野菜ソムリエの資格に興味があるけれど、資格を取っても活用できるかどうかわからないので踏み出せないという人も多いようです。
資格取得にかかる費用を考えるとそれももっともなことですね。
家族や友達に「野菜ソムリエなんか、ただの民間資格で価値がないよ」なんて言われてしまうと、迷ってしまいます。
「民間資格だから価値がない」という考え方は間違っていますが、確かに野菜ソムリエの資格を取得したあとのビジョンをはっきりさせておくのは大切です。
そこでこの記事では、主婦が野菜ソムリエの資格をとったらなにができるのか、最大限メリットを活かす方法について具体的にまとめました。
特に主婦が野菜ソムリエを仕事に生かすには「認定料理教室」がおすすめです。
そのほかにもいくつかの方法がありますので、自分ならどう活用できるか考えてみてください。
(その部分をしっかり考えておけば、反対意見を言う人にも自信を持って反論できます!)
迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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野菜ソムリエとして食について発信する立場になる
野菜ソムリエの資格活用法のひとつは「食について発信する立場になる」ということです。
特に野菜に関しては誰にも負けない知識があるのが「野菜ソムリエ」ですので、その知識を公開していくことが資格取得の際にも勧められます。
レシピ開発やレシピ本、コラムの依頼などにつなげるには、まず自分から発信していくことが大切です。
そして発信力を強めるためにはいくつか戦略を練っておく必要があります。
自分のアピールポイントを考えておく
芸能人にも多い野菜ソムリエですが、芸能人の場合この資格があることでお料理番組や健康番組に呼ばれたり、レシピ本を出すきっかけになったりとメリットは多いようです。
「芸能人なのに野菜ソムリエ」というのが注目されるわけですが、一般人の場合はなにかしらのアピールポイントを付け加えるのがおすすめ。
最近は「小学生の野菜ソムリエ」として緒方湊くんが活躍しています。
「小学生」「最年少」といった点がアピールポイントになっているわけですね。
主婦であれば、初級の野菜ソムリエにプラスして食育の資格や特定の健康分野の知識などを身につけていると、差別化できてアピールポイントになります。
例えば「北海道の食文化に詳しい野菜ソムリエ」として「北海道フードマイスター」の試験にも受かった経歴があると説得力がありますよね。
「カレー好きの野菜ソムリエ」としてスパイスや薬膳の知識を深めるというのもいいかもしれません。
自分の得意なことや興味のある分野を絞り込んでそれを野菜ソムリエ資格と掛け合わせる、という考え方です。
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自分のプロフィール設定を考えておく
また、プロフィール設定も大切です。
自分や家族の健康のために野菜に詳しくなりたいというのが最初のきっかけだったとしたら、ぜひそこをプロフィールに盛り込むといいですね。
ただ漠然と「野菜ソムリエです」というよりも、「男子ウケする野菜料理を研究している野菜ソムリエ」「こどもが食べやすい野菜レシピが得意な野菜ソムリエ」などなど、活動ジャンルを絞り込むほうが、活躍の場が生まれます。
既に「調理師」や「栄養士」または「料理研究家」などの肩書を持っている方なら、それを強化するために「野菜ソムリエ」を取るという活かし方もありますね。
このように、自分の得意分野などを反映させてある程度戦略的に計画を立てることによって、資格を取った後の道筋が見えてきます。
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ブログ・noteまたはツィッター・インスタグラム等のSNSで活動する
さて、自分の野菜ソムリエとしてのアピールポイントやプロフィール設定を考えたら、実際にどんな活動をしていくかを決めていきます。
ブログとnoteの使い分けヒント
自分でコツコツ作業ができる方なら、野菜についてのブログやサイトを運営するのがおすすめ。
ブログでもWordPressを使って独自ドメインで始めれば、自分だけのサイトとしてどんどんオリジナルのスペースを作り上げていけます。
もちろん、大事なのは定期更新して情報を発信することです。
今ならnoteというサービスを使った発信も人気です。
ブログと違ってデザインの自由性はないですが、特定の記事を有料にしたりできますので、貴重な情報はお金を出して読みたい人だけが読める、というかたちがとれます。
インスタやツィッターなどのsnsで毎日野菜や野菜レシピをアップするのもいいですね。
料理・野菜のsns使い分け方のヒント
インスタグラムのほうが写真メインのきれいな投稿にできます。複数の写真で手順を解説するのも得意。
本文の文字数制限もありません。
しかし文字数制限を逆手にとって、短い文章メインで「詳しくはブログへ」という使い方をしたいならツィッターのほうが便利。
本文中にブログへのリンクを貼れるからです。
リツイートで広まりやすいのもポイント。
継続していくとそれがきっかけで、マスコミで取り上げられるケースもあります。
テレビ、雑誌を含め多くのメディアはネタを見つけるのに必ずブログやSNSに注目しているので、そこで活動していないのは損なんです。
もちろん、大きなメディアに取り上げられることがなかったとしても、コツコツと発信していくことは必ずそれを見てくれる人の役に立ちますので、野菜ソムリエとして価値のある活動と言えます。
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理想は資格を野菜販売に生かすこと
また、農家や野菜直売所、八百屋さんなど販売に関わる仕事をする中で、野菜ソムリエとしての情報を発信することができれば理想的です。
そもそも生産者と消費者をつなぐことが「野菜ソムリエ」という資格設立の目的の1つでしたので、最も合っている活かし方と言えます。
現代は店舗を持っていなくても、インターネット販売で野菜を売ることができますよね。
個人でこだわりの野菜を生産・直売する若手農家さんも増えてきました。
ネットショップを作らなくてもメルカリで野菜を売る方法もあります。
いまメルカリの野菜は大人気ですよ!
販売の際には野菜ソムリエの知識を生かしたメモやレシピなどを付けてあげるなどして、消費者から信頼や親近感を持ってもらうきっかけづくりができます。
リピーターになってもらえる可能性を増やすことになりますから、これって意外と大きなことです。
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野菜ソムリエ協会の認定制度を活用したお店・教室に
もうひとつ注目したいのは、「野菜ソムリエ協会認定制度」を活用して仕事に生かすことです。
自分でお店をしている場合はぜひ「日本野菜ソムリエ協会」の認定制度を活用してみましょう。
「料理教室」「レストラン」「青果取り扱い店」の3つには、「野菜ソムリエ協会認定」のライセンスを取得して活動できる制度があるんです。
(もちろん多少お金がかかります・・・がメリットも大きい)
詳しく見る 認定制度を活用できるお店とは主婦の野菜ソムリエには料理教室がおすすめ
前述の「日本野菜ソムリエ協会認定」のライセンスにはお金がかかりますが、その中で最も手軽で最もお得感のあるのが「料理教室」認定です。
登録して認定証をもらうのに5000円の費用が必要ですが、毎年の更新料は無料です。
認定されると「日本野菜ソムリエ協会 認定料理教室」になれるんです。
詳しく見る 野菜ソムリエ協会認定教室とは
ただし申し込み時点ですでに「料理教室」を開いていること(自宅・出張は問わず、定期的にレッスンを開催していること)が必要です。
ですので、養成講座で学んでいる段階から、準備として料理教室講師として働き始めるといいでしょう。
料理教室を開くのには特別な資格や登録は必要ありません。
初期費用を安く抑えたいなら、公共施設の調理室を借りて行うのがおすすめ。
場所代が安ければ、そのぶんレッスン料も安く設定できますので、最初の集客には効果的です。
「月に1回、生徒数4人」といった小規模であっても定期的に開催して、徐々に口コミで生徒数を増やしていくイメージでやってみるといいのではないでしょうか。
数回行ってみて軌道に乗りそうだと感じたら、税務署に「開業届」を出しておきましょう。
先輩野菜ソムリエの料理教室を参考にしよう
実際に野菜ソムリエ協会認定の料理教室を開いている方々の教室は、公式サイトに地域ごとに記載されています。
緑のスカーフの「野菜ソムリエプロ」の方々が多いですが、赤のスカーフの「野菜ソムリエ」の方々の教室もたくさんあります。
参考 関東地方の登録教室リストはこちら。 参考 その他の地域の野菜ソムリエの料理教室リストはこちら。登録されている教室をよく見てみると、それぞれ得意分野に特化した特徴のある教室にしているのがわかります。
たとえば「カフェ風ランチの作り方を学べる」とか「天然酵母のパン教室」とか
「赤ちゃん連れで学べる」とか「男性も歓迎」とか「マクロビ食」などなど、
たくさんある料理教室の中で差別化を図ることは欠かせないようですね。
先輩教室の情報を参考に、自分の料理教室では何を売りにするか、地域性や生徒さんの年代層なども考慮して検討してみてくださいね。
チェック! 野菜ソムリエはこんな方におすすめ(公式)
野菜ソムリエの名称の変更にともなうイメージアップを活用したい
ここまで、野菜ソムリエの資格を取った後の活用法についていろいろ挙げてきました。
実はここ数年で野菜ソムリエという資格がより魅力的になっています。
野菜ソムリエの名称が変更されたことで、イメージがぐっとアップしたのがその要因であると私は思っています。
野菜ソムリエには3つのランクがあります。
本来、青果販売者のための資格として生まれたものであることもあり、専門家として「野菜ソムリエ」と名乗るには中級以上のランクで資格取得しなくてはなりませんでした。
しかし2017年に名称の改定がされましたので、現在は初級で「野菜ソムリエ」という名称を使えます。
旧「ジュニア野菜ソムリエ」だったのが「野菜ソムリエ」に変更
つまり、初級までしか取得していなくても、堂々と「野菜ソムリエ」ですと名乗れるということです。
「ジュニア」が付くといかにも「ひよっこ」「まだ未熟」という印象がつきまといましたが、それがなくなった。
これはかなりのイメージアップになりますね。
実際には初級ランクの野菜ソムリエ養成講座で学ぶことが他の上位資格の基礎になっています。
野菜の栄養から流通、活用法などの広い知識と目利きの基礎、野菜の魅力の伝え方など、最低限必要なことは初級でしっかり学べます。
そのあとでさらにレベルアップが必要だと感じたら、一つ上のランクになる「野菜ソムリエプロ」の受講を検討することも可能です。
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チェック! 野菜ソムリエプロコースはこちら
野菜ソムリエの資格活用法のまとめ
「野菜ソムリエ」の資格をとってから何に活用するかをあらかじめ計画しておくことは大切です。
食について発信し仕事につなげる(セミナーやレッスン、レシピ本やコラムなどなど)きっかけとして活用できます。
またもしあなたが専業主婦で、これから野菜ソムリエの資格を仕事にしたいと思っているなら、さっそく主婦の経験を生かして料理教室を開く準備をすることをお勧めします。
料理教室を開催している人は資格取得後「野菜ソムリエ協会認定料理教室」の称号をつけることができるからです。
認定証の代金として5000円かかりますが、更新料はかかりません。
これがあるとないとでは、料理教室の宣伝効果もかなり違ってきますね。
思い切って野菜ソムリエ養成講座を申し込んでみようかな、と思ったあなたは案内ページからチェックしてみてください。
申し込みの前に無料の資料を請求するか、無料説明会への参加を検討することもできます。
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本気で野菜ソムリエになってみたいと思ったら知っておきたい、肝心なところをまとめました。
こちらの記事でどうぞご覧くださいね。▼▼▼
野菜ソムリエ資格の取り方・活かし方