猫の毛づくろいしている姿、見ていると和みますね。
あんなにぺろぺろして、舌は疲れないのかな?
猫のグルーミングにはいくつかの意味があるそうです。
体の毛並みを整える
ザラザラの舌が、コームの役割もするの。
毛づくろいをさぼりがちな猫は、どうしても毛の艶がなくなってしまいますね。
特に長毛種だと、猫ちゃんが自分でグルーミングするのにも限界があり、毛玉ができやすくなりますから、飼い主がブラッシングしてあげる必要があります。
短毛種の場合でも、週に1回くらいブラッシングしてあげるといいそうです。
首輪の後ろなど、猫が自分ではしにくい部分を中心に梳いてあげるといいですね。
また、毛がわりの時期(換毛期)にはできるだけ毎日ブラッシングしてあげるようにすると、部屋に落ちる毛の量もセーブできます。
食後の洗顔は満足のサイン
ごはんを食べた後は必ずグルーミングしてますね。
口のまわりやヒゲについた汚れをきれいにとるため、手で顔をこすってなめる、こすってなめる、を繰り返します。
体の汚れを取る
毛並みを整えながら、体についたごみや汚れを舐めとります。
毛の流れとは反対になめていることもあります。
さすが、家出経験の多いあなたらしいわね。(皮肉)
ケガの手当て
猫に限りませんが、動物の唾液には抗菌作用があります。
リゾチームやラクトフェリンといった成分が、細菌の悪い働きを抑えます。
緊張を取る
実は、ストレスを感じて緊張しているときにも、リラックスするために毛づくろいをすることがあります。
愛情表現
他の猫をなめてあげている様子は、とても微笑ましいですね。
これは仲間として認めている、親近感を持っている、という証拠。
恋人、血縁関係にある猫や、同じ家で飼われている猫同士で行うグルーミングです。
耳とか頭の後ろなど、自分ではなめにくいところを他の猫がなめてあげることが多いようです。
だから、人間も猫をなでるときは頭や耳の後ろなどをなでてあげると喜びます。
ですが、いきなり上から頭に手を置くと怖がる猫もいます。
まずは下から喉元を撫で、そのあとで首や頭の順でなでてあげると気持ちよさそうにしますよ。
特に初めて会う猫や、よその猫に触るときなども意識したいですね。
人間をなめてくれる時の猫の気持ちは?
たまに飼い主のこともなめてくれることがあります。
これも信頼や愛情のサインだそう。
朝方、布団で寝ている父の枕元に来て、なめるそうです。
「目が覚めちゃうんだよ~痛いし。」と困っていたっけ。
猫の毛づくろいもいろんなパターンがあって、眺めていると飽きません。
うちの猫たちも、個性のある毛づくろいをしています。
毛づくろいをしていても、すぐ遊びたくなってしまうのがムク。
ムクの毛づくろいの様子をYouTubeにアップしていますので、よかったらどうぞご覧ください。
猫の毛づくろい講座(足と尻尾 ムク編)