実はね、大きな声では言えないのですが、わたし煮た玉ねぎがあまり好きではないのです。甘すぎて苦手なときがあるのです。
だからカレーには小さく刻んだ玉ねぎしか入れたくないし、大きめ野菜を煮込みたいポトフなんかのときは自分のお皿には玉ねぎを入れないようにするという、好き嫌い克服中の子どもには見せられないことをしています。
ですからもちろん肉じゃがの玉ねぎも苦手。
でもオットは「これがいいんでしょおー」と甘くてトロトロの玉ねぎを喜ぶので、全部オットのお皿にあげます。
そんなわたしが、「うちの肉じゃがはもうこれでいきます」と決めたレシピがあります。
玉ねぎなしの肉じゃが。お肉は牛こまを炒めてから入れる。
というレシピをテレビで見たのでメモメモ。それからはもうずっとそれ。
にんじんとじゃがいもをお出汁で煮て、火が通ったら多めのお砂糖、お醤油、お酒を入れます。
そこへ牛こまをフライパンで炒めてしっかり脂が溶けたのを入れます。
5分くらいクツクツ煮たら火を止めて冷まします。
冷めて味がしっかり染みたのを温め直していただきます。
これがね、すごくわたしにとってはホッとする味です。玉ねぎの甘さじゃなくてしっかりお砂糖の甘さ。
体によくない？素材の味が消える？いいの、今はそんなこと。玉ねぎ嫌いを甘やかしてくれるわたしの肉じゃが見つけたのですから。