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北海道で8月に植える秋野菜は大根とカブ+葉物です


早いものでもう8月です。なかなか暖かくならないなあ、苗が大きくならないなあ、と嘆いていたらあっという間に夏がきてお盆過ぎには涼しくなってしまう北海道。
秋の畑も有効活用したいけど、今から種まきできる野菜ってある?

8月からはじめて失敗なく作れるものを紹介します。
北海道でも今すぐからなら意外と作れるものがありますよ!
わたしが札幌近郊の家庭菜園で実際に栽培したものたちです。

8月に種まきできる野菜(北海道)

以下に8月に植えられる野菜をピックアップしました。
目安の日にちを書いていますので、ぜひ参考にしてください。

北海道の種蒔き時期で注意したいこと

広い北海道ですので、道内でも気候がかなり変わります。
道東、道北や、標高の高い場所など、北海道の中でも特に冷涼な地域は、夏まきに関しては1週間くらい早めに考えるほうがよいようです。

我が家のある場所も、道央に入るのですが少しだけ標高が高いため、早めを意識しています。
(春先に植えるものは逆に1週間程度遅めにはじめる)

大根は8月15日までに

秋野菜の代表、大根は8月15日までには種をまきます。
大根の仲間のラディッシュもその頃までならOKです。

大根の種にも沢山種類がありますが、オールシーズン播種に対応した品種が多いです。
ですが今からしっかり大きくするために、道内でも雪が早い地域なら、早生か中早生の表示があるものがおすすめです。
今種まきして10月の末には全部収穫してしまう予定で栽培します。
道南など、雪が少ないまたは根雪が遅い地域なら、11月中の収穫もできます。

大根は長く畑においておけるのですが、生育できる温度は20度ほどまでです。
それ以上気温が下がってくると大きくなれませんので、やはり早めにスタートするのがよさそうです。

赤かぶ・大カブは8月15から25日くらいまでに

北海道固定種の赤かぶや、聖護院かぶのように大きくするカブは、8月15日から25日までの間に種まきします。
お盆時期からお盆後の涼しい風が吹いた頃に種まきする、というイメージです。

カブの生育適温は20度以下15度くらいまで。大根よりも寒さに強いので、大根より少しだけ遅くても大丈夫なんですね。
収穫時期は大根と同じく10月末ころになります。

ビーツは8月25日頃までに

ビーツの苗

近頃人気のサラダビーツ、テーブルビーツなどとも呼ばれるビーツは、春と秋に育てられますが、北海道の場合の秋用は8月末に種をまく必要があります。

ビーツはほうれん草と同じ科のため、冷涼な気候が好きです。
ただ、根の部分を大きくしなくてはいけないので、北海道ではほうれん草より少しだけ早めにまくのがおすすめです。それで8月25日ころまでには種をまくと良いと思います。
わたしは植えられる場所がまだ空いていなかったので、8月にセルトレイに種まきし、小さな苗にしたものを9月に植え付けました。

我が家での栽培をもとにまとめた育て方はこちら▼

春菊・ほうれん草は8月末までに

ほうれん草も春菊も間引きながらどんどん収穫できます(写真は9月)

冬の野菜、春菊やほうれん草も北海道では秋収穫の野菜ということになります。
8月31日までに種をまくと、10月中の収穫ができます。

※ほうれん草の種は春用と秋用で品種が違いますので、「夏まき」とか「秋どり」と書いてある品種の種を見つけてください。

春菊もほうれん草も寒さには強いですが、生育できるのは15度程度までです。
北海道の秋は日差しが暖かくても気温が10度程度と低いことが多くなるので、不織布などでトンネルをかけて保温して育てると、しっかり大きくなって満足できる収穫量になります。

チンゲンサイの仲間は8月25日までに

チンゲンサイの種まき

チンゲンサイはほうれん草よりも少し早めを意識して種まきします。
8月25日までには種まきしましょう。

チンゲンサイの仲間、タアサイや体菜も同じ時期です。
これも大きく育てるには、不織布のトンネルで保温してあげると安心です。
タアサイは大きくなってしまえば、雪が降る頃になっても緑のまま収穫ができます。

レタス類は9月まで大丈夫

サニーレタス、サラダ菜、その他のレタスは冷涼な気候を好むので、9月になってからの種まきでも育ちます。
逆にまだ暑い頃にまいてしまうと生育できないので、お盆過ぎ以降に種まきしましょう。

レタスには品種がたくさんあり、最適なまきどきには微妙に差が。「秋にもまけます」など書いてある種のほうが安心です。
種袋の後ろの説明をよく読んで選んでください。

レタス類は葉が広くて柔らかいため風にあおられると傷みやすいので、不織布などでトンネルかけをして保護するときれいな葉で収穫できます。
ただ、レタスは蒸れが苦手なので日差しの強い日には湿度がこもらないようにしましょう。

小松菜・水菜は今から9月まで大丈夫

小松菜や水菜は、他の葉物野菜よりさらに寒さに強いので9月中にも種まきができます。
また暑さに特に弱いわけではないので、8月から種まきしてもOKです。小松菜や水菜は15度から30度まで生育可能という強い野菜。

ただし他の野菜と同じで幼苗のときに乾燥させてしまうと育ちませんから、水やりはこまめに行います。
大きくなりすぎると徐々に固くなりますが、雪が降る前後にも収穫ができるのでずっと畑においておいても大丈夫です。

取り忘れて雪の下になっても、春に再び生育を始めるくらい寒さに強いのが特徴。
春先に咲く花をナバナとして収穫するために、あえて畑に取り残しておく方法もありますよ。

※白菜・キャベツ・ブロッコリーは8月では遅い

他の地域では今から植える野菜の主役である白菜やキャベツ、ブロッコリーですが、北海道では遅いんです!
秋に収穫するためには、キャベツは6月末、白菜とブロッコリーは7月末までには種をまいて育て始める必要が。

といっても、品種によって8月中旬くらいまで遅まきできるものもあるようなので、種袋の裏の説明をよく読んで選んでみてください。
また、苗を買ってきて植えるなら8月中の定植でも間に合います。

※秋ジャガも北海道では難しい

他の地域で秋も楽しめるじゃがいも栽培、残念ですが北海道では難しいです。

じゃがいもの芽が出るのが20度以下なので涼しくならないと植えられませんが、生育するのには夜間の気温が10度前後は必要。
そして栽培期間が3ヶ月以上必要になることを考えると、大きくなる前に気温が下がって冬が来てしまう北海道では、じゃがいもの秋栽培は無理なのです。

北海道では春じゃがを目一杯楽しみましょう。

8月に植える野菜まとめ

北海道で8月からスタートできる野菜をまとめました。
秋野菜の大根やカブも、北海道では8月中頃には種まきしましょう。
葉物野菜は8月末までにまくものがほとんど。小松菜や水菜、レタスなどは9月にもOKです。

寒くなってくる北海道の秋にも沢山収穫するには、不織布のトンネルや、ビニールの囲いなどで風よけ・保温をすると、より良い結果になりますので余裕があれば資材を用意してみてください。

短い夏の間に準備して、秋も北海道の家庭菜園を楽しみましょう!

育て方の参考にするならこちらの本▼

 
最後までご覧いただきありがとうございました*
 

how to 北海道の家庭菜園
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