コーヒーのリキュールでカルーアってありますよね。あれを自家製で作ってみました。
亡くなった父の買い置きのウイスキーが少しあったんです。
それを何かに活用できないかと思っていて、コーヒー豆はいつもあるので漬けてみましょうと。
コーヒー酒の作り方レシピ
11月にインスタントコーヒーの空き瓶に漬けておいて、1か月半であけてみたらしっかりコーヒーエキスが出ていました。
これはかんたん!
氷砂糖 カップ半分(60g前後)
ウイスキー 600㏄
2週間くらいから様子を見てください。
真っ黒な色になって、氷砂糖が完全に溶けていたらできあがり。
いったん豆を漉して、お酒のみをカルーアの空き瓶に詰め替えてみました。
なんだかとってもお得な感じがする~ 笑
今回お試しで作ってみたので、コーヒー味だとわかりやすいようにインスタントコーヒーの空き瓶に漬けましたが、美味しく出来上がったので次回はもっと大きい瓶にしたほうがいいかも。
コーヒー酒の使い道とアレンジ
牛乳で割って「カルーアミルク風」ができました。
ホットにしてもいいし、バニラアイスにシロップとしてたらしても美味しそうですね。
あとパンケーキのソースに加えるとか、パウンドケーキに混ぜ込むのも合うと思います。
また、お砂糖を入れないで豆だけをお酒に漬ける方法もあります。
それなら甘くしたいときだけ調節できるので、便利ですね。
コーヒー酒って、ホワイトリカーで作るレシピ見たことありますが、ウイスキーのほうが度数が高いので、早くエキスが出るみたいです。
ほかに、ラム酒で作る方法もあるみたい。でもラム酒と大瓶のウイスキーで値段を比べるとちょっと割高かな?
- 純粋にコーヒーの味を出したいならホワイトリカー(アルコール度数 35度)
- コクと風味をプラスしたいならウイスキー(アルコール度数 40度)
- ラム酒の甘い香りをプラスしたいならホワイトラム酒(アルコール度数 40度)
・・・という感じでしょうか。
ほかに、ブランデーに漬けるのもありだけど、フルーティーなブランデーの風味とコーヒーの風味が合うかどうかは好みが分かれそうです。
自家製酒を作るときは酒税法も気にしてみる
ちなみに、日本ではお酒をつくるのには製造免許が必要です。
しかし、自家消費の目的で、アルコール度数が20度以上のお酒に何かを漬けて自家製の果実酒や健康酒を作る分には許可はいりません。
これは日本の酒税法で決まっていて、度数の低いお酒に何かを漬けて「○○酒」を作ってしまうと、お酒製造の範疇にはいってしまうので違反になるんですって。
度数の低いお酒に何かを漬けこむと、そこからさらに発酵してアルコール度数が高くなることがあります。そうすると「お酒製造」になってしまうからです。
だから例えば、アルコール度数が15度前後である、日本酒とかワインとかにコーヒー豆を漬けて作ってはいけないんですねえ。
でも最初からアルコール度数が20度以上のお酒だと、酵母菌が生きていけないのでそれ以上発酵しないんですって。
それから、ブドウ類を漬けこむのは禁止です。つまり、「自家製ワイン」は日本では作れないということ。
さらに米や麦などの穀物を漬けこむのも禁止です。「自家製ビール」もできませんね。
それから、酒税法によると種類の違うお酒を混ぜ合わせてはいけないのです。
カクテルを作るときに混ぜ合わせるのは飲む直前だから大丈夫だけど、ミックス酒を作っておいておくのは酒造りとみなされるとのこと。
知らずに違反してしまわないように、覚えておきたいですね。
コーヒー酒の効能
さて、コーヒー酒は味はもちろんコーヒー味なのですが、飲んだ時にコーヒーのような効果はあるのでしょうか。
少し調べてみましたら、コーヒー豆をお酒に漬けることによってコーヒーのカフェインやクロロゲン酸が溶け出すそうです。
そのため、コーヒー酒にはコーヒーと同じように覚醒効果や利尿作用があります。
が、アルコール度数は結構高いので要注意ですね。
まとめ
・コーヒー豆をウイスキーに漬けておくだけで、コーヒー酒が作れます。
・コーヒー酒やその他果実酒を作るときは、アルコール度数20度以上のお酒を使用することと酒税法で決められています。