2週間くらいの出張が毎月のようにあり、家庭菜園の手入れが全然できなかった2019年ですが、ピーマンはほったらかしでもよく成長してくれました。
畳1帖ほどのスペースに2株植え、足元にはつるなしインゲンを一緒に育てました。
北海道の札幌近郊での家庭菜園記録です。
写真で振り返ってみます。
4月末に苗購入
ピーマンを含め夏野菜の苗はゴールデンウィークに入る直前に買ってくるのがいつもの流れ。
北海道では4月末に雪が降ることもあるので、ようやく家庭菜園の土起こしができるかどうか、というのが4月末あたりです。
で、皆さんゴールデンウィーク中に家庭菜園づくりをする人が多く、野菜の苗が店頭に少なくなることも。
なので早めに買っておくようにしています。
ホームセンターで98円で買ってきた「あきの」という品種です。
普通の薄い肉質の「ザ・ピーマン」なものだけど、安定の育てやすさ。
けれど気温が一けたの日が続いたり、時間を取れなかったりでなかなか植えられず、1か月近くも苗のままサンルームに置いてあったんです。
もちろん、買ってきてすぐ一回り大きめのポットに植え替えはしておきました。
こうすると根が張るスペースが少し広がるので、丈夫な苗になる。
ただし、うちは猫がいるので、苗にいたずらされないようにガードしておくのが大変です。
苗専用のミニ温室みたいのを作ってあげたいのですが、構想だけでなかなか作れず毎年過ぎてしまいます。
5月末ピーマン定植
ようやく定植したのが5月30日前後。
ピーマンはナス科の中でも特に寒がりということで、気温が20度前後になるここまで待って植えたのだけど、
しっかり地温を上げてから植えてやるならもっと早く植えちゃっても問題ないかもしれないです。
根を張ってしまえば安心なので。
ただ今年は畝にビニールを張って保温するのが遅くなってしまったのが反省点。
雪解けして土を整えたらすぐにビニールマルチを張っておけばよかったんですが・・・。
今年は小さいスペースに2株、ビニール行灯で風よけをしていますが、すっかり温かくなってこれを外したのは6月末だったと思います。
7月末ピーマン収穫
その後7月の末になってようやくピーマンの収穫が始まったのですが、このあたりは北海道とは思えない猛暑日が続いていました。
2株だけのピーマンは毎日2,3個、1週間10個以上のペースで収穫でき、最終的に11月の最初の週まで実をならせ続けてくれました。
最終収穫は11月前半まで
11月になってもまだ花がついていたけれど、さすがにもう大きくはなれないだろうと思うので、11月5日についている実を全部収穫。
結構たくさんありましたね。
いやー、よく頑張ってたくさん実をつけてくれたピーマンに感謝。
そのあと11月10日前後に株ごと抜いて片付け。
ピーマンの茎は直径6cm以上の木のように太く硬くなっていました。
コンパニオンプランツとしてつるなしインゲンを一緒に栽培
それからピーマンの足元にはつるなしインゲンを植えました。
これはマメ科のつるなしインゲンがピーマンに栄養補給してくれるということで、コンパニオンプランツとして植えたもの。
家を空けることが多く、追肥をこまめにする自信がなかったので植えておいたのですが、これが大正解。
8月になるとつるなしインゲンとピーマンを一緒に収穫できるようになります。
つるなしインゲンの収穫期間は短めで、花が咲いて20日くらいで実になってそれを採っちゃったら大体終わりなので、植えるときに1週間から10日くらい差をつけて植えておくようにしています。
そうすると8月から9月にかけて毎週1回一束分くらいは収穫できます。
シシトウの植え場所失敗
ひとつ反省は、ピーマンと一緒に苗を買ったシシトウが全く収穫量が増えなかったこと。
個数的にはけっこうあったのですが、小さいままのが多かったんですよね。
もっと大きくなるかと長く置いておくと、そのまま赤く熟しちゃったりして。
これは植えた位置が悪かったのです。
ミニトマトの間に植えちゃったので、水やりのタイミングも違うし日光も栄養も奪われちゃうしで大失敗。
株自体は大きくなっていたのですが、そのわりに収穫できませんでした。
それならピーマンの隣の方がまだよかったかもしれない。
来年は考えます。
ピーマンは2株で十分お得だった
昨年までは春にピーマンの苗を4株買うのが定番だったのですが、今年2株だけで十分楽しめました。
一株を大きく育ててやればいいということですね。
ピーマンって時期には安く買えますが、スーパーだと5個入り70円とかですよね。
直売所だったら10個入り100円とか。
今年の家庭菜園ではピーマン1苗98円が2株で、毎週10数個の収穫が丸3か月できたことを考えると、お得でした!
小さめのうちに収穫したピーマンを、まるごと煮びたしにするのもまた美味しかったしなあ。
関連記事 ピーマン大量消費におすすめの4レシピとは?簡単丸ごと煮びたしほか
ちなみに「整枝」はよくわからなくて特になにもやっていません。
カラーピーマンが1株あってもいいなとは思うんですが、昨年カラーパプリカだけ育ててみて、収穫できるようになるのが遅い(色づくのに日数が必要)だったのがネック。
やっぱり普通のピーマンがコスパ的には優れていますね。
普通のピーマンもそのまま置いておくと赤くなるので、いくつか採らずに残しておけば赤ピーマンも食べられます。
といっても、どんどん収穫しないと株には負担になるらしい。
青い未熟果を食べるピーマンだからこその多収性と言えるのかもしれませんね。
ピーマンはほったらかしのずぼら栽培でも収穫できるので、来年ももちろん植えると思います。
以上、2019年のピーマンを育てた感想でした。