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沖縄で臭いヤギ汁(ひーじゃー汁)を初体験!地元おすすめの「まんぷく食堂」で食べてきた

沖縄の名物料理「ヒージャー」を食べたことはありますか?
ヒージャーとは「山羊の汁」のことなのですが、くせがあるので好き嫌いが真っ二つに分かれる料理です。
でも沖縄好きさんなら一度は試してみたい料理ですね。

わたしも沖縄にいったらいつか食べてみたかった「ヤギ汁」。

地元の人おすすめの店を教えてもらい、とうとう今回の旅行で食べてきました!
北海道民にとっては、覚悟していたより食べやすい味でしたよ。

この記事では、沖縄県南城市にある「まんぷく食堂」でヤギ汁を食べた感想をまとめます。

ヤギ汁ってどんな味?と興味のある方はぜひご覧ください。

山羊汁が食べられるおすすめ店はまんぷく食堂

那覇の近くに住む親せきに教えてもらった、ヤギ汁が美味しい店は「まんぷく食堂」です。

まんぷく食堂は沖縄県のなかで南部にあたる南城市にあります。
昔は大里村と呼ばれていた地区です。

住所:沖縄県 南城市大里字仲間1032−1
営業時間:11時から21時半
定休日:日曜日
HP:http://www.manpuku-okinawa.com/

沖縄県 南城市大里字仲間1032−1

山羊汁は沖縄人でも苦手な人が多い

沖縄ではお祝い事のときに食べられるというヤギ汁。
家を建てるときとか、大勢でお祝いするときなどに昔からヤギ汁を作って振る舞う習慣があるそうです。

地元の言葉で「ヒージャー」汁とも呼ばれます。
語源は「ヒゲ」。
ひげのある動物という意味でヤギのことをヒージャーって言うんですって。
ちょっとかわいいですね。

ただし、沖縄人だからといってみんなヤギ汁を好きかというと、そうではないみたい。
割合的には好きな人と嫌いな人がほぼ半々とのこと。

実際にわたしの沖縄の親族もほとんどがヤギ汁苦手だと言っていました・・・!

夫くん
え、どうして?
姪っ子
臭いから。
叔父さん
脂が多くて重たいから。
叔母さん
そうそう、脂が固まるから、冷たいビールと一緒に食べちゃダメとか言われてるのよ。

うーん、そういわれると興味が余計に沸いてしまいます。
一度はトライしてみるべきでしょう。

夫くん
食べたい!
おすすめの店ってあるの?
叔父さん
初めて食べるならまんぷく食堂がいいと思うよ。

まんぷく食堂は大里という地区で昔から繁盛している食堂で、ヤギ汁だけでなく牛汁、アヒル汁など沖縄独特の汁がいろいろあるということです。
早速ランチで行ってみました。

お昼時、けっこう混んでいて席があくまで10分くらい待ちました。
店内はかなり広いんですが、地元の人がたくさん来ていましたよ。

racss
いろいろな匂いがする~
山羊汁の匂いも混ざっているはず。

山羊汁は臭いと聞くわりにはそうでもなかった!

席に座りましてメニューをチェック。
まんぷく食堂ではすごくたくさんのメニューがあります。

普通のフライ定食とかハンバーグもあるんだけど、とりあえず各種「汁」のページを見てみます。

2017年1月のまんぷく食堂メニュー。その後一部値上げになっているよう。

一緒についてきてくれた親戚はヤギ汁が好きではなくいつも「牛汁(ぎゅうじる)」を頼むんだって。

牛汁も食べてみたいけど、まずは今回の目的「ヤギ汁」を注文します。
沖縄まんぷく食堂のヤギ汁
きたー!
フーチバー(よもぎ)がのっています。これは臭み消しのためだそう。

まずはスープから。
すごく薄味で生姜が効いたスープです。
自分の好みで塩味を調節できるよう、塩がお盆に付いてきます。
さて、臭いってどのくらい?

夫くん
うんうん、確かに匂いはあるね。
でもそんなに苦手じゃないなあ。
racss
これはマトンの匂いぽくない?

山羊汁の臭さって、北海道民にとっては懐かしの味「マトン」肉のあの独特の匂いと似ています。
マトンは羊肉ですけどね。
そういえばうちの父の得意料理は「マトン汁」だったなあ。
昔はマトンが安かったんだけど、今は海外産ラム肉ばかりでマトン肉自体見ることが少なくなりました。

マトンの話はさておき、山羊汁には山羊のいろいろな部位が入っているそうです。
骨付きぶつ切り肉から内臓肉までたくさん入っていました。
よく煮込まれてホロホロしています。
まんぷく食堂では圧力鍋で煮込んでいるそうですよ。

肉そのものには特にくせがない感じ。
白いところが脂部分ですね。
ヤギ汁の臭さはこの脂部分に多いと聞いてますが、このお店のは食べやすいところを見ると下処理が丁寧にされているのだと思います。

汁自体は半透明であっさりしています。
この汁にヤギのエキスがたっぷり出ているわけですね。

ヤギ汁は非常に栄養価が高い料理だそうです。
血行が良くなるので食べると体が熱くなるとか、夜眠れなくなるとかいろいろ教えてもらいました。
あと、血圧が高くなるとか、妊婦さんは流産のもとになるので食べちゃダメだとかいうはなしも。
実際食べた感じとしては、食べてすぐ体が熱くなるなんてことはありませんでしたので、心配するほどではないと思いますけどね。

まんぷく食堂は牛汁も美味しい

いろいろな「汁」があるけど、どれも丼いっぱいの汁でごはんを食べるんですね。
沖縄定番のセットです。
山羊汁嫌いの親戚もおすすめの牛汁、これも頼んでみました。

沖縄まんぷく食堂の牛汁
牛汁はですね、すごく食べやすい味でした。
豚汁なんかよりよっぽど食べやすい味です。
塩味なのであっさりしているというのもありますね。

ここで昔より肉の量が少なくなった気がする。と怒ってるおじい。
お店の人にも伝えていましたが、そんなことないですよ、とあしらわれていました。
若いころから何度も食べに来ているおじいが言うのだから、昔に比べたらそうなのかもしれませんね。
メニュー表の写真とくらべると若干の違いがあるのは確か。

まあでも、始めて食べる私たちにとっては無問題です。
そもそも、沖縄の定食は量が多いのでこれ以上多かったら食べきれませんよ。

こちらは人気店で、つい先日もテレビの取材があったのだとか。
まんぷく食堂では牛の一頭買いをして作っていて、牛メニューも充実しています。
ハンバーグとかステーキとかね。
こちらも興味ありですねえ。

racss
山羊汁と牛汁、どちらも栄養満点のスープをごちそうさまでした。
夫くん
次回はアヒル汁に挑戦だな。

初めてのヤギ汁の味・まとめ

沖縄名物「ヤギ汁」ですが、地元の人のなかでも好き嫌いがわかれる独特の味です。
ただし、羊肉を食べ慣れている北海道民にとっては、割となじみのある臭さでもありました。
といっても、臭みのないラム肉とは全然違いますから覚悟しておきましょう。

沖縄に行く予定はないけれど、味を試してみたい場合はレトルトパウチになっているオキハムのヤギ汁がおすすめ。

一度はまると抜け出せないと言われるヤギ汁の美味さ。
初めて食べるなら、クセの少ない味で気軽に試せる「まんぷく食堂」がおすすめです。
店内も広く、小上りとテーブル席、カウンターとありますので入りやすいですよ。

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