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家庭菜園の虫対策グッズ|害虫駆除容器の作り方|ペットボトルで

家庭菜園をやっていると避けて通れないのが虫対策です。
庭でやる菜園規模なら、できるだけ農薬は使わずに駆除したい。
となると、地道に「手で取る」(=テデトール)のも大事になってきます。
テデトールするときに便利だと言われている虫取りボトルを作ったら、本当に使いやすかったので、作り方を紹介しますね。

ペットボトル利用の虫獲りボトルの作り方

捕まえた虫をペットボトルに閉じ込めるという方法はよく紹介されています。
それを少し改良した作り方です。

今回は350mlサイズの小さいペットボトルを使っています。
表面のフィルムは、あえて取り外さずに作ります。(目隠しのため)
まず上3分の1ほどをカッターかハサミで切り取ります。
口が付いた部分はひっくり返してじょうごのようにして使います。


「じょうご」部分と下のボトル部分を重ねます。
外れないようにぎゅっと押し込み、縁をフィットさせます
(ココにすき間があると虫が出てきちゃうので注意)
これで本体はできあがり。

虫駆除用ペットボトル
持ち運びしやすくするためにワイヤーで持ち手つきカバーを作りました。
ワイヤーの隙間を広げるとボトルの入れ替えもできます。
ペットボトルにくぼみがあったら、そこを利用してワイヤーか紐を巻き付けるなどして持ち手を作るのでもいいと思います。
持ち手があると、虫が入ったボトルを直に触らなくていいのが助かる。

虫駆除ボトルの使い方

害虫駆除用ボトル
持ち手を引っかけてこんな風に畑の中に置いておけます。

ちょっとリアルですが使い方について説明すると・・・、
虫に近づけてさっとこのボトルに落とすと、滑り台のようになっているので下のボトルに落ちます。
ボトル部分には中性洗剤を垂らした水を少し入れておきます。
虫が落ちたらボトルをちょっと回して水をジャブジャブとさせると、虫はすぐ弱って死んでしまいます。

ボトルの商品フィルムをつけたままにしておくことで、ボトルの中の虫たちがあまり見えないのがポイント。

ある程度使ったら、中身を出して土に埋めるか、水だけ出してまるごとゴミとして捨てます(お住いの地区のゴミ分別に合わせて)。

駆除したい虫の例

ウリハムシ
今年は菜園を観察する余裕があるせいか、よく見かけるのがこの虫。
キュウリ、カボチャ、インゲンあたりが好きみたい。
ウリハムシかと思ったらちょっと違うような。ウリハムシは葉っぱを丸く穴あきにするそうですが、この虫は葉や実の汁を吸っているみたい。
カメムシの仲間なの?調べ中ですが、見つけたらできるだけ駆除。
追記:調べが付きました。この虫は「ウリハムシモドキ」、ウリ科を好むウリハムシと似ていますが、ウリハムシモドキはマメ科が好きらしいです。ただマメ科に限らずいろいろ食べているよう。葉をかじって穴を空けます。

カメムシ
枝豆とジャガイモのあたりで見かけるのが緑のカメムシ。
これも汁を吸う害虫で、特に枝豆のさやをチューチューされちゃうと人間が食べるところが減っちゃうので、こちらも駆除。

他にも赤と黒の模様で小さめの「ナガメ」(葉物野菜につくカメムシ)、体も大きく大食漢のコガネムシ、あとは蝶の幼虫の青虫や蛾の幼虫の毛虫たちも駆除対象です。卵の段階で見つけられたらベストです。
ただ、菜園でよく見かけても害虫ではない虫たちもいます。アブラムシを食べてくれるてんとう虫などは有名ですが、そのほかアブや小さなハチ系の虫たちは大抵害虫を食べてくれる益虫。このような益虫たちの卵は見つけてもそっとしておいたほうがいいですね。
このあたりは写真が集まったらまた記事にまとめたいところです。

今回作った虫駆除用のボトルは、蛾など大きめの虫は入りません。
でも蛾の場合は主に幼虫のうちに獲る必要があるのですよね。小さい青虫のうちならこのボトルで十分間に合います。
手で触るのがためらわれる場合のために、割り箸かピンセットを一緒に用意しておくと便利です。

まとめ

家庭菜園の害虫は見て見ぬふりをしているとあっという間に増えるので要注意!!
知らない間に卵を産んで増えてしまう。
嫌だなーと思っても、見つけたらすぐ駆除するのが肝心というのを実感しています。

しかも弱った野菜には、なぜか集中して虫たちが付くんですよね。
野菜が弱る前にテデトール、頑張るしかないですね。

このボトルを作ってからは虫駆除がずいぶん楽になりました。
おすすめです。

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