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猫のかぎしっぽの種類とは?尾曲猫になる理由を説明します

尻尾の形が変わっている猫、飼い猫でもノラさんでもよく見かけませんか?
それはカギ尻尾(かぎしっぽ)の猫ちゃんです。

初めて見ると「病気?怪我?痛くないの?」と心配になってしまいますが、猫ちゃんは平気な顔をしています。
うちにもかぎしっぽがいるので詳しく調べてみました。
猫の変形しっぽについて知ると、きっとかぎしっぽの猫を飼いたくなりますよ~

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「かぎしっぽ」ってどんな尻尾?

「かぎしっぽ(鍵尻尾)」は「曲がり尻尾」や「尾曲り」猫とも呼ばれることがある、変形した尻尾のこと。
ただ単に「変形」や「奇形」ではなく「かぎしっぽ」と呼ぶところが、猫ちゃんへの愛情を感じますね。

体型や模様が様々なように、かぎしっぽも個性としてとらえられています。
これは変形尻尾の猫が多い日本ならではと言えるかもしれません。

日本に尾曲がり猫が多い理由についてはこちらの記事でどうぞ。
関連記事日本猫にかぎしっぽ(尾曲猫)が多い理由|うちのかぎしっぽさんも紹介

「かぎしっぽ」を英語で言うと?

英語でかぎしっぽは「キンクテイル(kinked tail)(キンケッド テイル)」と言います。
これは「よじれた尻尾」という意味で、奇形の尻尾を総称しています。

通称ではhook tail (フック状の尻尾)やbent tail(鉤型の尻尾)といった呼び方もされるようです。

日本ではよくカギ尻尾の猫を見かけますが、欧米ではとても珍しい。
そのせいか、見かけたらラッキーなしるしと言われることも多いみたい。

尾曲猫になる理由はいくつかあります

では、どうしてしっぽが曲がった猫になってしまうんでしょうか。

尻尾の変形の理由は大きく分けると「先天的なもの」と「後天的なもの」に分けられます。

先天的なもの

・遺伝によって生まれつき曲がっている場合
・胎内で何らかの圧迫を受けたせいで変形した場合

先天的に尻尾が曲がっている場合、猫ちゃんは特に痛みを感じないようです。
ただ、尻尾というのはとても敏感な部分ですので、強く触られるのを嫌がる猫は多いですね。

後天的なもの

・生まれてから骨がまだ柔らかい時期に何らかの力が加わり変形した場合
・大人になってから事故などの怪我で損傷した場合

生まれたばかりの猫の赤ちゃんはまだ骨が小さく柔らかいため、例えば母猫にしっぽを踏まれたとか、高いところから落ちたとか、どこかに挟まったなどがあると、変形してしまうことがあります。

そのときは痛いはずですが、成長していくうちにそのまま骨が固まり、平気になる猫ちゃんがほとんど。
ただし中には変形して成長した骨が尻尾の神経に障るなどして、痛がる猫ちゃんもいますね。

特に、大きくなってから事故に遭ったりして尻尾が変形してしまった場合、注意が必要です。
尻尾には猫の下半身につながる神経が通っていますから、この神経が損傷してしまっている場合は、歩行や排便の機能に支障が出るケースもあるからです。

また、今まで長かった尻尾が急に曲がる、短くなると、慣れるまでうまくバランスが取れなくなる猫ちゃんもいます。
ですから、万が一飼っている猫ちゃんが尻尾を怪我した場合は、早い段階で病院で診てもらうようにしましょう。

レントゲンで見たかぎしっぽの骨の形はどうなっているの?

さて、鍵尻尾の骨は、レントゲンで撮ると実際に折れ曲がっているようすがはっきり写るそうです。

猫の尻尾の骨は一つなのではなく、20数個の骨が関節でつながっています。
そのいくつかが変形していると、しっぽの形は曲がるのですね。

曲がり方は大きく3つに分類されます。

半椎骨が原因のカギしっぽの種類

その途中の1つの骨が小さく成長不良になった、もしくはつぶれてしまったためにその次の骨が傾いてしまう場合があります。
その変形した骨を「半椎骨(はんついこつ)」と呼びます。

レントゲン写真で見ると半椎骨は片方に歪んだ三角形のくさびのような形をしている場合が多いようです。

半椎骨があると、尻尾の途中からかきっと折れ曲がった形の尻尾になります。
一か所だけでなく数か所曲がっていてジグザグ型だったりハテナ型だったりする猫ちゃんも。
これがいわゆる「かぎしっぽ」「曲がり尻尾」「キンクテイル」です。

骨がつぶれているかぎしっぽ
・折れている形
・ジグザク型
・ハテナ型

 

融合椎が原因のカギしっぽの種類

尻尾の骨の1つないし複数が変形し、融合してしまっているのが原因になることがあります。
それを「融合椎(ゆうごうつい)」と呼びます。
これは怪我でつぶれてしまった場合もありますし、生まれつき変形している場合も。
くしゃくしゃと折りたたまれた形やぐるぐると複雑に絡み合ったかたちの鍵尻尾はこのパターンがあります。
「ぶたしっぽ」や「お団子尻尾」「カールテイル」と呼ばれる形のしっぽですね。

骨が融合しているかぎしっぽ
・小さくカールしている
・短く見えるがさわるとごつごつしている

 

減少尾椎が原因のカギしっぽの種類

尻尾の骨の数が少ない「減少尾椎(げんしょうびつい)」が原因の変形しっぽもあります。
短い尻尾は生まれつき尻尾の骨が少ない、もしくは数はそろっていてもそれぞれが小さいようです。
「たぬきしっぽ」「ポンポン尻尾」「ボブテイル」はこのパターンになりますね。

骨が少ないかぎしっぽ
・ウサギのような短い尻尾
・半分くらいの長さの尻尾

 




かぎしっぽで困ること、デメリットとは


かぎしっぽだと困ることってあるのでしょうか。
痛みがないのなら困ることは特にないはずですが、状況によってはちょっとしたトラブルが起きることもあります。

というのも、猫は尻尾に気持ちがそのまま出てしまう生き物。
尻尾で猫同士のコミュニケーションをとっているため、曲がっているしっぽのせいでメッセージがうまく伝わらないことがあるようなのです。

たとえばしっぽをピンと立てるときは、楽しいとき、興味津々のとき、遊びたいときなど。
でもカールしているしっぽだとまっすぐ立てることができません。

ほかに左右にブンブンと振ったら不機嫌だし、ゆっくりくねくね振ったら遊びのお誘いだったりします。
これが短い尻尾や曲がった尻尾だとスムーズな動きになりません。

それで猫同士、コミュニケーションがうまくいかないこともあるよう。
実際に複数の猫ちゃんを飼っている飼い主さんの観察によると、怒っているのに遊びたいと誤解されたりとか、その逆とかで困っている猫ちゃんたちも。
それを見ている飼い主さんとしては面白いし可愛いなあと思ってしまう光景ですけどね。

さらに、しっぽの形によってはテーブルの上のものをひっかけてしまったり、トイレの汚れがつきやすかったりという場合もあります。
かぎしっぽはそれぞれ形が違うので、かぎしっぽちゃんを飼っている場合はよく行動を観察して、問題があるようなら対策を考えてあげるといいかもしれません。

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うちの曲がり尻尾のモコの場合は、特に困っていることはないみたいだけど、しっぽを大きくゆらゆら振るのが苦手みたい。
何かに興味を示しているときは「ビビビ」と小刻みに動かしているのをよく見ます。

でもほとんどの場合は、しっぽが変形していても何の問題もありません。
逆にかぎしっぽのねこちゃんの仕草は愛嬌があって、とても可愛い。
だからかぎしっぽにメロメロという飼い主さんも多いですね。

まとめ

猫の尻尾が曲がってしまう理由を紹介しました。
生まれつきのものであれば心配する必要はありません。
個性的なかぎしっぽさんたち、ぜひ可愛がってあげましょう。

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