頂き物の紅茶や自家製ハーブ、そのままでは飲みにくい健康茶などが溜まっていませんか?
そんなときにおすすめなのが、自分で茶葉をブレンドする自家製ミックス茶づくりです。
飲みやすくして期限切れにならないうちに消費しちゃいましょう。
茶葉をブレンドするコツを紹介します。
苦手な味の茶葉もブレンドすれば美味しくなる
いろいろなお茶があって飲みきれなかったら、ブレンドしてみましょう。
好みの茶葉を多めに、ハーブや健康茶を適量ミックスして飲みやすいブレンドティーにする方法です。
我が家ではこんなことがありました。
「なにこれ、苦いしまずーい」と杜仲茶を飲んだ夫。
成分重視で100%の杜仲茶葉を選んだのがあだとなってしまいました。
でも杜仲茶の健康効果は捨てがたいので、なんとか飲みやすい方法を考えなくては。
こういうときは、飲みやすいお茶とミックスしてしまうに限ります。
実は我が家では年に1度か2度、家中の余っているお茶を出してきて合いそうなものを組み合わせてお茶パックに詰める、というのが恒例なのです。
それを大きな瓶や缶に入れておいて、麦茶代わりに毎日飲むようにすると、すっかりきれいに消費できます。
同じような状況の方はやってみてはいかがでしょうか。
今回は杜仲茶メインのブレンド茶を作る様子を紹介しますね。
自家製ミックス茶の作り方
ということで、お茶を保管している戸棚をごそごそして取り出したのが大事に取ってあったノンカフェインのお茶。
ルピシアのデカフェシリーズをいただいたまま、眠らせてあったのですがいよいよ出番です。
左側の赤っぽい葉っぱは、ルイボスティーベースのフレーバーティー。
上側の黒っぽいのがデカフェの紅茶です。
右側が杜仲茶です。
作り方と言っても入れるだけなのですが、
3種のお茶をスプーンでお茶パックに詰めます。
だいたい3種類は同じくらいの量で合わせてみました。
全体の量は、カップ2杯分を想定して詰めているので少な目。
でもお湯を含むと膨らむので、お茶パックが大きいように思っても大丈夫です。
たくさん作ったら、ジップ付き袋へ保存。
これで飲みたいときにカップに入れるだけで杜仲茶ミックスのお茶が飲めるようになりました。
今回はノンカフェインの茶葉でそろえたので、いつでもごくごく飲めそうです。
ティーポット代わりには保温タンブラーが便利
ちなみにこのミックス茶を飲むときは、保温できるタンブラーに入れてお湯を注ぎます。
で、少しずつカップに出して飲むと温かいお茶が楽しめるのです。
タンブラーから直飲みでももちろんいいんですが、直飲みだと熱すぎてやけどしたことが。
なので自宅で飲む場合はいつも別にカップを用意してます。
飲みたい分だけ出して適度に冷まして飲めるし、注ぐときはこの口部分のかたちがちょうど注ぎやすいんですよね。
このタンブラー、310ml入るので、マグカップに半分だとちょうど2杯分くらい。
今回のような紅茶入りのミックス茶の場合、置いておくと濃くなりすぎるので、1杯飲んだらさらにお湯を注いでおくとあとでおかわりがたっぷり飲めます。
自家製ミックス茶のコツ
自宅で飲みきれなくてよく余りがちなのは、大きな袋で売っている「棒茶」や「ほうじ茶」。
それからカフェインが強いので寝る前は避けたりなど、緑茶も結構余りがち。
賞味期限が切れたお茶でも使える?
お茶は賞味期限が切れたとしても腐るわけではないけれど、やっぱり香りが飛んでしまうので長期保存したものは美味しくなくなります。
開封していなくても袋がパンパンに膨らんでいたりしたら変質している可能性が高くなりますから、残念ながら処分。
開封後期間がたっているものは、カビなど入り込んでいないかよくチェックする必要があります。
賞味期限が切れていても変質していなければ飲むことができますが、自己責任でよく見極めて使ってくださいね。
ミックス茶の配合は味を予想して
チェックをクリアしたお茶たちは、いよいよミックス。
うちのやり方ですが、いろいろなお茶を大きめのボウルにまとめて入れてしまいます。
ボウルの中でよくかき混ぜてから、1回分ずつ市販のお茶パックに詰めていきます。
このとき、お茶の味を予想しながら量を調節したほうがよいです。
なぜなら、本来はお茶によって美味しく淹れる温度が違うわけです。
でもそれをミックスして一つの袋に入れてしまうことになりますので、たとえば緑茶ばかり多いと苦くなるし、ほうじ茶ばかりだと酸味が強くなったりなどして美味しく飲めなくなる可能性もあります。
自家製ブレンドのメインにルイボス茶がおすすめ
そんなとき、全体の味をまとめてくれるのがくせのないルイボスティー。
ルイボスティーは苦み酸味がほとんどなく、カフェインも入っていません。
赤い色が特徴的ですが、それ以外はくせがないのでどんな味にも合わせやすいお茶です。
うちではルイボスティーのリーフの大袋を時々購入するので、それを自家製ミックス茶のベースとして使っています。
ティ―パックになっているのじゃなくて、茶葉タイプのものですね。
組み合わせ方は、大体ですが全体の量の3分の1くらいをルイボスティーにします。
そうすれば、他のお茶の強い味が和らぎ飲みやすい味になるというわけです。
くせのないお茶を多めに混ぜると飲みやすくなる
ただ、余っているお茶の消費のためにミックスするのですから、ルイボスティーがないときわざわざ購入するのもおかしな話ですよね。
その場合は、手持ちのお茶の中でクセの少ないものをベースにするといいと思います。
例えば、麦茶。夏の残りの麦茶パックがどこかにありませんか?
袋から中身を出して混ぜちゃいます。
あとはハト麦茶やそば茶、黒豆茶なども味が柔らかく飲みやすいお茶なので、ミックス茶のまとめ役として使えます。
美味しくて便利な自家製ブレンドティーの組み合わせ例
自家製ミックスでお茶パックを作っておくと、いろいろな味が手軽に飲めて面白い。
うちでは庭のハーブをドライにしたものや、いろいろなスパイス類を少しずつ混ぜてみたりして楽しんでいます。
余ったお茶消費だけでなく作っておくと便利なのが次の3つ。
緑茶ベースにドライにしたミントとレモンバーム
緑茶とミント、合いますよね。
レモンバームはドライにするとそんなにレモンの匂いはしないけれど、いろいろ効能があるので入れます。
熱湯で淹れてから冷たく冷やして飲むのもいいし、温かいままで飲むと花粉症のときなどスッとします。
チャイ用ミックス
紅茶にシナモンスティックを小さくしたもの、クローブ、カルダモンの粒を合わせてお茶パックに入れておくと、チャイ用ミックスです。
これは少し煮出さなくてはいけないので、小鍋にぽいっとパックを入れてぐらぐら煮立てます。
濃い色が出たら、カップに温めた牛乳とはちみつを入れて、上からこのお茶を注ぎ入れます。
かんたんチャイのできあがり。
チャイ用には、古くなって香りが飛んでしまったような紅茶の方がよく合います。
冬はストーブの上にのせたやかんで煮出すと、牛乳だけカップにいれて持ってきてすぐ熱いチャイが飲めるのでいいですよ~
ほうじ茶ラテ用ミックス
ほうじ茶にシナモンスティックとクローブを合わせてお茶パックに入れておきます。
小鍋で煮立て、軽く温めた牛乳と合わせます。
ほうじ茶ラテができあがり。
まとめ
戸棚に眠っているお茶、飲みきれない茶葉があったら、ミックスして活用しましょう。
クセのあるお茶も飲みやすくできますし、組み合わせ次第で複雑な味を楽しめます。
今回は「まずい・・・」と言われてしまった杜仲茶を美味しく飲むために、飲みやすいルイボスティー、紅茶とのミックス茶を作った様子をご紹介しました。