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あえて手縫いにする気分。手縫いの良さとは?おすすめ手縫いの本もピックアップしました

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手縫いするのって「時間がかかるわりにきれいにできない」と思っていたんです。昔は。
「ミシンで縫ったほうが、きれいだし丈夫だしかっこいい」。
でもこのごろは、手縫いには手縫いの良さがあると思うようになりました。

手縫いの良さって・・・

洋服のお直しをするときなどは、細かい部分は手縫いでやるほうがきれいに仕上がることがあります。
表にひびかせないまつり縫いとか、ボタンつけなどは当然手縫いだし、丁寧に入れたハンドステッチはかっこいい。

そして、手縫いのほうが丈夫な場合があります。
手縫いゆえのわずかな糸のゆとりが、きっと伸縮性を生むからだと思うのですが、
例えばミシンで作った雑巾よりも手縫いした雑巾のほうが、絞るときに糸が切れずにしっかりしているという話があります。

それからもうひとつ、手縫いには癒し効果がある気がします。

「早くやらなきゃ、しあげなきゃ」って焦りながらする作業と、のんびり楽しみながらの手作りとでは全然違う。

急ぐときはやっぱりミシンになっちゃうけど、あえて手縫いで自分のためだけにチクチク針仕事をする。

凝った手芸というよりは、単純作業のほうがいいんです。
ぼんやりと考え事をしながら縫い始めるのだけど、だんだんと無心になっていきます。

頭が休まるのかな、気持ちがほぐれていくような感じ。

自分のための物を作るのってどうしても後回しにしがちだし、時間の余裕だけじゃなく気持ちの余裕もないとできないですよね。
だけど気ぜわしいときこそ、そういう手縫いタイムをあえて作るのがいいのかもしれません。

手縫いでお直ししたほうがうまくいく


今回は、もう処分しようかと思っていた、何年も前に作った秋冬用おうち着を、チクチクと手縫いでお直ししてみました。

襟元やそでぐりが良く言えば「くたっと」、シビアに言えば「よれよれ」になっていた服なのですが、生地は傷んでいないし柄が好きなので手放せずにいたんですよね。

それが、襟ぐりとそでぐりのまつり縫いをし直したら、「よれよれ」がなくなった!

ミシンでだだだっと縫ってしまえば早いし、おうち着だからミシンの縫い目が表に見えたっていいと思ったのですが、なんとなく手縫いしたい気分だったんですよね。
手でまつったら、ふんわりカーブもきれいに仕上がって、やっぱり手縫いでよかった。

そして刺して布地をほんのちょっとすくってまた刺して・・・とまつり縫いを繰り返しているうちに、いつの間にかゆったりした気持ちになれたのもよかった。
実際の時間にしたら30分足らずだと思うのですが、なんかちょっと忘れていたかも、この感じ。

「万能糸」って何色?


手縫いでチクチクするときに便利な糸があります。
それはグレーとベージュの手縫い糸。

素材はポリエステルなんですが綿の風合いの糸で、メーカー品でもなく5色くらい入って雑貨屋さんで売られていた糸です。
つるつるしてない糸で、滑りがあまりよくないところが逆に縫いやすい。

滑らかな高級糸って、すぐ針の穴から抜けてしまって途中で何度も通しなおさなくてはならないことがあります。
だから嫌い・・・。
わたしだけかもしれないけれど。

そして、この色が意外とどんな布にも合うんです。
中間色だからなのか、大体の布はこのグレーかベージュの糸のどちらかに馴染んでくれます。
ナチュラルカラーの布地が好きな人なら、グレーとベージュの糸をそろえておけば万能糸として活躍してくれると思いますよ。

手縫いのための本を紹介します

そもそも、考えてみればミシンがない時代は洋服も日用品もみんな手縫いだったんですよね。
丁寧な手仕事は貴重です。
今でも超高級テーラーで手縫いのスーツを仕上げる様子を、昔何かの番組で見たことがあって、素晴らしかった。

それがいつのまにか、「ミシンがないから作れない」「手縫いはカッコ悪い」と思ってしまうのは、ミシンを買わせようとする業界の作戦なのかも?(笑)

手縫いで作る洋服の本

手縫いだけで洋服を作っちゃうための本はいろいろ出ていますが、この2冊がおしゃれです。

「手縫いの服」シリーズといえば高橋恵美子先生の本です。
ずっと前にこの先生の本を知ったときは、花柄のクラシックなワンピースばかり載っていて好みじゃないなと思ったのですが(当時の流行りだったんですよね)、最近の本はシンプルで着心地よさそうなデザインのが多くて惹かれます。

手縫いの小物づくりの本

洋服とか大作を作っている暇はないけど、何か作りたいな~というときは、やっぱり小物ですよね。
実用的なものだったらポーチか、キッチン小物がおすすめ。
雑貨屋さんで売っているようなハンドメイド小物が作れちゃいます。

手縫いエッセー本がおもしろい

最後に、手縫いしたくなるエッセー(?)本がこちら。
「うれしい手縫い (読む手しごとBOOKS)」です。
手仕事の作家さんたちを取材してそれぞれの手作りに対する思いや作品を取り上げている本です。

読むだけで癒されたっていうレビューが多い本なんですよ。
インスタのみなさんのレビューページ

赤の手縫い糸がおまけでついてくるのもおもしろい。
おすすめです。

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