おにぎりってお弁当の定番ですが、最近はいろんなアレンジおにぎりがあります。
「おにぎらず」、「スティックおにぎり」、「パッカンおにぎり」、とか。
食べやすさと携帯性に加えて華やかさ、美味しさの両立をしたいお弁当にはどれがいいんでしょうか?
竹皮で包んだおにぎりは大人の美味しさ重視弁当に
竹皮で包んだおにぎりを食べたことある人は少ないかもしれない。
竹皮というのは竹の子の皮です。
そもそも、竹皮でおにぎりを包むなんて現代ではメジャーじゃないですよね。大抵はラップか、アルミホイルか、最近はおにぎり用アルミホイルってのもあるけれど。
ところが竹皮というのはおにぎりに最適な包装材だということを知りまして、最近使っています。
それまでわたしにとっては身近な素材ではなかったので、現代でも利用価値があるというのはちょっとびっくりでした。
竹の皮は適度な吸湿性があって、熱いおにぎりから出る蒸気もうまく取ってくれるんですよね。
これは密閉性の高いラップの弱点を解決してくれます。食べるときに水滴がついててべちゃべちゃ・・・ということがありません。
天然の殺菌作用もあるし、いい香りがする。
昔の人の知恵は素晴らしいですね。
それから現代ならではの使い方ですが、竹皮で包んだおにぎりはそのまま電子レンジで温め直しができるんですよ。これはアルミホイルで包んだおにぎりでは無理なことでしょ。
そして竹皮包みのおにぎりはなんといっても雰囲気がいい。
華やかさはないけれど、竹の香りがついたおにぎりはなかなか美味いです。
趣たっぷりの、味が分かる大人のためのシンプルお弁当。
竹皮はセリアでも買えます
竹皮って100均にもあるんです。こないだセリアで3枚入りのを見つけました。
「3枚で100円かあ」って思うかもしれないけど、実は竹皮は使い捨てじゃなく再利用して使う素材なので、コスパは悪くないんですよね。
竹皮はきちんと手入れすれば丈夫で何回も使えます。
1回使い切りのラップやアルミホイルにないメリットですね。
Amazonとかでも竹皮売ってますが、そんなに高くないんですよ。
初めて使う時、竹の皮でおにぎりってどうやって包むの?となりますが、今回竹皮を使ったおにぎりの包み方を「うんちく(http://un-chiku.com/)」というサイトの記事でご紹介しています。
良かったらそちらの記事もご覧ください。「お米は竹で美味くなる!おにぎりを「竹の皮」で包むメリットと具体的な包み方」
パッカンおにぎりは中高生女子のお弁当やパーティ向き
このごろ流行りのアレンジおにぎりで「パッカンおにぎり」、みなさん作ってるでしょうか。わたしも作ってみました。
大きさはピンポン玉大で、全体を海苔で包んであって、切込みを入れたところへ具が挟んであるという可愛いおにぎりです。
パーティ用に大皿やスレートなどにずらりと並べたらとても華やかで「インスタ映え」しちゃいます。
パッカンおにぎりの作り方は、公式サイトがあります!
動画で解説されているので見てみてくださいね~
パッカンおにぎりオフィシャルサイト
パーティ用だとたくさん作らなくちゃいけないけど、普段のお弁当にちょこちょこっと作るのもいいですよね。
わたしのお弁当箱に入れてみたら3個しか入らなかった。でもおかずを挟んであるからそれでいいんです。
彩り良く作って高校生くらいのお子さんのお弁当にしてあげたら喜びそう。
ご飯は少なく、おかずはしっかりとれるし、見た目でも満足できるので、ダイエット中の糖質をすこし制限したいときのお弁当にもいいかもしれない。
ということは、女の子の中高生のお弁当に一押しですね!(わたしの独断です)
美味しかったパッカンおにぎりの具
作ってみて美味しかったのが、赤カブの漬け物とチェダーチーズを一緒に挟んだもの。
チーズのこってり感と漬け物の酸味が絶妙でした。
他に作ったのはこちら。
・カニかまと水菜のマヨネーズ和え
・たまごやき
・こんがりベーコンとレタス
・鶏の照り焼きとレタス
どれも冷蔵庫にあった材料でできるものを考えました。
作り置きのおかずや保存食を組み合わせて作れば、種類が沢山でもそんなに手間じゃありませんね。
パッカンおにぎりと手まり寿司の違い
・パッカンおにぎりは酢飯じゃなく普通のご飯で作れる。(おにぎりですから)
・パッカンおにぎりは海苔で包まれている。(おにぎりですから)
・パッカンおにぎりには味の濃いおかず系の具が合う。(照り焼きとかきんぴらとか得意です)
パッカンおにぎりと手まり寿司と両方作って並べたら、それはまた味も選べて豪華なテーブルになるでしょうね。
おにぎらずはがっつり男子のお弁当向きです
アレンジおにぎりブームのトップバッターとなった「おにぎらず」。
原作は「クッキングパパ」という料理漫画ありますよね、あれの中に出てきたものなので、相当前からあります。
雑誌掲載は1990年で、単行本では第22巻に出ているそうです。今年が2017年ですからなんと27年前!
それがどういうわけか近年になって再注目されたということですね。
これもうちでたまに作りますが、おにぎらずは完全に「がっつり系」お弁当にぴったりだと思います。
お米も食べたいしおかずも食べたい、でも片手でぱくつけるような手軽なランチじゃないと!という忙しい男性に持たせてあげたいですね。
うちの夫なんかも、ちまちま可愛いお弁当もいいけど「食べるのに時間がかかるからおにぎりでいいよ」というタイプ。
おにぎらずは握らないかたちで、どちらかというとサンドイッチみたいな感覚なので、大きな具も入れられちゃうわけです。
カツを大きいままとか、照り焼きを大きいままとかね。
がっつり食べたい人には最適です。
それから、具を平らに入れられるので、どこからかじっても具がある。
たまにおにぎりで具が下の方にしか入ってないことがあったんですが、「おにぎらず」なら具にたどり着かないってことがないので食べやすいなあと思います。
おにぎらずの包み方・作り方については、毎月料理コラムを載せてもらっている「くらべルート」さんのページでも書いています。
よかったらそちらもどうぞ。
「おにぎらずの作り方!失敗しないコツとお弁当箱の詰め方アイディア」
おにぎらずを行楽弁当にするときのメリットとは
男子弁当用のおにぎらずならカットせずにそのまま包んで持たせるのが一番!
でもカットすれば切り口が見えてきれいで、行楽弁当向きになります。
一つずつ作らなくちゃいけないパッカンおにぎりや手まり寿司やおいなりさんと違って、おにぎらずは大きいの一つ作って2つや4つにカットすることができるので、手間がちょっと省けますね。
時短でたくさん作れるというのが、おにぎらずを行楽弁当にするメリットじゃないでしょうか。
最近は「ロール寿司」ならぬ「ロールおにぎり」というのもあるらしいです。
これはまた作ってみなくちゃ!
おにぎり対決まとめ
・パッカンおにぎりは女の子弁当やパーティ弁当におすすめ
・おにぎらずはがっつり食べたい男性向き、行楽弁当の時短作りにもおすすめ