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食生活アドバイザーとは?資格を取っても無駄?試験を受ける意義とは

「食生活アドバイザーⓇ」は年2回行われる検定です。
目指す目的にもよりますが、食の民間資格の中ではおすすめできると私は思います。

この記事では、食生活アドバイザーという資格の中身について、役に立つのか、無駄なのかを含めて調理師の目線でまとめています。
「何か食の資格にチャレンジしてみたい」と考えている方はぜひ参考になさってください。

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食生活アドバイザーとは?

食生活アドバイザーは、よくある「自宅でとれる」タイプの資格ではありません。
試験日が年2回決まっていて、願書を出して受験対策を行い、受験する方式です。
真面目に勉強をしないと受からない検定だと言えます。

「食生活アドバイザーⓇ」はFLA(Food&Lifestyle Adviser)ネットワーク協会が主催する民間資格で、1999年から始まっています。
「消費者の立場からの知識を深める」3級と「食を提供する立場からの知識を深める」2級があります。

2級の合格率は40%(FLA協会発表)と難易度はやや高めですが、特別な受験資格はないので学生から年配者までだれでも受けられます。

食生活アドバイザーは決して食のプロではない

食生活アドバイザーになったら、食の世界で有利なのでしょうか?

『食生活アドバイザー®』は、広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、
健康な生活を送るための提案ができる”食生活全般のスペシャリスト”。(公式サイトより)

と説明されています。

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ちょっとカッコよく言いすぎ?
 
「アドバイザー」とつくといかにも食のプロになれるかのような表現ですが、食生活アドバイザーは栄養士や調理師のような国家資格に勝るものではありません。

フードコーディネーターやレシピ開発技術者などの専門職に匹敵するものでもありません。

簡単に言えば「食生活アドバイザーⓇ」は「食にまつわる一般常識マスターといったところでしょう。
正しい知識があるので、知らない人に教えてあげることができます。
また広い視点でバランスよい食生活が送れるようになります。

ちなみに名称の後に付くⓇは「登録商標」の略です。
しかし「食生活アドバイザー」という職業があるわけではなく、この資格で求人があるわけでもありません。

ではわざわざ試験を受けて資格を取る意味なんかないのでは?と思うかもしれませんね。
実際に「そんな民間資格は何の価値もない」と批判する人も多いです。

「食生活アドバイザー」には大切な意義がある

しかし私は「食生活アドバイザー」を目指すことには一定の意義があると思っています。

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なぜかと言えば、結果的に社会貢献になるからです。
 

「食生活アドバイザー」の試験を実施しているのは一般社団法人のFLAネットワーク協会です。
このFLAネットワーク協会には、「食事の問題解決」ができる人材を育成することで社会に貢献するという目的があるそうです。

これは2005年に制定された「食育基本法」に則り、社会全体で食生活改善に取り組むための活動の一環とも言えます。

確かに、現代の食の乱れ、生活習慣病、食品偽装、といった大きな問題は、結局は個人個人の意識改革から始めなくては根本解決ができないですよね。

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そういう意味では「食生活アドバイザー」となるための勉強によって、全般的な正しい知識を持っている人を増やすというのは、いい方法だと思います。
 

「資格をとる」という名目のもとに意識の高い人を集め、食について学んでもらう手段となっているわけですから、教育活動として価値があるのではないでしょうか。

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食アドの取得を勧める企業もある

食生活アドバイザーⓇの検定を受けることを推奨する企業や学校もあります。

例えば、一部の食品関連の会社、スーパーなどでは「食生活アドバイザー」合格が昇格の条件になっている会社もあるようです。

食生活アドバイザーの受験勉強では、食育の基礎や食文化、食品表示、食品衛生など基本的な知識を網羅できます。

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こういった知識は、食にまつわる仕事をしている人なら知っておくべき常識的な内容ですね。
 
つまり、食生活アドバイザー受験のために学ぶ知識が社員として身につけておいてほしい内容であるため、社員教育の一環として資格取得を勧めているというわけです。

このような会社に就職を希望する場合は、事前に個人で食生活アドバイザー検定に合格していることによって採用に幾らか有利になる可能性はあります。
そのためか、家政科系の高校や専門学校等で食生活アドバイザーの団体受験を行っている場合もあります。
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栄養士・調理師の資格があるなら受験は不要

実は私も、この「食生活アドバイザー」を受験しようかといろいろ調べテキストも入手しました。

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しかし調理師免許があるなら必要ない、という結論になり、受験はしていません。
 

というのも、調理師試験で出る内容をより簡単に網羅したのが「食生活アドバイザー」試験だと感じたからです。

食生活アドバイザーの勉強では、食の文化、マナーから流通にいたるまで浅く広く学べます。
栄養学の基本について学びますし、調理については基本の切り方や調理法の名称等についても覚えなくてはなりません。
食中毒の予防や食品加工、流通の仕組みなどについての知識もテキストには書かれています。
イメージとしては高校の家庭科のテキストの内容をおさらいしている感じです。

とてもためになりますが、調理師や栄養士にとっては基本中の基本にしか触れられておらず、改めて受験する必要は全くないでしょう。
こういった知識を確認したいなら、手持ちの資料やテキストを復習すればいいだけのこと。

最新知識を勉強する意識は必要

ただ、「食生活アドバイザー」試験には最近のニュースからの出題もあります。
食関連の経済や貿易に関する時事知識、食に関わる法律・法規についての知識は最新の情報を取り入れていないと答えられないでしょう。
この点は、調理師、栄養士に関わりなく常に勉強しておかないといけない部分です。

すでに食に関する職業についていても、自分の得意分野だけでなく様々な視点から食について考え健康に良いものを提案できる人になる、という意識は「食生活アドバイザー」から学べるものがあると思います。

「食生活アドバイザー」をとるべきなのはどんな人?

では、どんな人が「食生活アドバイザー」の試験を受けるべきなのでしょうか。

「食生活アドバイザー」は良い意味で「広く浅く」食について学べますので、若いママさんや自炊男子にはぜひおすすめしたいです。

また、「これまでなんとなく家族の食事を作ってきたけれど、今はもう独り身で適当なごはんになってしまう」という年配の方にも、張り合いを持って健康的な食生活を送るきっかけとしてチャレンジしてほしいと思います。

そのほか、仕事に生かすなら保育士さんや小学校の先生、ホームヘルパーさんなどには役立つでしょう。
食事や食生活について語る機会があるなら、正しい知識でバランスの取れた視点からの情報を伝えられるようになるために「食生活アドバイザー」になっておくのは良いことだと思います。
自営業で飲食店やお弁当屋さんなどをされている人で、調理師・栄養士資格を持っていないけれど「ひととおりさらっとおさらいしておきたい」場合にも役立つかもしれません。

もちろん「食生活アドバイザー」にならなくても、食について本やネットで情報を集めて知識を取り込むことは可能です。
ただこの資格取得のためにテキストを活用し、集中して系統だった勉強をするほうが、効率がいいですし身に付きやすいでしょう。
知識の証明としての「食生活アドバイザー」合格という肩書も得られます。

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まとめ

「食生活アドバイザー」は食について浅く広く学べる検定です。
自分にはチャレンジする価値があるな、と思えるなら、ぜひトライしてみてください。

食生活を改善したい、健康的に食文化を楽しみたい、という意識を高めるのに「食生活アドバイザー」は悪くないと思います。
既に調理師や栄養士さんなら必要ありませんが、保育士、小学校の先生、ホームヘルパーさんなどが知識の証明として受験するのはおすすめです。

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