少量多品目栽培、混植リレー栽培で年間50品目の収穫を目指すのが、菜園家・福田俊先生の畑です。
「市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本」を読んで、目からウロコの気づきを得た私、早速実践してみよう!
2020年5月末にこの本を知ってから、ワンシーズン挑戦してみた結果をご紹介します。
私が参考にしているのは、こちらの本です。
関連記事 フクダ流「年間50品目の野菜を育てる本」を家庭菜園の教科書に
北海道ではそのまま実践するのは難しいのですが、混植と育苗で品目を増やすことにチャレンジはできそう。
少量多品目栽培を我が家で実現するには
我が家のへなちょこ菜園ですが、広さ的には3坪+裏庭2坪くらいありますので、合わせればちょうど「市民農園1区画」くらいですよね。ただ宿根の野菜類が菜園エリアの縁にぐるっとあり、裏庭の殆どのスペースにもあるので、それ以外のリレー栽培ができる場所としては実質8㎡くらいじゃないかと思います。
いつも植えるものは、ミニトマト、ピーマン、ズッキーニ、枝豆、レタス。
ほかに春先のほうれん草、春菊、小松菜、カブとラディッシュ。
これで10品目ですね。そのほか、その年によってナスを植えたりきゅうりを植えたり、エンドウ、いんげんを植えたりするので、12,3品目にはなります。
これを50品目までとは言わないけれどもう少し増やしていきたい。
ちなみに、我が家の宿根系の食べられるものは結構種類があります。植えっぱなし、またはこぼれ種からの発芽で毎年収穫できるものたちです。
- アスパラ(2色)
- ウド
- 三つ葉
- ニラ
- フキ
- ルバーブ
- 畑わさび
- 行者にんにく
- みょうが
- レモンバーム
- ミント(2種)
- オレガノ
- タイム
- チャイブ
- イチゴ(2種)
- ブドウ(未だほとんど実らないけど)
- カシス
- ブルーベリー
- スベリヒユ(これ入れる?!)
- 青じそ
- 赤じそ
これらを数に入れるとすれば既に30品目は達成していることになるのだけど、夏野菜、秋野菜でまだもう少し増やせそうです。
※スベリヒユは畑内にはびこる雑草なんですが、野菜としても優秀!
私は時々収穫して食べています。だから栽培品目に数えちゃいますよ。
秋野菜のために育苗しておくことに
春から積極的に新しく育てる品目として「しゃくし菜」や「モロッコいんげん」、じゃがいもなどを栽培しました。関連記事 今日の菜園7/10|シャクシナ・ルバーブ・ミニカボチャなど(2020)
さらに秋に収穫する品目を増やして行こうと思います。
そこで、7月から8月最初くらいまでの間にセルトレイや小さいビニールポットで育苗しておき、収穫が終わった場所にどんどん植え付ける方法を試してみることにしました。
2020年夏に育苗したものは、ブロッコリー、ビーツがメインですが、ほかに秋用の小松菜や青梗菜、ほうれん草などもセルトレイで育苗。
最終的に多品目はここまで達成できた
これはカボチャを収穫した日の写真。色々とにぎやかに写っていますね。このカボチャ、実は自生え。植えてないのに捨てた種から出てきたものでした。
それはさておき、最終的にどのくらいの品目を植えられたのか、数えてみると?
- ミニトマト
- 中玉トマト
- 枝豆
- ピーマン
- つるなしインゲン
- モロッコいんげん
- ミニ大根
- ブロッコリー
- アスパラ菜
- 青梗菜
- 春菊
- しゃくしな
- 小松菜
- ナバナ
- ラディッシュ
- レタス(2種)
- かぶ
- ほうれん草(2種)
- わさびリーフ(カラシナ)
- 九条ネギ
- ミニカボチャ(+自生カボチャ)
- きゅうり(2種)
- ビーツ
- ごぼう
- にんにく
- じゃがいも(2種)
数えてみると意外とありました。例年の数と比べると倍近くになりました。
ただあまり大きくできなくてもう少ししっかり収穫したかったものたちもありますが。
宿根系のものたちを合わせると、40品目を超え50品目に近づきました!
北海道でもこの本で学んだことを実践・工夫するとかなり「50品目」に近づけるということがわかりました。
あとは病気なく健康に育てて収穫量を増やしていくことが課題です。
冬期間のプランター栽培にも挑戦してみたが
北海道でネックになるのは、冬は露地栽培ができないということです。
そこで2020年の冬は初の試みとして、サンルーム内に置いたプランターで葉物野菜を栽培できないかやってみました。
我が家のサンルームは手作りなのですきま風が入り、雪は防げますが朝晩は氷点下になります。
しかし室内はストーブの熱で暑すぎることと、猫がいるのでいたずらされそうなこと、窓の位置から日照確保が難しいことから、プランターを置くとしたらサンルームしかないのです。かなり厳しい環境ではありますが、寒さに強い冬用のサラダほうれん草とわさびリーフを育ててみることに。
結果、ビニールで保温していたおかげでなんとか枯れずに春を迎えられたものの、冬の間に収穫できるほどには大きくなりませんでした。
春になってきてようやくベビーリーフとして食べられるように。
まだ庭に雪が残る時期に、かわいい葉物を収穫できたのは嬉しかったけど、保温のために毎日ビニールを開けたりかぶせたりしていた手間を考えると採算が取れたとは言えません。
それから、ミニトマトもサンルームに取り込んで、かなり遅くまで育てていました。
ただ、気温が低くなってからはもちろん新たに実をつけたりはしないし、残っている青い実が熟すのを待つのみでしたね。
12月に入ってサンルームも明け方は氷点下になる日が増え、12月中旬でミニトマトの茎が凍ってしまい終了となりました。
完熟の実から種を取るという目的は達成できたのでよしとしています。
ということで総合的に考えると、北海道でも冬のプランター栽培はできないことはないけれど、やらなくてもいいかなという結論に。
今年の冬は割り切ってゆっくり菜園プランを練る時期にし、春先早めに育苗を始める方向でやってみようかと思っています。
まとめ
北海道の家庭菜園でも「年間50品目」に近づけるか1シーズン挑戦してみました。
リレー栽培・混植栽培できたのは全部で26品目、品種違いも別々に数えるとすれば29種です。
他に植えっぱなしのものたちが20品目以上あるので、合計するとかなりいい線まで達成!
お手本はこの本です↓
やはり鍵は早めの育苗です。天候を見ながら植え付け時期を逆算、セルトレイに種まきして育てておきます。
2020年は満足できる量が取れなかったものもあるので、収量アップのために他にもいろいろ勉強する必要性を感じています。
ただいま情報収集中、他に良い本も見つけているのでまたレビューしますね。