「食生活アドバイザー検定」は日本の食文化や栄養・衛生など食生活にまつわる基本的な知識をきちんと身につけたい人のための検定です。年に2回、6月と11月に試験があります。
この記事では、「食生活アドバイザー検定」に独学で合格したい方に向けて、おすすめのテキストや効率的な学習法についてまとめています。
「食生活アドバイザー検定」は2級一発合格を狙おう!受験料と日程
この検定は受験資格が特にないため2級と3級の併願ができますし、3級取得者でなくても2級受験が可能です。
内容も一部重なっていますし、費用も時間も節約できます*
2級受験のみであれば、7500円で済みます。完全独学の場合はここにテキスト代のみプラスすればよいことになりますので、できるだけお金をかけたくない人におすすめ。
3級 5,000円
2級 7,500円
3級・2級併願 12,500円
試験日は例年、6月の最終日曜日と11月の第4日曜日の年二回開催です。
※詳しい日程は検定事務局の受験案内ページをご確認ください。
※願書請求は検定事務局のホームページからのみです
願書請求案内ページ
(参考:第47回)
願書請求期間 2022年1月21日(金)~5月5日(木)16:00まで
願書受付 2022年3月1日(火)~5月16日(月)
試験日 2022年6月26日(日)
試験場所 全国14都市にて
資格試験は合格後、資格登録や認定請求などの費用が別途かかるのが一般的ですが、食生活アドバイザーの場合はそれがありません。合格したら合格通知と一緒に「合格証」(カードタイプ)が送られてきます。
計画的に勉強しよう
試験の2ヶ月前に願書を提出することになっていますが、願書提出時期よりも前から少しずつ学習をはじめておくのがおすすめ。
「食生活アドバイザー」の試験は難易度は高くないとは言え、きちんと学習しないと受かりません。例年の合格率は3級なら60%以上ですが、2級では40%と低くなっています。
特に一発合格を狙って2級のみ受ける予定の人はいくらかでもテキストに手を付けておき、「これなら今回の受験でいけそう」という見込みが自分なりに持ててから願書を提出できるとベストですね。
食アド検定のおすすめの学習法
- 気に入ったテキストを徹底的にやる・・・できるだけ費用を抑えたい人に
- 公式テキスト+直前対策講座・・・時間のない人に
- 協会から購入の過去問のみで対策・・・経験者・食の知識がある人に
- 通信講座で学習・・・ 一から丁寧に学びたい人に
食生活アドバイザーは、参考書やテキストが一般販売されているので、本で独学ができます。
協会公式テキストはこれ
食生活アドバイザー検定は協会公式テキストがあります。
とにかく「公式」が安心できるという人はこちらがおすすめ。そしてこの公式テキストは、あとから直前対策講座を受ける人には必須です。(直前対策講座については後ほど説明しますね)
公式テキストはこちら▼
2級テキストは2300円(2100円+税)です。
付属の模擬試験は2回分に増量になりました。
ユーキャンのテキストは易しい
通信講座で有名なユーキャンからもテキストが出ています。ユーキャンのテキストはイラストも多くわかりやすいと好評▼
2級用は1870円(1700円+税)です。
模擬試験は2回分ついています。
ユーキャンのテキストは他の本より内容が簡単(やや薄い)ので物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、学びやすさはあります。
※ユーキャンでは通信講座で「食生活アドバイザー対策講座」が用意されています。これを申し込む人は上記のテキストの購入は必要ありません。もっと詳しく丁寧なテキストや資料がセットになっています。資料請求は無料でできるので、興味のある方は検討してみてください。
資料請求はこちらから⇒ ユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座直前対策に使える公式参考書をプラスすると安心
ポイントチェックや試験直前に確認したい用語辞典も販売されています。これは自分でテキストの要点を単語帳やノートにまとめられる人にはいらないかもしれませんね。
ただ検定協会の公式ブックなので、重点ポイントがわかりやすいのがメリットです。
購入するなら下記のどちらかがおすすめ。
直前講座講師のテキストなら1冊で済む
こちらは普段協会の直前講座を担当している公認講師の方がまとめたテキストです。
公式テキスト+参考書を買うよりこれ1冊に絞るほうが低予算で学習できます。
遠方などの理由で直前講座を受けられない人にはこちらがおすすめ!
▼▼
ページ数は公式テキストよりもかなり多く、詳しくて公式テキストよりわかりやすいという評価も。見た目にも要点がすっきりと整理されているので覚えやすいと思います。
スマホにダウンロードできる用語集のPDF資料が付属。直前対策に便利です。模擬問題が1回分なのが残念。
副代表・公認講師のテキストならこちら
1つ前に紹介した公認講師のテキストが「堅い」と感じる人にはこちらがおすすめです。
模擬問題は2回分ついています。
過去問が欲しいときは
試験慣れしている人は過去問の重要性を知っていると思うのですが、食生活アドバイザー検定の過去問題集は書店にはありません。テキストに付属の問題を含めすべて「予想問題集」となります。
それで過去問が欲しい場合は直接FLA食生活アドバイザー協会から購入することになっています。これは願書を取り寄せすると一緒に案内がついてきますので、必要だと思う場合申し込みしましょう。
期間内には協会ホームページからも申込みができます。
協会ホームページ 過去問案内
「科目別」になっているため、模擬試験形式で練習するのには向いていませんが、実際に使われた問題で分野ごとに理解をチェックできます。
・3級過去問題集 2,200円
・2級過去問題集 3,300円
過去問だけで学習する方法もある
この過去問題集には解答の解説が詳しく載っていますので、間違った問題の解説はしっかりチェックすることで苦手分野を潰していくことができます。ある程度学習を終えたら何度かチャレンジするのが合格の秘訣!
中には、この過去問題集だけで勉強を行う人もいます。他の食にまつわる勉強をしたことがあるなどで、ある程度知識がある人の場合は、過去問だけを活用して試験対策をするのが一番効率的とも言えます。
※後述の直前対策講座を受けるつもりの方は、そのときに模擬問題集がもらえますので過去問の事前購入はしなくてもいいのではと思います。
直前対策講座は時間がない人の強い味方
ここまでで、食生活アドバイザー検定のテキストにはどんなものがあるか紹介してきました。
しかし、じっくり勉強している時間はない、という人の場合、「直前対策講座」を受けてポイントを絞って集中的に試験勉強するという方法があります。
協会主催の合格講座のメリット
試験の3週間前から数回に渡って実施される協会主催の「合格講座」。
これは公式テキストを使って6科目についての講義が丸一日かけて行われるもの。
この講座を受けた人の合格率はかなり上がるということで、やはり講師から直接ヤマを聞けるのがメリットですね。
少々講座料金が高いのと、会場が少ないのがデメリット。
午前10時過ぎから夕方4時過ぎまで、1日の講習となります。
特典として模擬問題集がつきますが、講座で使用する公式テキストは事前に各自購入しておく必要があります。
<受講費用>
3級 12000円
2級 18000円
会場が全国5箇所のみ(東京・福岡・仙台・大阪・名古屋)
- まず公式テキストを購入してざっと自習
- こちらの合格講座で重要ポイントをチェック
- それを完全に覚えこんで試験に望む
という流れで効率の良い学習ができます。
公式テキスト代2300円+合格講座代18000円+受験料7500円
=27800円(税込み)となります。
(2級のみ受験の場合)
ただ、この方法は遠方に住んでいる人にとっては負担の多いものですね。
合格講座会場までの交通費もかかっちゃうから実際の経費はもっとかかるなあ・・・。
と迷ってしまう人の場合は、通信講座で学習するほうがお得になる場合も。
資料請求はこちらから⇒ ユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座食アド検定テキストおすすめのまとめ
食生活アドバイザー検定は、6月と11月に試験があります。数ヶ月前からテキストを使って独学で学習すれば2級一発合格も可能な検定です。
この記事で解説したとおり学習方法はいくつかあります。自分に合う方法でチャレンジしてみてください!
- 気に入ったテキストを徹底的にやる・・・できるだけ費用を抑えたい人に
- 公式テキスト+直前対策講座・・・時間のない人に
- 協会から購入の過去問のみで対策・・・経験者・食の知識がある人に
- 通信講座で学習・・・一から丁寧に学びたい人に
最後までお読みいだたきありがとうございます*
こちらの記事からどうぞご覧くださいね。