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紫陽花をきれいにドライフラワーにする方法|しわしわになる失敗を防ぐ基本的な作り方とは

紫陽花をドライフラワーにしようとすると、しわしわになって失敗することがあります。
乾燥する前にしおれてしまうのが原因。湿度が高いとそのリスクが高くなります。

我が家では今年、いつもより早めにアジサイの花を収穫する羽目になりました。
このところ台風で雨が多かったので湿気が残っていてしわしわになるのが心配だったのですが、基本の作り方を守ったらうまくできました。

ドライアジサイの作り方


こちら北海道では湿度が少ない気候のためドライフラワーが作りやすいです。基本に忠実に作るとほぼうまくいくのですが、それでもちょっとしたコツがあります。

水気たっぷりのアジサイをドライにするには、風通しの良い場所である程度水気を抜いてから、日陰で完全に乾燥させるのが理想的。そうすると花びら(ガク)部分がしっかりしたまま乾きます。

我が家のいつもの手順を紹介しますね。

紫陽花ドライフラワーの手順とコツ

1.晴れた日が数日続いた後に収穫するのがベストです。
あじさいが吸い上げた水分が少ないほうが乾きが早いから。
ただ、暑くてしおれているような状態ではきれいな形にならないので、その場合は一度水揚げして花びらをピンと張ってから乾かすほうが良いです。

2.花から下の葉は取り除きます。
花のすぐ下についている一枚くらいは残しておいてもいいと思います。一輪で飾る時なんかは、ちいさな葉が付いている方が可愛いですよね。
でも葉は花と比べて厚みがあり、乾きが遅いためその部分からかびるリスクもあるので、大部分は除くようにします。
また茶色く傷んでいる花びらがあればこの時点で除いておくといいです。

3.まずは逆さまにぶら下げて、風がよく通る場所につるします。
このように逆さまにぶら下げるのは、あじさいの丸い形をキープするためです。
直射日光が当たらず、明るい日陰で風の通り道になるような場所がベストです。
湿度が高めのときや自然の風がないときは扇風機の風を弱く当てています。
うちはエアコンがないのですが、エアコンの風が通る場所で干すのもおすすめです。

このとき、たくさんピンチがついた小物干しが便利。
うちではハーブ類をドライにすることがよくあるので、専用にしているのがあります。100均で手に入れた、ごく普通の小物干しですが、窓際、壁際につることが多いので、丸形よりも横長サイズが使いやすいです。

4.、半日風を通してあげたら、室内の日陰へ移動させます。
日陰の中でも湿気が少ないところを探します。天井に近いところなら割と乾燥しているので、飾りながら干してもいいかもしれません。
その場合、アジサイはボリュームがあるので一輪ずつ、輪ゴムをかけてその輪ゴムにピンの針を通して壁に刺します。
でもこのたびは、小物干しのピンチに1.2本ずつ挟んで、そのままぶら下げました。

半乾きのうちに、つぶれたり重なってしまっている花びらの形を整えてあげると、いい形で乾きます。

心配なときは扇風機を弱くかけっぱなしにします。

5.時々場所を移動したり、裏返したりしてチェック。
じっくり、完全に乾燥するまでぶら下げておくのがコツです。
1週間したら、もうカサカサと音がするほど乾きました。できあがりとしましょう。
かびたりシワシワしたりすることなく、うまく干せました。

完全に乾燥するには意外と時間がかかるので日数が必要なんですよね。
乾いたと思っても、早めに箱などに収めてしまうと箱の平らな形がついてしまったりしますので注意。(経験済み)

※北海道も台風がやってくるようになり、雨の多い時期に作ったのですが、それでも他の地域と比べると湿気が少ないですよね。同じようにしても、暑い地域の場合はうまくいかないかもしれません。ゴメンナサイ(汗)
どこかヒントになる部分があれば幸いです。

あじさいは秋の庭で自然にドライになるのが一番いい

例年は秋も終わりに近づく頃、庭で自然にドライになったアジサイの花を切ってくるようにしていて、北海道ではこれが一番簡単できれいにできる方法です。
そうすると、ほとんど水分も抜けているので失敗なし。

それまでの間、色の変化を窓から楽しめるのも嬉しい。まさに「秋色あじさい」の様子を観察できます。

でも、雨が続いて茎が下向きになってしまって花が土に付いてしまった時や、あまりにも日差しが強くて色あせてしまいそうなところに咲いている花は、随時切り取る必要があります。
そういうときは、前述のやり方でドライにします。

racss
またはしばらく水に挿して、生花として楽しむのもありです。
根っこが生えてくるので、鉢植えにしちゃうとか庭に下ろして増やす、とかもありです。

ただ、アジサイを室内に飾る時は、だんだんアジサイの本当のお花が開花し、そのあとぽろぽろと落ちてきます。(花びらに見える部分の中心に、本当のお花があります)
このぽろぽろが、こまめにお掃除しなくてはいけなくて大変かも。

またあじさいは人間にも猫にも毒になるので、うちの場合飼い猫がいたずらしてなめたりしないように注意する必要もあります。

庭の剪定でアジサイの株を整理した

今年はまだ水気の多い8月末にあじさいドライを作ることになってしまい、少し気を使いました!
上記の方法でうまくできたのでホッとしましたが、なぜこうなったのかというと・・・

「庭伐採」したのは2週間くらい前のはなし。
庭のアジサイが巨大化していました。
アジサイだけじゃなく、いろいろな木や草が茂っている庭。
亡くなった実父が、もらってきた木や多年草を植えまくっていたもので、ナチュラルで落ち着く景色ではあるのですが。
でもそろそろ思い切って剪定しなくては、と思っていたところへ、主人の父がやってきてくれました。
義父は植物のプロ。植物学者になろうとしていただけあって、何でも知っています。

パパさん
「切ったら可哀想だからと大事にしたい気持ちはわかるけど、全部を元気に育てるのは無理。
病気を防いで花や実を楽しむには風通しを良くしなくちゃいけないよ」
racss
容赦なく大々的な刈り込みが・・・!

アジサイの花を救出

大株になっていたアジサイは、高さはあまり変えず、裏側の枯れた枝、細い枝を取るとすっきり。
そのほか、大きくなりすぎたリンゴの木や桑の木を剪定・整理し、庭全体がすっかり風通し良くなりました。

が、アジサイの花が伐採されたまま下敷きに・・・なので、いくらか救出してきたというわけです。
キレイにドライになりホッとしました。
うちのあじさいの大株、きちんと手入れをしてこれからもたくさん花を咲かせなくちゃ。

アジサイドライフラワーをミンネで販売しています

アジサイのドライフラワー
アジサイはドライにしておけば、丸1年楽しめます。
次第に色が変わっていく様子も楽しいし、日の当たらない場所に飾っておけばいつまでもきれいな色をキープできます。

我が家に飾るだけではたくさん余るので、一部、形のきれいなものを選抜し、整えてドライにしてから販売用にすることも。
不定期ですがミンネの販売ページで出品中です。
もしほしいと思ってくださる方がいれば、ギャラリーをチェックしてみてくださいませ ↓

お買い求めはこちらから
ハンドメイドが集まる販売サイト【minne(ミンネ)】
racssの紫陽花販売ページ
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