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フレンチトーストを美味しく作るコツと卵液黄金比率!!


フレンチトーストは我が家の場合、休みの日のブランチなんかで登場することが多いのですが、べちゃべちゃになっちゃうとがっかりですよね。
表面はカリっと、中はふんわりもっちりしたフレンチトーストにするために、わたしが試してよかったいくつかのコツをご紹介します。

バゲットで作るフレンチトーストは失敗知らず


フレンチトーストというと食パンで作るのが日本ではほとんどですが、食パンで作って失敗だなと思ったことが何度かあります。
漬け込みすぎたりすると柔らかくなりすぎてしまい、ひっくり返すのも大変なくらい。
見た目が無残な仕上がりになってしまいました。
これは卵液の比率も関係している(牛乳が多いと崩れやすくなる)のですが、食パンの生地がもろいからでもあります。

この失敗を避けるには、フランスパン(バゲット)で作るのがおすすめ。

わたしはスーパーで半額のバゲットを見つけたら、迷わず買い込みます。
カットして冷凍して、フレンチトースト専用にするんです。

フレンチトーストは、もともとパサパサに固くなったパンを美味しく食べるために考案されたもの。
賞味期限が近くなったパンの方がむしろ向いています。
なんだったらわざと乾かしておいてもいいくらい。卵液のしみ込みがグンと良くなります。

デニッシュ生地のパンや、ベーグルで作るフレンチトーストも崩れにくくていいです。
安くなっていたら買い!ですね。

卵多めの黄金比率で染みこませる

フレンチトーストを作るときの卵液って、目分量で適当に作っていますが、ここをきちんと量ると全然違います。

好みによって黄金比率は変わってくると思うのですが、おすすめの卵液はふたつ。

しっかりプルプルの仕上がり好きなら1:1

卵と牛乳の比率を1:1にすると、卵が多めなのでじっくり焼いたときにプリンのような弾力が出ます。
・卵 1個
・牛乳 50㏄
・砂糖 大さじ1

柔らかトロトロの仕上がり好きなら1:2

卵1に対して牛乳を2倍にすると、柔らかめになります。
・卵1個
・牛乳 100㏄
・砂糖 大さじ1

卵は白身もしっかり細かくなって牛乳と混ざるようにします。
泡立て器でしっかり混ぜるといいです。
丁寧に作るなら、白身の固まりを漉しても。

2020/11 追記:
卵の白身をしっかり細かくするためのお気に入り道具、最近はこれを使っています▼

▲フレンチトーストの卵液用には泡立て器より混ぜやすくていいですよ。

フレンチトーストの漬け込み時間

浸ける時間はバゲットならしみ込みやすいので10分くらい。
途中1回裏返します。
長く漬けておいても崩れにくいので一晩おいても大丈夫です。

食パンで作る場合も30分あれば染みますが、途中で何度かひっくり返す必要があります。
食パンの場合はもろいのでひっくり返しているうちに崩れてきたりするので、ちょっと注意が必要。

※時短テクもあります。記事の後半で紹介しています。

焼くときの油は多めにして表面カリッと


フライパンでフレンチトーストを焼くとき、油は少し多めがおすすめ。
大さじ1くらいの量でバターをいれるのが標準だと思いますが、気持ち多めにします。
できればフレンチトーストの片面が焼きあがって裏返すときに、もうひとさじバターを入れるといいです。
これで表面がカリっと揚げたようになって、べちゃべちゃしません。

私は最近ココナッツオイルで作るのが気に入っています。
ココナッツの独特な香りがつきます。

オリーブオイルでもいいと思うのですが、これも独特の香りがあるのでお好みですね。
無臭の健康的なオイルとしてはグレープシードオイルがいいですよ。

このオイル多めで揚げ焼きのようにする作り方は、中国や香港のフレンチトースト風おやつ「西多士」(サイトーシー)に似ています。
「西多士」の場合は間にピーナツバターを挟むのですけどね。

ふたをして蒸し焼きで中まで火を通す

フレンチトーストの焼き方の失敗でよくあるのが、表面はきつね色になのに、中がまだ火が通っていないことです。

いくらジューシーなのが好みとしても、これはまだ卵液が液体のままだよね、という状態ではダメ。
卵液はしっかり火を通さないと、体調の悪いときなどはお腹を壊すことがありますしね。

逆に中までしっかりと焼けているフレンチトーストは、弾力があって押しても水分が出てきたりしません。
これは卵分が固まって、プリンのような状態でパンと一体化しているから。

そのような仕上がりにするコツはじっくり時間をかけて焼くことです。
・弱火でじっくり
・ふたをして蒸し焼きに
この2つを意識します。
焼き上がりの最後に、ふたを外してちょっとだけ火を強め、余分な蒸気を飛ばします。


できあがり!
今回は上からココナッツファインを散らしてメープルシロップをかけました。
粉砂糖やハチミツなど添えても美味しいですよね!

フレンチトーストの由来と世界の食べ方

フレンチトーストはフランス発祥ではありません。
フランスパンで作るからついた名前でもありません。
実は・・・

アメリカでは朝食メニューとして

アメリカのフレンチさんが作ったことから「フレンチ・トースト」と呼ばれるようになったという説が有力です。
だからこの呼び方は英語由来なんですね。
アメリカでは「ミルクトースト」でも通じるようです。

庶民の朝食として愛されているメニュー。
映画「クレイマークレイマー」でも出てきました。
いきなり出て行ってしまった母親の代わりに、今まで家事をしたこともない父親が幼い息子に食べさせるために一生懸命作るフレンチトースト。
最初はぐちゃぐちゃだったけど、だんだん上手に焼けるようになって、美味しそうでしたね。

フランスでは節約おやつとして

もちろんフランスにも同じようなレシピがあります。
卵と牛乳の液を吸わせて甘く焼き上げ、デザートとして食べるレシピです。

これはフランスでは「パン・ペルデュ」、(失われたパン・捨てるはずのパンの意)と呼ばれているそう。
固くなったパンをよみがえらせて、デザートに変えちゃう節約メニューです。

日本ではカフェメニュー

日本ではおしゃれなカフェメニューとして大人気のフレンチトースト。
日本ならではの贅沢な作り方やアレンジがされています。
牛乳の半分を生クリームに変えたり、トッピングにフルーツやクリームを盛ったりなどなど。

フレンチトーストを時短で作る裏技

しっかりしみ込ませるために何度もひっくり返したり、一晩おいたり、意外と手間のかかるフレンチトースト。
時短できるテクニックを探したらいくつか見つかりました。
この技を使えば、食パンでも失敗しにくくなります。

ジップロックに漬けこむ

ジップロックなどの密閉できる袋の中でパンを卵液に浸すと、少な目の液でしっかり吸わせることができます。
ひっくり返すときも袋ごと反対にすればよいので、パンを崩す心配がありません。

焼く前に電子レンジにかける

耐熱容器にパンと卵液を入れ、電子レンジ500Wで30秒かけます。
裏返してまた30秒。
これで中心部まで卵液が吸い上げられます。
あとは焼くだけ。

食パンの耳を切って浸ける

食パンで作るフレンチトーストの場合、食パンの耳とその付近はうまくしみ込みませんよね。
フォークで穴を開けておくというのも効果がありますが、
食パンの耳はカットしちゃうと楽です。
カットした切り口からも卵液が染みこみやすくなり、結果的に時短になります。

切った耳は揚げパンにするのがいいかもね。

フレンチトーストの美味しいアレンジアイデア

定番の作り方の他に、美味しいアレンジもあります。

グリルで焼き上げるフレンチトースト

フレンチトーストをフライパンで焼かずにグリルで焼くと、表面がカリっと仕上がります。
弱火で焦がさないように注意が必要ですが、フライパンで作るのとはちょっと違った美味しさですよ。

甘くないフレンチトースト

砂糖を入れないで、甘くないフレンチトーストにするのもたまにはいいですね。
スパイスや粉チーズを掛けて、パングラタンのような一品です。
私もたまに作ります。
インドではよくあるレシピのようです。

オレンジジュースで作る爽やかフレンチトースト

牛乳の代わりにオレンジジュースを使った卵液に浸します。
色も鮮やか、甘酸っぱいフレンチトーストができあがり。
マーマレードをゆるめたオレンジソースをかけて、おしゃれデザートに。

失敗しないフレンチトーストの作り方 まとめ

この記事では、失敗しないフレンチトーストはバゲットで作るのがおすすめ、しかも半額になっているような乾いたのがいいよ、ということを書きました。
その他のコツやアイデアも、良かったらぜひ参考にしてくださいね。
さーて、わたしも冷凍してあるバゲットでフレンチトースト作ろうっと。
*おわり*

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