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札幌で9月から作れる野菜ってありますか?北海道の秋まき野菜とおすすめの種

家庭菜園をしていると、無農薬の新鮮野菜が少しずつ食べられるのが嬉しいですよね。
でも9月になるとそろそろ夏野菜はおしまい。
冬までの間に何か育てられるでしょうか。

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私がここ5年ほどチャレンジしてみた経験からご紹介します。
8月に夏まきする秋野菜を知りたい方は、先にこちらの記事をどうぞ▼
「北海道で8月に植える野菜は大根とカブ+葉物です」

北海道石狩地方(札幌近郊)の秋に育てられる野菜はこれ

温かい地域だと9月から秋まき野菜を育てることができますが、北海道だとちょっと遅い。
北海道は9月に入った途端、気温もぐっと下がり、10月末には平地でも初雪が降ります。
そうなると、雪が降る前に大きく育てられる野菜がほとんどありません。

ただ、葉物野菜をベビーリーフで食べるためなら、寒さに強い物を選んで育てられます。

ポイント 発芽適温と生育適温が種袋の裏に書いてあります。それよりも気温が下がってくる場合は、室内に取り込むなどの工夫をしなければ大きくすることができません。
畑に植えて雪が降る前に収穫まで間に合うのか、室内に取り込めるサイズのプランターに植えるのかは考えておきましょう。

ほうれん草をベビーリーフまたは冬越しで

秋から冬に育てられる野菜として有名なほうれん草ですが、北海道の場合は8月中頃から9月初めに種まきできなければほとんど大きくなりません。
5,6cmのベビーリーフとして楽しむならありです。
「秋まき用」の種で生で食べられる「サラダほうれん草」がおすすめ!

我が家ではこの種をプランターに植えて、真冬はサンルームに取り込んだら春まで栽培できました。
(ダンボールと不織布で保温)

また、露地の場合は小さい株でもしっかり根を張っているようならそのまま雪の下で冬を超させ、春から大きくする方法もできます。その方法で育てる場合は、春・秋どちらも栽培できる品種の種を選びます。
私が春も秋も使っている種はこちら。

カラシナ類をベビーリーフで

寒さに強いカラシナ類の葉物野菜もベビーリーフ用に育てられます。
私がプランターで秋冬に育てたのは「わさびリーフ」。春も秋も種まきできるのでお得ですが、わさびに似た辛味があるので好き嫌いが分かれるかも。
サラダのアクセントにはいいですよ。

はつか大根は9月に植えられる

20日で食べられるというはつか大根(ラディッシュ)なら、10月に収穫できます。
日当たりさえ確保できれば、寒さには強い野菜です。
ただし、必ずしも20日で収穫とはいかないことが多いです。(我が家の場合ですが春に植えた場合でも30日前後かかっています)

赤いラディッシュ、紅白のもの、カラフルなタイプなど色違いを植えてみると楽しいですね。
あらかじめミックスされた種もあります。

レタス類をベビーリーフで

レタスやサンチュ、サラダ菜などもベビーリーフで食べられます。
8月のお盆過ぎから苗を作っておけば、大きくして株ごと収穫も可能です。
レタスは冷涼な気候が向いていますが、品種によって多少生育温度が異なるので、種を新しく購入する場合はよく袋の説明を確認してくださいね。

私が育てたことのある品種では、赤色のサニーレタスが秋にもよく育ちました。

小松菜を小さいサイズで

寒さに強く栄養価の高い小松菜。
オールシーズンOKの丈夫な野菜ですが、9月になってからでもギリギリ間に合います。

9月中のまだ気温がほどよい期間にぐんと伸びられる環境があればかなり大きくできるのですが、気候に左右されるため我が家の畑ではその年により生育に差がありました。
大きくするのには、不織布やビニールでトンネルをかけて保温&風よけをするのがおすすめ。

小松菜は雪にも強く、降ったあとにも雪の中から青いままで収穫ができます。
そして春まで雪の下でおいておけば、春先にトウ立ちした菜花を食べる楽しみもあります。あまり大きくできなかった場合はそのまま春まで置いておくという手もありますね。

私が植えたのはこの種。

ルッコラも栽培可能

ハーブに分類されることの多いルッコラも寒さに強い葉物野菜です。
野性的な野菜なので、プランター栽培で柔らかいうちに採るのがおすすめ。

ルッコラはごまに似た風味と辛味があります。サラダに混ぜるのに少しずつ収穫できて楽しいですよ。

にんにくは9月下旬の植え付け

にんにくは9月下旬に植え付けます。収穫は翌年7月です。
春の畑の畝作りにじゃまにならない場所に植えておく必要がありますが、手間がかからないのでおすすめ。

詳しくはこちらの記事でも解説しています▼
北海道の家庭菜園でにんにくを育てる方法まとめ

札幌近郊で9月から植えられる野菜まとめ

秋から育てられる野菜として以下のものをピックアップしました。

  • ほうれん草
  • カラシナ類
  • はつか大根
  • レタス類
  • 小松菜
  • ルッコラ
  • にんにく

どれも秋が短い北海道では一工夫必要です。
地植えだと天候に左右されるのでなかなか大きくならないですが、ベビーリーフを楽しむならおすすめ。

防寒と防風のために不織布や寒冷紗でトンネルをかけてあげると成長が良くなります。

またはプランターに植えておいて、10月になったら室内や玄関に取り込むか、
小さいビニールハウスを用意して保温しながら育てるということができれば、意外と大きく育てられる可能性がありますよ。

 
how to 北海道の家庭菜園
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