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家庭菜園の水やりの節水ポイント|雨水と台所排水の使い方

家庭菜園への水やりは、節約のために雨水をためたものを使っています。
我が家の水やりのようす。

雨水をためるバケツとタンク

雨水をためるバケツとタンク
我が家ではバケツに溜まった雨水で野菜への水やりをしています。
これは主に節水のため。

家庭菜園全体に水やりしようと思うと、うちの小さな畑でも8Lくらい入るじょうろで3回以上汲んで水やりするので結構な量です。
これを水道からすべてまかなおうとすると、水道料金が恐ろしい。

有機農法などでは水道水をホースでやるより、雨水のほうが野菜に良いと言われたりもしますが、そこまでは考えていません。
だって、うちの場合は屋根から雨水が落ちる位置にバケツを置いて、たまった水を使うだけだもの。
(屋根の汚れも入っちゃってますね。)
(雨水だってこのごろは酸性雨やら黄砂まじりやらいろいろですから、安全とは言い切れないし・・・ごにょごにょ)

雨どいとタンクを連結して貯めるとたっぷり溜まりますが、北海道の家には一部の地域を除き雨どいがついていません。
屋根の積雪で必ず壊れますから、初めから付いていないんです。

だから雨が落ちる位置を予測してバケツを置いておくだけ。
雨が落ちる位置は砂利がへこんでいるのでわかります。
夏の間だけでも取り外し可能なといをつけられたら、もっと効率的に雨水利用ができそうですけど・・・。

北海道の春から初夏は雨が少ない

雨水タンクもからっぽ
北海道の5月6月は、雨が少ない傾向があります。
梅雨もないから、この時期は水やりの水が足りないなーと毎年思っている気がします。
ちょうど畑の苗類が成長する時期だからたっぷり水やりしてあげたいのですが、我が家のバケツもタンクも空っぽ。

昔、父が家庭菜園をしていた頃は、軒下にずらりとプラスチックの漬物樽が並べられていましたっけ。
雨水がたくさんたまっていいのだけど、気をつけないとボウフラが増えて家の周りに蚊が多くなってしまいます。
(ボウフラ対策には、定期的に食器用洗剤を一滴垂らすと良いですが、忘れると意味なくなります)
秋の樽の片付けも、内部についたコケなどを落とすのがまた大変で、たまに母が愚痴ってました。

それで実家の整理の時に、たくさんあった漬物樽はほとんど処分したんです。
出しっぱなしで使っていたので、紫外線でかなり劣化していましたしね。

残した数個は大量の剪定くずや雑草を乾燥させておくときとか、根や球根を伏せ込みしておくときなどに使っています。
冒頭の写真の後ろ側にちらっと写っている、黄色っぽいのがその樽ですね。
今はウドの根を伏せ込みしてありますが伸びてきたところ。

ヤフオク購入の雨水タンク(リサイクル容器)

今は雨水用に出している容器はふたつだけです。
45リッターの入る大きなバケツと、60リッター入るというタンク。
このタンクはふたができるので虫が入りずらいですし、内部に光が透けないのでミズゴケも生えにくいのです。

ヤフオクでリサイクル品が出品されていたのを買いました。
加工用の山菜塩漬けなどが入って輸入される容器だそうです。
左右に小さな取っ手がついているところが可愛い。

ただ、口部分が小さいので、じょうろをそのままドボンとして水汲みができません。
雨の日に蓋をあけておいても、あまり雨が入ってくれません。
それがちょっと不便なところかな。

隣に置いたバケツに溜まった水を、ざばーっとこちらのタンクに移して普段は蓋をしておきます。
使うときだけ開けて、中に入れっぱなしの白い容器を使って水を汲み、じょうろに移すというやりかたにしてます。

この容器は激安の300円で出品されていました。でも大きいから送料が1000円以上かかってしまいます。
それでもこれだけの大きさのバケツや樽で気に入ったデザインのものを買うよりは安かったので、落札しました。

ちなみに、同じようなリサイクルタンクでもっと大きな150リッターから200リッター入る容器を出品されている人もいます。
それだと口が広くて置きっぱなしで水が溜められそうですが、うちの狭い軒下に置くには大きいので断念しました。
それに本体価格が1500円ほどプラス北海道までの送料だと5000円くらいになっちゃうんです。
そんなにお金かけていたら、水道代節約している意味がなくなっちゃうでしょ。

このたぐいの蓋ができるタンクは、ボカシ肥料を作ったり発酵液を作ったりするのに使う人もいるみたい。
広い畑で本格的な有機農法をする人には便利かも。

台所排水を家庭菜園の水やりに使うときは

ひしゃくで水やり
雨水タンクがからっぽのときは、台所で出る水を利用します。

例えば菜園から間引きした野菜は、台所でボウルや洗い桶を使って洗い、その水をバケツに移しておきます。
数回水を替えて洗うから、20Lくらいのバケツがいっぱいになるんです。
これをただ排水に流すなんてもったいないし、洗い流した土などが排水管に溜まったら大変ですから、畑にまくのが一番でしょ。

米のとぎ汁、ヨーグルト容器を洗った水、納豆パック(調味料を入れる前のもの)を洗った水などを混ぜるのもOK。
乳酸菌を含む水になるので、土にはいいそうです。

ただ、もちろん塩分や油分のある水はダメです。
だから食器洗いに使った水などはダメです。
野菜の塩を入れない茹で汁とかはいいかな。

よっこらしょ、と台所から庭までバケツを運んできて、昔ながらのひしゃくで水やりをします。
じょうろに移して使うと、土や野菜くずなどが混ざっている場合にシャワー穴が目詰まりしてしまうので、ひしゃくがいいですね。

まだ小さい葉物類の畝にも優しくかけてあげます。
ひしゃくだと根元にピンポイントで水やりできるのもいいところです。
育てている野菜によりますが、バケツ一杯で、2畝分プラスアルファくらいは間に合います。

まとめ

家庭菜園の水やりに使っている雨水や台所排水のお話でした。
野菜の苗類だけじゃなく、アスパラやブルーベリーの木、鉢植えの花やホスタなども水大好きなので、雨が降らないと大量の水が必要。
節水のためには雨水や台所で出る水の利用がおすすめです。

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