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【北海道土産】谷田製菓のきびだんご|スーパーで買える地元の懐かしおやつ

4.0

「きびだんご」というと桃太郎が持っていたあれですよね。
「お腰につけたキビ団子♪ ひとつわったしにくっださいな~♪」というあれですね。

桃太郎のキビ団子と言えば岡山県なのに、実は北海道の地元スーパーでは、「谷田の日本一きびだんご」が売っているんです。
昔懐かしいおやつですが、わたしが小さいころからずーっとあります。
地元ならではのお土産菓子を探している方に、どんなお菓子なのかご紹介しますね。

「谷田のきびだんご」は水飴のお菓子なんです

北海道で「谷田のきびだんご」と言えば、紙のパッケージで平べったい長方形の形のものが有名。
なんですが、食べるときは噛みちぎるかたちになるのでちょっと食べにくさがあります。

お土産にするなら、一口サイズの小さいのがたくさん入っている袋タイプのほうが食べやすくておすすめ。
1袋420円です。


個包装を開けてみるとこのようにオブラートに包まれていてべたつかないようになっています。

「谷田のきびだんご」は、生キャラメルとくるみ餅の中間のような、むっちりした食感です。

食べると、北海道育ちの私にとっては「そうそう、これこれ」という懐かしい味。
ちょっと歯にくっつきますので注意してね。

このお菓子、「だんご」とつきますが餅菓子ではないんです。
キビの粉も全く使っていません。

原材料を見てみると・・・
「水飴」がトップに来ていますね。
「もちごめ」は3番目です。そして「生あん」が入っているんですね。

実は「谷田のきびだんご」は水あめを作っていた谷田さんが水あめのお菓子として開発したもの。
だからあくまでも餅菓子ではなく水あめのお菓子です。

キビを使っていないのに「きびだんご」を名乗ってごめんなさい

じゃあなんで「きびだんご」なの?!
と言いますとですね、こんな由来がパッケージ裏に書かれていました。

そもそもは、関東大震災の復興を願い、また北海道開拓の精神を込め「起備団合」と命名していましたように、保存性に優れたおやつ、非常食として親しまれてきました。

キャラクターが桃太郎で、商品名が「きびだんご」とくれば餅菓子をイメージして当然なんですが、「谷田のきびだんご」と、岡山の名物きびだんごは全く関係ありません。
道民を代表して岡山県のみなさまに謝りたいと思います。

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ごめんなさい。
 

誤解を招くネーミングで本当に申し訳ありません。

racss
しかし私にとっては「きびだんご」と言ったらこの「谷田のきびだんご」しかないです。
 
道産子には共通の思いなんじゃないでしょうか。

小さい頃、遠足のおやつに買う駄菓子の中に、よく板状の「きびだんご」がありました。
あの表面のオブラートの感じ、
ちょっと固いのをかみしめる感じ、
それが口の中でとけていく感じ。
自然な感じの甘さ、そして小腹が満たされる感じ。

懐かしい味が今でも食べられるのは嬉しいです。

・・・とこんなお話も含めて、面白い北海道のお土産としてぜひ配ってみてください。

「きびだんぼ」じゃないよ。「ボ」の読み方

ちなみに商品パッケージには「きびだんボ」と書いてあるのですが、これはカタカナの「ボ」ではありません。

漢字の「古」に由来する旧かな字で、これで「ご」と読むんですよ。
子どもは読めないと思う・・・

北海道のきびだんごは函館「天狗堂」のものもあり。

北海道の「きびだんご」は、谷田製菓のもののほかに、道南の函館にある天狗堂さんで作っている商品もあります。
これも同じような水飴原料のおかしで、「北海道のきびだんご」です。

形も同じように長方形にのしてあります。
天狗堂さんのホームページ

天狗堂のきびだんごは、ネットショップもありますし、かわいい箱入りのものもあるので、こちらもおすすめ。

特に「きびだんご物語」は昔話をイメージさせるイラストの包み紙で、すごくかわいいんですよ。

100年近い歴史がある谷田のきびだんご

このきびだんご、なんと大正12年に完成したお菓子なんです!
大正12年というと1923年ですから、2019年現在で96年の歴史。
100年も目前です。

大正2年に現在の谷田製菓となる水飴製造の会社を立ち上げたのは明治生まれの「谷田可思三」さん。
今の谷田進太郎社長のおじいさんです。
当時も今も北海道の栗山町にある会社です。

谷田製菓のホームページ

「きびだんご」ができるまえに大ヒットしたのが「大嘗飴(たいしょうあめ)」。
板状の飴で、自分でかち割って一口サイズにするという、これまた懐かしい飴です。

これも今でも販売されていますが、溶けやすいので冬季限定商品です。
「きびだんご」のパッケージの裏にも書いてありました。

また、大正4年の大正天皇の大嘗祭にちなんだ「大嘗飴」も冬季限定で製造販売しております。

しかしこの「大嘗飴」は溶けやすいので、夏にも食べられる水あめのお菓子を、ということで考え出されたのが「きびだんご」というわけです。

「谷田のきびだんご」は非常食におすすめ

「谷田のきびだんご」は、戦時中にも軍隊の補助食品として採用されました。
そして現代でも、災害時のための非常食や、登山の行動食などにぴったり!

水飴にもちごめに、「生あん」も入っているから栄養面でも十分。
100gあたりのカロリーが352kcalと表記されています。
私がおすすめの袋入りのものだと1袋230gに大体15個入っているので、ざっと計算すると1個あたり50カロリー以上ありますね。

定番の板状のものは1個が70gなので、カロリーは246.4kcalになりますね。
ごはん一膳(150g)のカロリーが252kcalなので、小腹が空いたときのカロリー補給にピッタリなのがわかるのではないでしょうか。

賞味期限はお菓子としては長い6か月あります。
非常時のおやつとしてはチョコレートよりずっと腹持ちもいいし、溶けないのでおすすめです。

「谷田の日本一きびだんご」のおいしい食べ方

この「きびだんご」は水あめの分量が多いので、気温が低いとどうしても固くなってしまいます。

そんなときは、ちょっと温めると美味しく食べられます。

商品パッケージの裏にも、書いてありますよ。

万一、かたくなっておりました場合は、あたためてお召し上がりください。
注 低温多湿をお避け下さい。

谷田製菓のホームページでおすすめされているのは、「日の射す窓辺においてみてください」。
自然に温まって柔らかくなるのがいいのですね。

でも今すぐ食べたいよ!という場合は、やっぱり電子レンジでのあたためが便利。
ただし、温めすぎると柔らかくなりすぎますので注意してね。

500Wの電子レンジだったら、3秒から5秒くらいでいいと思います。

まとめ

北海道で大正時代から愛されるお菓子、谷田製菓の「きびだんご」をご紹介しました。

札幌からほど近い栗山町の老舗製菓で作られている、水飴ともち米でできたお菓子です。
長期保存もできるので、非常食として活用する道民がたくさんいます。

ルーツや食感など、話のネタになる突っ込みどころ満載のお菓子(笑)なので、北海道土産としてぜひ!

空港やおみやげ物屋さんだとちょっと割高なので、ぜひ地元スーパーで探してみてくださいね。

試しに自分で食べてみたい方は、楽天に出ているお店からお取り寄せできます。

谷田製菓 谷田の日本一きびだんご(一口きびだんご)/吉備団子 黍団子 きび団子
 

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