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家庭菜園で山菜を育てる方法|ウド|新芽を何度も楽しめる


白くてきれいな軟白栽培のウドがスーパーに並ぶのは2月末ころからでしょうか。その年初めて見かけると「わぁ~ウドだ」とちょっとうれしくなります。
でもぐっとこらえて買いません。なぜかと言えば、庭の雪が解けたら我が家のウドが芽を出すから。軟白栽培はなかなか大変だけれど、普通の山ウドとして育てるなら難しくありません。

ウドの育て方

ウド(独活):ウコギ科タラノキ属・多年生
収穫時期:雪解け後の4月頃の新芽から茎が長く伸びる6月頃
可食部分:新芽、若い茎と皮、穂先、花
食べ方:天ぷら、酢味噌和え、きんぴら他
注目の栄養やポリフェノール:ビタミンc,ビタミンB、カリウム、アスパラギン酸

植え付け

大きく葉が展開するので、複数植える場合の株間は60cmほど必要。日当たりと風通しの良い場所が理想だが、半日陰でも育つ。
北海道では雪がなくなった4月下旬にウドの根株を植え付ける。10cmから15cmほどの芽がついた根が販売されています。
芽がついている部分を上に向け、10cmほど土を被せる。

栽培中から収穫

7月ころまでに茎が長く伸びてくるが最初の年は収穫しない。大きく葉を茂らせる。
背丈が1mを超えると若い株は倒伏しやすいので摘芯する。

土から出てきたウド。もう少し伸びたら収穫。

翌年からは5月頃に出てきた新芽を収穫できる。地表から10cmほど伸びたものを根元にナイフを入れて切り取る。

ウドの新芽を収穫

ナイフを入れる

伸びたウド

さらに伸びても30cmほどまでなら茎が柔らかく、さっと茹でて食べられる。
芽を収穫しても次々新たな芽が出てくるが、株が充実しないうちは採りすぎないようにする。
1,2の芽を残して伸ばして育てる。

8月ころに伸びてくる花も食べられる。食べない場合もそのままにしておくと黒い種がつき散らばるので種になる前にカットする。
ウドの花

株分け

これは春先に分けたもの

数年ごとに掘り起こし、株分けをするとよい。晩秋に葉がすべて枯れてから掘り起こし、芽をつけてカッターや手鋸で切り分ける。(既に翌年の芽が小さくついている)
春先に分けることもできるが、芽が動き出す前のほうがよい。

病害虫


ウドはとても育てやすくて、病気ってほとんど見たことがないのですが、ウドに特化した害虫がいます。その名も「ウドノメイガ」。ウコギ科が大好きな蛾です。
夏になってふとウドを見たら一部の葉がボロボロにされていることがあります。それがウドノメイガの幼虫の仕業。アブラナ科につく青虫より少し細長い、透明感のある緑色した幼虫です。
ウドの苦そうな葉をもりもり食べて葉脈だけにしちゃうんです。だからそれより前に気づく必要があります。

ウドの葉が不自然に折りたたまれて蜘蛛の巣みたいな糸で留められていたら、その中に卵が産み付けられています。
葉ごと処分しましょう。
ウドは数枚の葉を食べられたくらいでは弱ったりしませんが、たくさんの幼虫がすべて大人になったら次世代の被害が大きくなってしまいますので、早めの処置が大切です。

肥料など

生命力の強いウドは肥料がなくても育ちます。腐葉土や庭で出る草堆肥を根元に積んでいくようにすると数年で太くて良いサイズの新芽が出るようになります。

我が家のウドのはなし


庭のウドの収穫が、春先から初夏の楽しみです。亡き父がどこからかウドの根を譲ってもらって庭の数カ所に植えたのが15年以上前だと思います。
10年ほど前からは私が管理するようになり、シーズン中はこまめに見回りして太くて美味しそうな新芽を見逃さないようにしています。1日、2日見ないでいると好みの大きさを超えてしまってちょっと悔しいから 笑 ちょうど行者にんにくと同じ頃なので、どちらも見張っています。

ウドの芽をカット

夏も若芽を採って食べる。ウドの広がり過ぎを抑えられる

少し伸びても食べられるし、大きく伸ばしたあとも若芽や穂先を集めて天ぷらにしたりと、長い期間楽しめるのがウド。
あとは年配の友人におすそわけするとかなり喜ばれます。

家庭菜園でウドを栽培するまとめ

ウドは家庭菜園でも簡単に育てられます。
ウドの天ぷらが好きな人にはおすすめ!早春の新芽はもちろん、若い葉をかき揚げに混ぜたり、茂らせてからの若芽や花も天ぷらで食べると美味しいです。
細いものは天ぷら以外の食べ方がしにくいですが、数年育てて太いものが出てくるようになったら、酢味噌和えにも。
また工夫して日に当てないように軟白栽培するチャレンジもできますね。
ウド栽培楽しみましょう!

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