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スパイスに詳しくなりたい人のための資格6つと費用・取り方とは


最近人気のある資格の中で、スパイス関連の資格もいくつかあります。
スパイスには香辛料、ハーブなどが含まれ、使い方次第で体調管理にも役立つなど、奥が深い分野ですよね。

カレー好きさんやハーブ好きさんには魅力的な資格ではないでしょうか。

私もスパイスはとても好きな分野なのですが、資格をとるとなると費用に大きな差があります。
そこで6つの資格の費用を比較してみました。

スパイス関連の資格6種類とは

スパイス関連の資格というと、スパイスそのもののほかに、カレーや薬膳に関するものがあります。
この記事では以下の6つの資格を比較しています。

  • スパイスコーディネーター(スパイスコーディネーター協会主催)
  • 「スパイス&ハーブ検定」(山崎香辛料振興財団主催)
  • カレーマイスター(日本野菜ソムリエ協会主催)
  • スパイス香辛料ソムリエ・スパイスインストラクター(諒設計アーキテクトラーニング通信講座・SARAスクール)
  • 薬膳マイスター(がくぶん通信講座)
  • 薬膳コーディネーター(ユーキャン通信講座)

詳しくは下記からひとつずつ見ていきましょう。
私的おすすめ度もつけていますので、よかったら参考にしてみてください。



「スパイスコーディネーター」は本格的・総費用は10万円以上

通って学ぶ! おすすめ度★★★

「スパイスコーディネーター協会(SCA)」が主催の「スパイスコーディネーター」は専門学校並みに学べる資格です。

初級が「スパイスクッキングアドバイザー」で通信教育&レポート提出で合格ですが、受講料とテキスト代合わせて93960円になります。

中級コースが「スパイスコーディネーター」で受講するには東京都葛飾区にある協会に通学しなくてはなりません。合計費用は16万7400円です。

上級の「スパイスコーディネーターマスター」の資格を取得するには、中級と同じく通学して10単位を取り、さらに実技セミナーも受けてから試験に合格する必要があります。
総費用は257040円です。

受講料のほか、合格後の資格認定証発行に13000円かかります。
ということは初級でも合計106,960円になりますね。
racss
スパイスを習いに短期集中で専門スクールに通うと考えればまあこんなもんかな?
でも初級の通信教育で10万以上というのは、た、高い・・・。

公式サイトスパイスコーディネーター協会のホームページはこちら



「スパイス&ハーブ検定」はお手頃価格・12300円

気軽に受験! おすすめ度★★★

スパイス&ハーブ検定」は山崎香辛料振興財団主催の検定で2009年スタートです。
講座等はなく、独学でできます。

認定テキストとして主婦の友社「スパイス&ハーブの使いこなし事典」(1500円)が市販されているので、それを活用すると安心。

3級4900円、2級4900円、1級5900円の受験料。
1級は2級合格者のみが受けられますが、併願ができるので一気に取得も可能です。

つまり1級を取るためには・・・
1級を取得したい場合にかかる費用は、2級受験料4900円+1級受験料5900円、ほかに市販テキスト本1500円で、合計12300円となります。
racss
受験料もお手頃ですね。
ただし年に1回しか試験がなく、試験地も限られるというのが地方在住の方にはネックかも。
racss
あとは「検定」なので、資格というよりも趣味の知識のレベルを測るためという雰囲気。

公式サイトスパイス&ハーブ検定の案内ページはこちら



「カレーマイスター養成講座」のカレーマイスター取得には48000円

期待度高し! おすすめ度★★★★

カレーマイスター養成講座」は日本野菜ソムリエ協会が主催の4回講座。東京都渋谷区にある教室で行われます。

講座修了後、修了試験に合格すれば「カレーマイスター」になれます。
入会金と受講料合わせて48000円。

このブログの他記事でも紹介している「野菜ソムリエ」は、資格開設の際のこだわりが強く、高額ながら現在ではようやく社会でも一定の評価を得られる肩書に成長してきました。
その野菜ソムリエ協会主催のカレーマイスター養成講座には期待できそう(個人的感想です)。
racss
ただ講座が開かれる教室が限定されているのが残念。
公式サイト日本野菜ソムリエ協会の「カレーマイスター養成講座」解説ページはこちら



「スパイス香辛料ソムリエ(旧スパイス香辛料アドバイザー)」「スパイスインストラクター」ダブル取得79800円

未知数・・・ おすすめ度★★

スパイス香辛料ソムリエ資格取得講座」は通信教育講座の諒設計アーキテクトラーニング主催の講座です。

6か月の通信講座を受講し、JSFCA(日本安全食料料理協会)主催の試験に合格すると「スパイス香辛料ソムリエ(旧スパイス香辛料アドバイザー)」になれます。
同時にJIA(日本インストラクター協会)主催の「スパイスインストラクター」試験の対策もできます。(つまりテキストと課題は共通)
7回の添削課題を提出することが必要ですが、最短でやり取りすれば2か月で修了可能。

受講料は59800円(一括払いの場合)+受験料は別途かかります。(どちらの試験も10000円なので合計79800円)

なお、この上位講座になる「スペシャル講座」では、テキストや課題内容は同じですが、卒業課題のみで試験免除になります。
修了と同時に「スパイス香辛料ソムリエ」「スパイスインストラクター」の資格が認定されます。
受講料は79800円(一括払いの場合)です。
通常講座を受けて2種類の試験を受験するときの値段と一緒なので、確実に取得したいならこちらのスペシャル講座を選べばいいですね。

※全く同じ内容が、女性専用の資格スクール「SARAスクール」でも提供されています。

通信でもテキストを使って体系的に学べるのはメリットです。
ただし資格認定をする主催者のJSFCA(日本安全食料料理協会)、JIA(日本インストラクター協会)の権威性には疑問が残ります。
主催協会はどちらもあらゆる民間の趣味資格を開設している株式会社(日本資格振興協会株式会社/(旧)ファンタジスタnet株式会社)運営の組織になります。
そこが気になる方にはおすすめできません…。
racss
同じテキストで主催協会が異なる2つの資格を取れる、というのがお得感を醸し出しています。
ただよく考えてみると、同じ内容で名称だけ異なるのであればダブル取得の意味はない・・・?

公式サイトスパイス香辛料ソムリエ資格取得講座 案内ページはこちら

自信がある人は独学して受験のみチャレンジすれば1万円で取得可能

肩書のみほしいなら おすすめ度★★

ちなみに、このJSFCA(日本安全食料料理協会)主催の「スパイス香辛料ソムリエ(旧スパイス香辛料アドバイザー)」試験と、
JIA(日本インストラクター協会)主催の「スパイスインストラクター」試験は、どちらも講座を受けずに独学して受験することもできます。

どちらも受験料は10000円、インターネット申し込みの在宅受験で試験日は2か月ごとにあります。

racss
これまで既にスパイスの知識を身に着けてきた人は、力試しに受験してみるのもいいかもしれません。
ただし、テキストもなく受験だけで1万円というのは高いですね。
主催協会はどちらもあらゆる民間の趣味資格を開設している株式会社(日本資格振興協会株式会社/(旧)ファンタジスタnet株式会社)運営の組織になります。この試験に合格すれば、一定レベルの知識を持っていることの証明になりますが、「資格」をとっても権威性に欠けるのでは意味ないと感じる方にはおすすめできません。

資格の名前はカッコいいので、名刺の肩書にしたい人はいいかも?!

公式サイトJSFCA(日本安全食料料理協会)スパイス香辛料ソムリエ 試験概要はこちら

公式サイトJIA(日本インストラクター協会)スパイスインストラクター試験概要はこちら



「薬膳マイスター」(がくぶん)取得には37800円

人気の薬膳講座 おすすめ度★★★★

通信講座のがくぶんで学べる「薬膳マイスター」という資格もあります。
「薬膳」とは身体によいスパイスを食事に取り入れて、体調改善に役立てるための漢方の考え方です。
スパイスカレーやスープカレーはどちらかというと薬膳の考え方が反映されていますから、健康志向のカレーに詳しくなるために役立ちそう。

費用は一括の場合で37800円、5回の課題をこなす必要があります。
早い人なら2か月から3か月で取得できる資格です。

がくぶんの「薬膳マイスター」講座では、日本人に食べやすくアレンジした和漢膳が学べます。すぐに試せる薬膳カレーがついてきます。
資格の発行は和漢薬膳食医学会です。

がくぶんの通信講座はテキストや課題のやり取りには定評があります。
テキスト監修者や講師が明記されているのも安心。親切なテキストで少しずつ学ぶのが好きな人におすすめできます。
修了後は「和漢薬膳師」に。さらに上位資格として和漢薬膳食医2級、1級、特級師範があり、専門的な学びを続けたい人にも向いています。

公式サイトがくぶんの「薬膳マイスター」の無料資料請求はこちらからどうぞ




ユーキャンの「薬膳コーディネーター」は44000円

安心度No.1 おすすめ度★★★★

通信教育のユーキャンでスパイス関連の勉強ができる講座と言えば「薬膳コーディネーター」があります。
これも中医学の薬膳の考え方を学ぶ講座。

費用は一括で44000円、4か月かけて学び、3回の提出課題があります。
その後資格試験を受けて合格できると認定。
資格認定は薬膳の専門教育機関である本草薬膳学院です。

ユーキャンの講座はわかりやすく実用的な内容が評判。通信でしか時間が取れないけれど薬膳について基本を系統立てて学びたい人におすすめ。
この講座には実践に役立つ土鍋の行平鍋がついてきます。
さらに向上を目指す人は本草薬膳学院に編入し、中医薬膳師の資格を目指す道も開かれています。

無料資料請求はこちらから↓
公式サイトユーキャンの薬膳コーディネーター講座




スパイスに詳しくなりたいだけなら本で独学も

マイペースの独学も!  おすすめ度★★★★★

スパイスの資格を取ろうと思ったら、いくつかの民間資格から選べるということがわかりました。
スパイスの使い方の基礎から応用まで、順序立てて学び、将来的に仕事にも生かしたい場合は講座を受けて資格を取るのが早道でしょうね。
とはいっても、資格認定する団体のことや、費用のことなど考えておきたい点はいろいろあります。

racss
テキストにできるような本があれば、独学で知識を深めていくのも良いですね。

もし、資格を取るまでは考えていないけれどいろいろなスパイスについて知りたい、という場合は、独学するのにかなりいい本が出版されています。

現時点でスパイスの事典の最高峰だと言われている本(ジル・ノーマン著)がこちら。(2022年1月時点で売り切れになっています)

写真が美しいハーブ&スパイス事典(ナンシー・J・ハジェスキー著)も良いですが、どちらかというと薬用ハーブに重きをおいています。

日本の「カレー番長」でスパイスの第一人者のひとり、水野さんの著書の中で初心者向けなのがこちら。

スパイス資格 まとめ

スパイス関連の資格には、いくつかの選択肢があります。
この記事では民間資格で6つほどご紹介しました。(1つは検定ですが)

趣味を生かした料理教室を開くとか、スパイスコラムで情報を発信するなどしたいときにも資格取得のために勉強した経験を活かしたい、という人は多いと思います。

どうしても趣味的位置づけで評価されてしまう民間資格取得には賛否両論ありますが、目標を持って学ぶのはいいことです。
興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。

食の資格を比較してみよう
たくさんありすぎて目移りしてしまう食にまつわる資格の数々ですが、ジャンルごとに詳しく比較すると違いが見えてきます。
国家資格、食育関連、スパイスの資格、野菜の資格などを比べた記事まとめ。
良ければ参考にしてみてください▼
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