「スーパーフード」と言われるチアシード。
ミランダ・カーなど海外の有名女優やセレブたちがスタイル維持のために食べていることで有名になりました。
最近ではお手頃価格の商品も増えてきて、気軽に手に取ることができます。
いろいろな健康効果があるため、働き盛りの30代から40代が積極的にとりいれたい食品なんです。
どんな効能があるのかというと・・・?
最注目!チアシードのαリノレン酸はコレステロールを減らす
特に健康診断でLDLコレステロールや中性脂肪の数値が悪くなってきたという人にチアシードはおすすめ。
チアシードにはαリノレン酸というオメガ3脂肪酸が含まれています。
これは体内では作り出せない「必須脂肪酸」になります。
αリノレン酸は悪玉コレステロール値が高い人が意識して摂りたい成分です。
コレステロール値を下げ、中性脂肪の分解も促進します。
魚に多いオメガ3脂肪酸ですが、なかなか必要量を食べられないですよね。
ところがチアシード10gで一日に必要なαリノレン酸をほぼ摂取できてしまいます。
(チアシード10g内にαリノレン酸は1.78g含まれています。厚生労働省推奨のαリノレン酸の一日の摂取量は1.6gから2.4g。)
さらにαリノレン酸は血行促進をしてくれるので、冷え性の人にもおすすめです。
チアシードの食物繊維で整腸効果
チアシードには大量の食物繊維が含まれています。
一日の摂取目安量であるチアシード10gの中の3分の1が食物繊維。
チアシードの食物繊維は、こんにゃくと同じ水溶性食物繊維のグルコマンナンです。
水溶性食物繊維は意識していないと不足しがちな栄養分です。
チアシードを水で戻すと、種の周囲はプルプルのゼリー状で覆われます。
これがグルコマンナン。
水分をたくさん吸っているため、便を柔らかくして腸の中をきれいにしてくれます。
チアシードの膨張作用で満腹効果
チアシードは自分の重さの10倍から最大27倍もの水分を吸収して膨らみます。
それで少しの量でも満腹効果が得られます。
食事の量を減らしたいダイエット中にうまく活用するといい食品なんですね。
ただし、チアシードのカロリーは意外と高いです。
一日の摂取量10gだと、43kcalほど。
チアシードと組み合わせる食材によってはさらにカロリーアップします。
ヨーグルトに入れる場合、ヨーグルトは100gあたり60kcal以上あります。
他にナッツやフルーツを入れるとカロリーは倍増。
ご飯茶碗一杯の白米が240kcalなので、まあまあありますよね。
食べすぎには注意しなくてはいけません。
チアシードの鉄分で貧血予防
チアシードには鉄分が含まれています。
100g当たりで比較するとほうれん草の3倍になります。
毎日少しずつ摂ることで鉄欠乏性貧血の予防におすすめ。
チアシードには植物性タンパク質が含まれている
チアシードには何種類ものアミノ酸が含まれていて、植物性タンパク質として貴重な存在です。
チアシード100gの中に約17gのタンパク質が含まれます。
タンパク質は筋肉を作るのに欠かせない栄養素です。
ダイエット中でも筋肉を減らさないようにしたいものですが、チアシードを使ったドリンクを食事と置き換えるようにすると、バランスよく栄養素を摂ることができます。
チアシードのビタミンB群で美肌・疲労回復に
肌荒れや口内炎などの不調を改善したいときに摂ると良いのがビタミンB群です。
疲労回復にも良いと言われていますよね。
このビタミンB群がチアシードにも含まれています。
疲れやすい人にとっておすすめの食材だという理由はここにあります。
チアシードのセレンは抗酸化作用がある
チアシードには、希少なミネラルであるセレンも含まれています。
セレンは強い抗酸化作用があり、アンチエイジングや抗がんになるとして注目の成分です。
老化を予防するのに積極的に摂りたい成分ですね。
結論:チアシードを摂るといい人はこんな人
チアシードにはいろいろな栄養成分があることがわかりました。
チアシードと水さえあれば生きられると言われるほどです。
でも、食品があふれている現代では、どんな人がチアシードを摂ったらいいんでしょうか。
チアシードで痩せるとは限らない
チアシードというとダイエットにいいというイメージがありますが、そうとも限りません。
普段の食事にチアシードをプラスしただけでは、栄養価の高い食品であるため逆に太ってしまう可能性もあります。
もちろん栄養バランスを整える意味でチアシードを食べるのはおすすめです。
バランスの良い食事によって体調改善ができれば、健康的に痩せることにもつながるかも。
チアシードの食物繊維による整腸効果もダイエットには有益なことです。
しかし即効性はないので、チアシードを食べたらすぐ痩せ始めると期待しているとがっかりしてしまうかも。
LDLコレステロールを下げたいならチアシードがおすすめ
チアシードの成分のうちで最も注目したい成分は「αリノレン酸」です。
これはコレステロール値が高くなってきた30代や40代には大事な成分です。
アマニ油とか魚の脂などに含まれるαリノレン酸ですが、なかなかたくさん摂ることは難しい成分ですよね。
けれどスプーン1杯のチアシードで一日分のαリノレン酸が摂取できるなら、食べてみる価値はありますね。
例えば毎日ヨーグルトを食べている人だったら、そこにチアシードをプラスするだけで一日に必要なαリノレン酸を体に摂り入れることができるようになります。
ですからチアシードを食べることで健康効果を最も感じられるのは、LDLコレステロールや中性脂肪を減らしたい人なんです。
夫の数値改善のためなんです・・・。
そしてコレステロール値や中性脂肪値が正常に戻れば、比例してダイエット効果も出てくるはずですね。
まとめ
チアシードは栄養たっぷりの食材です。
ダイエット食材としては即効性があるとは限りませんが、コレステロール値を下げたい30代や40代は積極的に食べるといいと思います(わたしの個人的見解ですけれども)。
旦那さんの体調管理をしたい奥様におすすめ。
チアシードの美味しい食べ方はこちらで書いています。
「チアシードの美味しい食べ方|デザートだけじゃなくおかずにもなるレシピで毎日食べよう」
チアシードの注意点についてはこちらをどうぞ。
「栄養豊富なチアシードの注意点とは?危険を避ける3つの食べ方ポイント」