウマ!
薄皮を取り除いてバラバラにしてから醤油液につける作り方もあり、それだと「いくらの醤油漬けのたらこバージョン」みたくなります。

私はジップロックで丸ごと漬けちゃうことが多いです。
液体で漬けると味が中まで均一につくのが利点ですね。

醤油の調味液に漬けるタラコの作り方

丸ごとのマダラの子にいったん大さじ半分ほどの塩をまぶして一晩置きます。
ある程度水分が抜けたところで薄味に調合した醤油液に漬け込みます。

調味液は薄口の昆布醤油と煮切った酒を2:1で合わせたくらいがしょっぱくなくていいです。

二晩漬ければ食べられます。

 

このやり方だと、アレンジも可能。
調味液に唐辛子を入れたり柚子をちょっと入れたりして複雑な味わいに作ることができて美味しい!

でも手間が多いのがちょっとね・・・。
ということでやっぱり上記で紹介した塩をまぶすだけの簡単な作り方に戻ってしまいます。
それでもたらこパスタ用には十分美味しくできますよ。

寄生虫が気になる場合は一度冷凍して

タラって寄生虫(アニサキス)がよくついている魚ですね。
タラコも寄生虫がついていることがあります。
アニサキスが生きたまま人のおなかの中に入ってしまうと、すごい腹痛で苦しむことになります・・・。

新鮮なものでも寄生虫がついている可能性がありますので、作るときによく見てください。
調理中に死んで無害になるとはいえ、見えたものは取り除くほうが精神衛生上いいかもしれないですね。

アニサキスがついているときはタラコ表面の薄皮に透けて見えるのでつまんで取り除くことができます。
小さいけれど白くて細長い虫がグルグルと渦を巻いているのですぐわかります。

調理段階でアニサキスは死んで無害になります

塩漬けにしている段階でアニサキスも死にますので、ほとんど気にしなくていいと思います。
訂正:塩漬けだけではアニサキスが確実に死滅するかはわかりません。仮死状態で生き残る個体もいないとは言えませんので、下記の冷凍を行います。

安心できない場合は、冷凍しましょう
一度冷凍してから漬け込むか、調味している段階で冷凍庫に入れるか、どちらでもOK。
アニサキスは冷凍されると生きていられません。
中心部までしっかり凍るように2晩入れておけば家庭用冷凍庫でも大丈夫です。

もちろん、たらこパスタや子和え、焼きタラコなど、火を通す用途で使うなら気にしなくて大丈夫。

でも別に汚い虫ではないし固いとか食感があるわけでもないですので、個人的にはあんまり神経質になる必要はないと思います。

真鱈の子の塩漬けの作り方まとめ

格安で手に入る「真鱈の子」を使って塩漬けたらこを作る方法をご紹介しました。
かなりざっくりな作り方ですが、新鮮な真鱈の子が手に入ったらぜひ作ってみてください。
真鱈の子の塩漬けを作っておいたら、何回もたらこパスタが楽しめますよ!

たらこパスタの作り方は別記事に分けてご紹介しています。
関連記事 まだらの子のクリーミーパスタの作り方|自家製塩漬けたらこでパスタ

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