今年は北海道も雪解けが早いみたい。
もう道路の雪は全くなくなり、庭の雪もみるみるとけています。
根開きとは
庭の木も根開きしたかと思ったら、あっという間に雪がなくなってきました。
「根開き」とは「ねびらき」または「ねあき」と読みます。
春が近づいて木の周りから丸く雪が解けていく様子を指すことば。
庭のナナカマドの根元。
それは、木が日光を吸収して温まるから。
平らに積もった雪は、日当たりが良くても光を反射してしまうのでなかなか解けません。
でも黒っぽい肌の木は太陽光を吸収するので熱くなるわけですよね。それで木の周りから雪が解けていきます。
「融かす」「溶かす」も意味としては間違っていないように思いますが、自然の現象としてとけていくことに対しては「解ける」がしっくりきますね。
迷ったら平仮名で「とける」でもいい気がしますけど。
こちらは庭の野ばらの根元。
いったん雪が解けだすと、雪のくぼんだ部分に影ができるので雪自体も光を吸収しやすい状態になります。
そうしたら雪解けが加速!
一気に積雪量が減って、土が見えればもう春間近です。
雪を早く解かす「雪崩し」と「雪出し」が春の作業
今年は北海道の中でわたしの住んでいるあたりは道路の雪も積雪量少なく、車道は路面が出ている日が続く冬でした。
冬に車道の雪がないなんて、街中じゃあるまいし本当に珍しいことなんです。
交通量の多い札幌中心部の路面は真冬でも出ていることが多いのですけどね。
といっても、歩道には除雪車が置いていった雪や、玄関前の雪はねをした時の雪などがまだ積もっています。
そうそう、雪国にはいろいろな種類の除雪道具が必要という記事を前に書きましたが、それが春先にも実感できるんです。
https://racssblog.net/snow-shovel
春めいてくると、みんないっせいに家の前の雪をとかすために雪崩し作業をはじめます。
まだ地面近くが氷のときは、ツルハシや剣先スコップで「雪割り」。
割っておくと表面積が広くなって早く解けてくれるんですね。
気の早いおじさんたちは、ずいぶん早くから雪割りしています。
でも気温がまだ低いうちは、雪も氷もガチガチで、力を使うだけで効率悪いんですよ、ほんとうは。
だけどそれでも早く片付けちゃいたいという気持ちがおじさまたちの心をせかすんでしょうね。
多少の運動にもなりますしね。
そして固く締まっていた雪山がザクザクに緩んできたら、スコップで崩します。「雪崩し」作業。
雪山に溝を入れておくだけでも早く解けます。
溝があると白い雪にも陰ができ、光を吸収しやすくなります。
これはうちの裏庭の雪山。
こんな風に段差をつけて崩すようにすれば、表面積が広がってその分早く解けます。
そして、細かく崩した雪は、先に雪がなくなって日の当たっている部分へ「雪出し」します。
この作業に使いやすいのはアルミの角スコップ。
少々固めのザクザク雪にも突き刺すことができ、たくさんすくって道路へ撒くようにして広げるのにも便利です。
ということで、本日現在ご近所の勤勉なおじさまがいるおうちは既に積雪量ゼロ。
でもうちの前はまだもう少し。うちだけ雪がまだ残っていると焦るんですよ。
あんまり大々的に車道へ雪出しするのも車に迷惑になって気が引けるので、うちはこんな感じでちょこちょこ崩しています。
でもこの分だと、2,3日すれば放っておいてもとけてなくなりそうですよ。
そうやって家の前の歩道に積もった雪山を崩すのに気を取られていたら、庭の雪が一気になくなっていてびっくり。
畑も一日ごとに土が見えてきます。午前と午後で雪が減っているくらい、すごい速さで解けている。
今年は半月以上雪解けが早い感じがします。
菜園づくりの予定もそろそろ考えて効率よく作業を進めていかないと、バタバタしそう。
去年の今頃どうだったかな、とみてみたら、3月29日はまだまだ庭の積雪が多かったみたいです。
こちらの記事内の写真をご覧ください。
https://racssblog.net/puranta-hourensou
ブルーベリーの枝挿し中
雪が降る前に剪定したブルーベリーの枝を、冬の間に枝挿ししておいたのです。
ピートモスを入れた鉢に枝を挿して、乾かさないようにして日陰で保管。
芽が出てきた!先月の写真です。
ただ、芽が出ても根がしっかり発達するのには時間がかかります。
うまくいくかなあ。
このあと葉が枯れてきたので無理かも・・・。
しっかり根付いていないのに触ったりすると弱っちゃうんですよね。
うちの猫があやしい・・・
卵パックでレタスの苗を作ります
もう畑の土が見えているので、菜園に植えるもの、考えなくちゃいけません。
とりあえず冷凍保存しておいた、去年のレタスの種を苗にしようと思います。
卵パックの底に小さな穴を開けたところへ、土を入れます。穴はとがったドライバーの先で開けると簡単。
水をあげるときに受け皿がないとだめなので、もう一つの卵パックの半分を重ねておけばいいです。
レタスの種は光が好きなので、深く埋めないで薄く土をかけるだけにします。
卵パックの1つずつの区切りに、3粒くらいずつ種をまいてみました。
卵パックはふたもできるし、透明なので光を通すし、苗づくりに最適ですね。
蓋しておけば猫たちにいたずらされないし。
まとめ
2018年の春は雪解けが早い!
庭の雪もほとんどなくなったので、菜園の準備を少しずつ始められそうです。