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家庭菜園で山菜を育てる方法|フキ|ふきのとうの楽しみ


雪の下で蕾をつけているふきのとう。雪がなくなったらすぐ採らないとあっという間に花が開いてしまいます。
外出のついでに土手にでも立ち寄って、かたい蕾のものを採って半分に割って天ぷらにしたいのですが、なかなかタイミングが合わないのよね・・・
我が家の裏庭で育てているものをいくつかいただくことで、とりあえずは満足しています。

フキの育て方

フキ(蕗):キク科フキ属 多年生
収穫時期:雪解け直後からふきのとう、5月以降はフキ
可食部分:花芽、葉茎
食べ方:天ぷら、蕗味噌、煮物、きんぴら他
注目の栄養やポリフェノール:食物繊維、ふきのとうにはビタミン・ミネラルが多い

フキの花茎がふきのとう。地下茎でつながっているが芽は別なので、ふきのとうを全部採っても別の位置から葉茎が出てきます。

品種の違い

家庭菜園向きのフキの苗はほとんどが「愛知早生」という品種。
他に大型のアキタブキ、細くて柔らかい水フキがあるが苗は手に入りにくい。
「山フキ」と呼ばれるのは野生種で、山採りしたものや地元で増やしたものが苗となっている。
北海道の巨大化する「ラワンブキ」はアキタブキの変種とされる。

植え付け


10cmほどの根茎を春または秋に植え付ける。画像のように既に芽が出ているものは成長が早い。
暑さと乾燥が苦手なので、半日陰で湿った土の場所へ植えるとよい。家の影になるような場所でも生育旺盛。
庭や畑の土に腐葉土を混ぜた保水性の良い土にする。肥料は不要。5cmほどの深さに寝かせて植え付け。
乾燥防止に刈り草などを被せて保護する。

栽培中から収穫


植え付け後、葉が茂る。株が小さいうちは小さな葉、株が充実してくると大きな径の葉をたくさんつけるようになる。収穫は株が充実するまで行わない。
翌春にふきのとう(花芽)が出たら収穫してよい。全て採ってもフキの葉の芽生えには影響しない。
ふきのとうは大きく伸びて綿毛を付けるのが雌花、花粉を付けてから枯れるのが雄花。味の違いは感じられない。雌花の長く伸びた茎を食用にすることができる。

株分け

5,6年も植えていると地下茎が混み合ってうまく育たなくなるので、掘り上げて根を整理する。

病害虫

被害はあまり多くないが、フキノメイガ、フキノズイバエ、ヨトウムシの幼虫がフキの茎の内側から食害することがある。風通しが悪いとアブラムシがつくことがある。

我が家のフキのはなし

ふきのとう
我が家のフキは、もう20年も前からありますが、実は植えようと思って植えたものではないのです。お隣の庭に大繁殖していたフキがいつのまにか我が家の裏庭にも生えるようになったもの。ただ地面は段差があってつながっていないので、もしや種から?!
でもフキが庭にあると食べたいときに採れて便利なんですよね。


我が家のふきのとうは小さくてあまり食べごたえがないので、大きく伸びてからも採って料理しています。この食感がなかなか好み!アク抜きはしっかりします。
大きく伸びるのは雌花のほう。

家庭菜園と裏庭の区画整理をしたときに、フキのエリアも決めてそこだけで増やすことにしました。なるべく日陰で適した場所を選んだつもりです。でも真夏には強い日差しに可哀想なくらいしおれた葉をよく見ます。夕方に水やりをしてときどきお世話。
多分当初の見積もりよりも日当たりがいいみたいです。今年あたり、ちょっとずらして植え直したほうがいいかもしれません。

フキって山に採りに行くときは水場の周りにいいものが生えています。水が大好きな山菜なんですよね。茎をカマでザクッと切ると、水が溢れ出すくらいのものが美味しい。幼い頃、祖父と山菜採りに行ったときの光景をよく覚えています。フキの真ん中の穴から、ほんとに噴水みたいに水があふれるんです。

家庭菜園でウドを栽培するまとめ

フキは家庭でも栽培が簡単な山菜です。日陰で育ち、環境が適していると盛大に茂りますので区画を制限するようにします。春のふきのとうも楽しみですね。

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