料理に関わる仕事を自分で始めたいから調理師免許を取りたいと思っている主婦の方は意外と多いみたい。
この記事では、独学で調理師試験を受験し合格した経験を持つわたしの視点から、主婦が調理師の資格をとったあと活用する方法について紹介します。
調理師の資格は主婦の開業・就職に利用価値あり!
調理師は主婦にも人気の資格です。
パートやアルバイトでも条件を満たせば受験することができます。
しかし飲食店を開くのには調理師免許がなくても良いですし、調理師免許をとったからといってムダ、転職・就職に有利ではないと一刀両断されることがありますね。
いきなり料理人として認めてもらうのは無理だし、飲食業界に今から転職したとしても資格を持っているから給料が高くなるとも限らないです。
でも、「調理師免許があります」と伝えて採用が有利になる仕事はたくさんありますよ!
子育てが一段落したから再就職したい、今のパートより時給を上げたいなど、仕事に生かしたいと考えている人にとって、調理師免許取得はメリットがあります。
このあと詳しくご紹介しますね。
調理師免許が有利になる意外な職種
「調理師免許があります」と伝えて採用が有利になる仕事とは?
実は、飲食店以外のジャンルで意外と多くあります。
フードライターに調理師資格を生かす
たとえばフードライターやグルメ系ライターの仕事を受ける際は、「調理師」と紹介することで差別化が図れます。
当然、食の各分野での造詣が深いこと、文章力、取材力などいろいろな実力が求められますが、まずは仕事を受注するチャンスを広げるために「調理師」を活用するのはメリットがあります。
幼稚園の調理師として勤務する
幼稚園や保育園の調理員の求人に応募する際、調理師だと有利です。
認可保育園、幼稚園では規模に応じて専属の調理員の人数が指定されていますので、必ず調理する人を置かなくてはなりません。
「給食の先生」とか「給食のお姉さん(おばさん)」と子供たちに呼ばれる人ですね。
この調理員は必ずしも栄養士や調理師の資格が必要ではないですが、園の方針で正社員になるには有資格者でなくてはならないとか、有資格者にはお手当てをつけるなどの規定がある場合が多くあります。
パートタイムの募集であっても応募者が多い場合、同じ程度の経験であればプラスして調理師免許がある人の方が採用される可能性は高くなります。
子どもたちの給食やおやつを作る仕事ですので、「食育」に関わりたい人にはぴったりの職場です。
家事代行業に調理師資格が需要あり
そして最近注目の職種が「家事代行業」です。
家事代行業の中でも料理の仕事を含めて受注している会社では、「栄養士・調理師の有資格者優遇」としている会社がとても多いのです。
例えばこちらの会社。
参考ページハウスキーパー募集中の「タスカジ」
家事代行の仕事はほとんどの場合、料理だけではなく片付けや掃除を含めた作業内容になりますが、利用客の方に「調理師のハウスキーパーさん」として認識してもらえると、料理の依頼が増えたり指名してもらえるチャンスも生まれます。
食の情報発信・自宅開業
さらに、個人で食にまつわる情報を発信していきたい人、自宅で料理教室を開きたい人なども、単なる「料理が得意な人」より「調理師」という肩書があるほうが有利です。
食に関連した民間資格が非常に多い中、国家資格である調理師免許があることは、大きなアピールポイントになります。
理想的なのは「調理師」に加えて、どのジャンルが得意なのかわかる民間資格、例えば食育関連の資格などを並べて提示することです。
食育関連の資格についてはこちらで書きました▼
関連記事 食の資格を比較!食育の資格の種類7つと調理師のおすすめとは
調理師の資格をとるメリットまとめ
「調理師」という名称は、本当に免許を持っていない人が名乗ると罰せられる「独占名称」です。
国家資格である調理師免許を取得することは、ともすると趣味の一環と思われがちな民間資格をたくさんとるよりずっとメリットがあります。
主婦でも調理師試験にチャレンジする価値はあります!
この記事では、主婦でも調理師の資格をとることによって、有利に仕事ができるいくつかの職種を紹介しました。
中でも最近注目の「家事代行業」は、これからどんどん需要が増える分野でしょう。
特別な資格がなくてもハウスキーパーとして登録ができますが、「調理師」の資格があることで仕事の場が広がります。
関連記事 食の資格を生かして家事代行スタッフになる|求人募集中の会社を3つピックアップしました
最後までお読みいただきありがとうございました。
実務経験を積むには?
どんな活用ができる?
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