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北海道銘菓よいとまけの食べ方とおすすめ購入店舗(三星)

べたべたで食べにくいロールケーキ「よいとまけ」。
北海道のハスカップを使った甘酸っぱくてクセになるお菓子なんです。
レンタカーを借りて北海道へ来るならぜひ立ち寄ってほしい店舗もご紹介します。

よいとまけの上手な食べ方と味のポイント


「よいとまけ」は北海道の苫小牧で生まれたお菓子です。
紫色のジャムで包まれたロールケーキで、オブラートで覆われているのが特徴。

「秘密のケンミンショー」にて「日本一食べにくいお菓子」として紹介されたこともあります。(2011年3月放送)

確かにオブラートがナイフにひっかかって、うまく切れない!ヘタすると、美味しいジャムのついたオブラートが全部はがれてしまうという羽目に!

ところが最近の「よいとまけ」はあらかじめカットしてあるんですよ。「三方六」のカット済みはちょっと悲しかったけど、「よいとまけ」のカット済みは大歓迎!

大きなフォークでかぶりつく


カットしてなかった時は、細かく切ると絶対に崩れてしまうので1本を2つに切って二人で半分ずつ食べるのがうちのパターンでした。大きく切ったのを大きなフォークで刺して持ち上げ、それぞれかぶりつく!

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お行儀は悪いかもしれないけど、最高のうまさだったなあ。

今はカットしてあるので、カットしてある一切れをフォークで刺して持ち上げ、それぞれかぶりつく!
(変わっていませんね)

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手で触るとべたべたで食べにくいので、できるだけ触らないように食べるための方法がこの大きいフォーク作戦なんです。
よく洋菓子をお客様に出すときに使うような小さなフォークじゃダメです。

ちなみに、今の「よいとまけ」は1本が7切れにカットしてあります。2人で食べるにも3人で食べるにも分けにくい!三星さん、ぜひ偶数6切れに切ってください・・・

ハスカップジャムの酸っぱさとジャリジャリ食感がクセになる

ハスカップはブルーベリーよりも細長い形で酸味の強い、小さな野生の実です。きれいな色と甘酸っぱさがジャムに向いているんですが、道内でも採れる量が少なくて貴重なジャムなんですよね。
このハスカップジャムをロールケーキに巻き込み、さらに表面にもたっぷり塗ってあるのが「よいとまけ」です。

そして一口食べてみると、「ジャリジャリ」した食感があります。

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実は、よいとまけの生地はカステラだからなんです。カステラって表面に砂糖がついているでしょ。
ジャムが染みたカステラ、ペタペタするオブラート、一度食べたらクセになりますよ。

「よいとまけ」はこんな人にあげたいお土産です

どうしてもべたついて食べにくいので、気を遣うお相手にはあげにくいお菓子ですね。

でもこの食べにくさをネタに喜んでくれるような親しいお友達にはぜひ味わってほしいです。
ハスカップの酸味があってアントシアニン豊富なので、美容的にもおすすめのお菓子。

初めて食べるときは、もしかしてオブラートがビニールだと思ってはがして食べようとしてしまう可能性があるので、オブラートごと食べてくださいね、という念押しを忘れずに。(パッケージにも説明はあるんですけれども)

1本が680円なのでお手頃価格です。
最近は「イチゴ味」のよいとまけも発売されています。イチゴジャムバージョンですね。

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お子さんにはイチゴの方が喜ばれるかもしれません。

よいとまけの由来と三星の歴史

「よいとまけ」という名前は、苫小牧でよく聞かれた掛け声に由来があります。

苫小牧は昔から製紙が盛んな地域です。原料の丸太を上げ下ろしするという重労働がありましたが、そのときの掛け声が「よいと巻いたあ!」とか「よいと巻け!」。

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ロープで吊り下げて上げ下ろししたり引っ張ったりする作業で、当時一般的によく使われていた掛け声だそうです。

美輪明宏さんの昔の曲で「ヨイトマケの唄」というのがありますね。槇原敬之さんがカバーしたほうを聞いたことがあるかも。

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そして「よいとまけ」のこだわりは地元のハスカップ。
当時、苫小牧の勇払原野に自生していたハスカップの実。
生のままでは酸味ばかりが際立つ野生のハスカップでしたが、ジャムにすることで栄養も色も生かすことができます。
(現在は勇払原野は開発されてしまったので、ハスカップは美唄で栽培されているものを使用)

そして形は丸太に似せた太いロールケーキにし、早朝から勤勉に働く地元の人々を応援する想いを込めて作られたお菓子だということなんです。発売は昭和28年(1953年)のことでした。

創業者の小林慶義さんは、作家の小林多喜二さんの伯父さんにあたります。「よいとまけ」を開発したのは創業者の孫で初代三星社長の小林正俊さんです。

創業当初からパンの製造販売もしていたということで、現在の三星でも直営店では焼き立てパンの販売が大きく行われているんですね。

「よいとまけ」を買うなら穴場店はココ!

よいとまけを販売している三星は苫小牧市内にはたくさん直営店があります。
その中で本店(苫小牧市字糸井141番地)が一番商品数も多く、どら焼き工房やカフェもついていて観光客には人気なのですが、私のおすすめはウトナイ店なんです。

ウトナイ店が穴場ののんびりスポットです

札幌方面から苫小牧方面に向かって36号線をひたすら進むと、新千歳空港を過ぎてから一番最初に出てくるのがウトナイ店。
「道の駅ウトナイ」の向かい側にあります。

道の駅でトイレに寄って、後ろ側のウトナイ湖を散策して(白鳥がいます)、それから反対側に道路を渡って三星に寄る、というのがおすすめです。
ウトナイ店も店内は広く、パン屋さんもついています。セルフのイートインコーナーも広くとられていますので、ゆっくりできますよ。

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空港からは15分くらいで行けるので、空港への行き帰りに多めに時間をとって立ち寄ってみてください。

直売店ではハスカップを使った他のお菓子や、ジャムの販売もあります。
他のお菓子の中で私のお気に入りは、ハスカップジュースを加えて作られた「ハスカップ羊羹」。
ハスカップの実も入っているんです。

三星 ウトナイ店
住所 北海道苫小牧市植苗227-5
営業時間 9:00~18:30

札幌圏ではコープに売り場が入っています

札幌方面だとあちこちのコープに三星のカウンターがあります。
お買い物ついでに買えるから嬉しい。

札幌市内
コープ川下店(北海道札幌市白石区川下3条4丁目1-1)
コープルーシー店(北海道札幌市白石区栄通18丁目5-35)
コープ新はっさむ店(北海道札幌市手稲区新発寒5条5丁目1-10)
コープ藤野店(北海道札幌市南区藤野3条6丁目2-1)
コープにしの店(北海道札幌市西区西野3条3丁目2-5)
コープ新道店(北海道札幌市東区伏古11条3丁目1-45)
コープあいの里店(北海道札幌市北区あいの里1条5丁目2)
恵庭市内
イトーヨーカドー 恵庭店(北海道恵庭市恵み野西2丁目-1)

北広島市内
コープエルフィン店(北海道北広島市栄町1丁目4-1)

石狩市内
コープいしかり店(北海道石狩市花川3条3丁目9-2)

あとは売り場カウンターがなくても、パンコーナーや菓子折りコーナーに置いてあるスーパーもあります。(マックスバリュなど)

空港でも買えます

新千歳空港内には三星のお店はないのですが、「苫小牧観光協会」の売り場で「よいとまけ」を買うことができます。

苫小牧観光協会
国内線ターミナルビル2F
営業時間 8:00~20:00

ネットショッピングも可

三星さんでは楽天ショップやAmazonショップで「よいとまけ」の販売をしています。
お取り寄せしたくなったらどうぞ。

まとめ

北海道銘菓「よいとまけ」は発売から数えて65年、苫小牧の三星さんで製造しているロールカステラです。
食べにくいけれど、クセになるあの甘酸っぱさはぜひ体験してほしい!
北海道土産としておすすめします!

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