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家庭菜園・苗の風よけに梱包用ラップを使うと大きさが自由で便利|苗ガード

家庭菜園でまだ小さい苗を植えるとき、強い風や冷たい風からガードしてあげることが必要です。
「苗ガード」専用のビニールが販売されていますが、手持ちの資材を活用してももちろんOK。
今年、うちでは梱包用のラップが余っていたのを使ってみたら、それがなかなか良かったのでレビューしてみます。

梱包用ラップ(ストレッチフィルム)とは

ちょうど苗を植える段階になって、梱包用のラップが引っ越しの時以来放置されているのを思い出しました。
梱包ラップ(ストレッチフィルム)というのはこんなのです。

普段はビニールひもで縛ってまとめるような荷物も、このラップでぐるぐる巻けば手早くまとめられるというもの。
伸縮性がありぴったり張り付くので、結構しっかり留められるんですよね。
時短作業に便利な資材で、お値段もビニールひも並みに安価です。

梱包ラップを苗ガードに使う方法

これを苗の保護用に活用してみましょう。

これはピーマンの苗を囲むようにぐるぐる巻いているところ。
囲いたい範囲に支柱をしっかり立て、支柱に巻き付けるかたちです。

ラップの幅が狭いので、支柱の周りを何周かしながら下から上まで覆っていきます。
巻きはじめと巻き終わりは、1本の支柱にぐるぐる巻きつけて密着させて固定します。


できました。
本当は四角に囲いたかったのだけど、支柱が足りなかったので三角になってしまいました・・・。

ピンと張るように巻き付けるには支柱をしっかり土に差し込んで、力がかかっても倒れないようにしておくことが重要です。

あとは、ラップを引っ張りながら囲みたいエリアを自分がぐるぐる歩き回ることになります。
だから足元注意!ですね。

ラップはラップ同士くっつきますので、多少手を放しても緩むことはあまりないです。
ラップから手を放して反対側に回ってから再度持ち替えて巻くというやり方もできます。


こちらはキュウリの足元を覆ったところ。
奥に見えるのは、通常方式で行灯型の風よけをしたトマト苗です。

通常の苗の風よけビニール方式とは

通常の苗のガード方法は、支柱を4本立てて、そこに行灯型に袋をかぶせるというもの。
苗の四方をぐるっと囲めるので、安心ですよね。

苗ガードのビニールはビニールだけなら6枚で200円弱くらいのお値段で購入できます。

さすがに専用のビニールだとしっかりした厚手で、透明度も高いので、保温しながら日光も取り入れつつ苗を保護することができます。
初回は支柱とセットになって販売されているものを用意したらいいかもしれません。

夏に暑くなって外すとき、ビニールもきれいに拭いて取っておけば、次のシーズンに再利用も可能。
保管の間は日に当たらないようにしておけば3年くらいは使えるでしょうか。
ただし、使用中の紫外線で徐々に劣化してきますので繰り返し使うといっても限度はありますね。

わざわざ苗専用のビニールを購入しなくても、お米の空き袋や肥料の空き袋でも代用できます。
お米の袋は厚手で丈夫なのでいいですよね。
ただし透明なビニールと比べると日差しを直接浴びられないので、苗にとっては若干不利かもしれません。

透明な袋で少しでも安く!というなら、30L程度の大きさの透明ゴミ袋を活用するのがおすすめです。
できるだけ厚手でガサガサ言わないタイプのだとベター。
底の圧着されている部分をはさみでカットして、筒状に加工します。

梱包ラップでガードするメリットとデメリット

梱包ラップ(梱包フィルム)で苗をガードする方法、今回気づいたメリットとデメリットは以下の通り。

大きさを自由に決められる

袋状のビニールだと大きさが決まっていますから、苗に対して小さかったり大きかったりします。
それに基本的には袋1枚に対して苗1個しか覆えません。
それが梱包ラップだと、囲みたい範囲を自由に決められます。
苗を何個かまとめて覆うことができるわけです。
これはいいところだと思う。

支柱が少なくて済む

行灯型の苗ガードをかける際は、苗1個に対して4本の支柱が必要です。
苗がたくさんあるときは支柱の数がすごいことに。

梱包ラップでまとめて覆う場合は、その分支柱の数を減らせるというのが助かります。
だって初めから支柱とセットの苗カバーを購入した場合以外は、そんなに支柱持ってませんよね。
苗の数の4倍の本数なんて。

水やりがしやすい

苗への水やりがしやすいのもメリットだと感じました。
行灯型カバーだと、カバーの内側へ水があたってしまって根元へうまくかからないことが結構あります。
ラップで広く覆っているだけのほうが、じょうろで水をやるときもむらなくかけることができて楽ですね。

カバー力が弱い(対策は可能)

行灯上に四方を囲む方法に比べて、どうしてもガード力が劣るのがデメリットです。
ラップで大きく囲むと苗と苗の間は空間ができてしまいます。

でもできるだけ土との間にすき間を残さないこと、ラップ同士の間の隙間も作らないように上手に巻き付けていくことがコツですね。
また、ビニール温室みたいなつもりでかなり上の方までカバーしてあげるようにすると、大分解消できそうです。

1シーズン使い捨てになってしまう

このラップ、外すときはハサミなどで切って外すことになります。
だから専用ビニールカバーと違って再利用するのはちょっと難しそうです。

ただ「ハンディーラップ」「ストレッチフィルム」等の名前で替えフィルムが販売されていますが、かなり安価です。
使い捨てにはなってしまいますが、毎年きれいな状態で新たに巻き直せるからいいかもしれませんね。

まとめ


自宅に余っていた梱包用ラップを使って、苗の風よけガードをしてみたお話でした。
手軽だし、かなり大きくカバーしても透明感があって、菜園の見た目も意外といいです。

これってベランダガーデニングのように狭いスペースにも有効な方法だと思いました。
もしも参考にしてもらえる方がいればうれしいです。
 

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