北海道では雪解けが遅く気温もなかなか上がらないので、ゴールデンウィークが終わった頃からようやく家庭菜園が本格的に開始できます。
できるだけ早く野菜の苗を植えるためには急いで土作りをしてしまわないといけません。
これまでも小さなスペースで野菜を作ってきたのですが、昨年から実家に引っ越して亡き父がやっていた家庭菜園を管理することになりました。
この畑はこれまであまり良い土作りをしてこなかったので、今年は野菜作りのプロ・義父のアドバイスを受けつつきちんとやろうと思っています。
その様子を健忘録を兼ねて記事にします。
土起こしは五月初めに済ませた
5/2に土起こしをしてコンポストの中の堆肥を混ぜておきました。
ここは雪が降るまでほうれん草と小松菜を植えていたところ。スペース的には畳4枚分くらいでしょうか。
うちにはもう一か所、となりに前からの畑区画があります。
そちらも半分くらい土起こししたところで力尽きて、どうしようかなーと数日放置。
ゴールデンウィーク明けに土づくりと苗植え
5/7に義父がきてくれて石灰と肥料を撒き、いくつかのコツを教えてくれました。
忘れないうちに書き出しておきます。
これだとすぐ苗を植えても根が傷まないから。
肥料は鶏糞と化成肥料を混ぜたものを元肥として入れること。
ただし化成肥料は効果があるけれど、土を固くするので頼りすぎないこと。
窒素・リン・カリの割合が8%ずつのタイプで十分とのこと。
鶏糞とコンポストの堆肥だけで土づくりができれば一番いい。
ただ生ごみ堆肥は安全と思いがちだけど、普段食べているものから出た生ごみといっても、農薬がかかった野菜くずやホルモンバランスの崩れた食肉のくずも混ざる可能性があるわけだから、生ごみだって厳密に言うと安全ではない。どこまで気にするかの問題だよね、とのこと。
ということで必要に応じて市販の堆肥や化成肥料も少し使えばいいんじゃないかというお話でした。
菜園の配置
このあとあっという間にずらりと苗が植えられました。
場所を記録しておかないと、来年困るのでメモメモ。
こちら側にはピーマンの苗4つとズッキーニを種から2か所に。
ズッキーニはビニールをかぶせてあるので、芽が出たら穴をあけてやり間引いて1本にし、大きく育てるようにします。
ズッキーニは苗から植えたほうが簡単と思ってましたが、種からでも難しくないよって。
こちら側には向かって右の奥からキュウリ、プチトマト、ナスを4株ずつ。
教えてもらったコツとしては、苗自体が大きくなるまで、花芽がついても取ってしまうこと。
そうしないと最初の2本くらいしか収穫できなかった~という残念な結果を防げます。(経験あり)
もちろん、肥料不足で実が少ないこともあるので随時、追肥もすること。
真ん中の畝が枝豆。
左はじがつるなしインゲン。
豆類には元肥を入れなかったそうです。
豆類は自分で養分を作り出すから余分な肥料は入れないほうがいい。
(根に養分を貯めた粒がつく)
豆類も苗ではなく種をまいてビニールをかぶせてあるので、芽が出たら穴をあけてやればよし。
つるなしインゲンのほうは伸びてきたら紐を張ってやると倒れない。
(つるなしなので高い支柱はいらない)
ということで、育てやすいと言われる野菜をほとんど植えることになってしまいました。
今まで亡き父が畑の世話、母は草花の世話、と分担していたようですが、これからは母も野菜作りを楽しんだらいいんじゃない?
家族で協力してお世話しましょうという話になりました。
茹でたてを食べるのが楽しみです。
もう一か所、父が作っていた温室があって、今は壁があるだけなので温室ではないけれど、その中にも何か植えられます。
そこにはほうれん草とか小松菜などの葉物類を撒こうかと思っています。
去年は忙しくてほとんど畑仕事ができなかったのでどうかな、今年はうまくできるかな。
長いもの収穫
畑の一画に、長いもゾーンがあったのです。
去年むかごだけはとっていただいたけれど、本体の長いもは収穫したことがありませんでした。
亡くなった父が、昨年まで木枠を作ってそのなかで育てていたもの。
秋に枠を解体して収穫したかったのだけど時期を逃してできなかった。
で、それをこの日義父に手伝ってもらって解体しました。
長いも、出てきた!
長さはそこまで長くはなくて30cmから40cmくらいのが多かったけれど、でもしっかり食べられそうなのがゴロンゴロン。
義父と山分けし、お友達にもあげました。
とろろにしたら、すごい粘り!むっちむちでびっくりです。
折れちゃったり小ぶりなものはすりおろすのが面倒なので、きれいに洗って皮ごとフライにしました。
スパイシーにしてビールのおつまみに。
我が家で試して良かった方法・アイデアなどを目次にしてあります。
よろしければあわせてご覧ください。