函館塩ラーメンおすすめ３店｜あっさり派に食べてほしい店を絞り込みました

ラーメンの味の好みは人それぞれなのですが、あっさり派におすすめの函館ラーメンをご紹介します。
函館塩ラーメンと言えば、丼の底まで透き通ったスープが特徴。
全国各地の「塩ラーメン」の中でもとりわけ「あっさり」しています。
函館市内には星の数ほどラーメン店がありますが、グルメ本で定番の有名店ではないお店で食べたいと思っている人にぜひ行ってほしいお店をこっそり教えますね。

函館山帰りに寄るなら「マメさん」
函館駅からなら「津つ井軒」
コスパ重視なら「グリル塩豚」の3店です。

詳しくは下記からどうぞ。

元祖マメさんラーメン塩味600円は背脂入り無化調

こちら「新函館ラーメンマメさん」は函館山の夜景帰りにもよりやすい、十字街そばの宝来町22-6にあります。
十字街でバスを降りて、歩いても数分です。

中に入るとびっくりするくらい小さい店内。カウンターと二人掛けテーブルが二つ？奥の見えないところにさらに部屋があるかどうかはわかりませんが、こじんまりしています。
観光客にはそこそこ有名なので、並んでいることもありますが回転が速いので割とすぐ入れますよ。

この「元祖マメさんラーメン塩味」600円が気に入っています。
スープはあっさりですが脂もちょっとありますね。焦がし背脂が入っているから。
そこが他のあっさり函館塩ラーメンと違うところです。
豚骨+魚介と昆布のスープで無化調だそうで、好みが分かれるかもしれませんがあっさり好きさんにはぜひ一度試してもらいたい味。

それと、麺の量が少し多めかな？食べ終わったときの満腹感が他の店と違うなと思いました。
このマメさんは岡田製麺所の息子さん（現社長）が味を引き継いで復活した味のラーメン、ということで、麺は岡田製麺の特注麺です。
細めの縮れたまご麺で、個人的にこのタイプの麺が好きなのでお気に入り。

ちなみに注文は入り口入ってすぐの券売機で行ないます。
名前は似ていますがほかに「マメさん塩ラーメン」もあり、こちらはフノリを練り込んだ麺を選べます。
横浜ラーメン博物館に出店していたときのと同じ味だそうです。

津つ井軒の塩ラーメン700円は伝統的な味と研究熱心な店主が好感

函館駅からもすぐなのがこちら。
若松町7-11にある津つ井軒さんです。
若い店主さんが研究しながら作っているラーメン屋で、期待せずにいってみたらビンゴでした。

味噌、塩、醤油とそろっていますが、アッサリ函館塩ラーメンを探している方にここの塩がおすすめ。

函館ラーメンらしく麩もちゃんとはいっています。
ほうれん草が固めに茹でてあって美味しい！
スープはきれいな透明で油浮きなし。
これそ函館塩！と私が思っている味でした。
そうそう、これこれ、ってね。

泊まったホテルから近かったこともあり、何度も通ってしまいました。

ジューシーな餃子とチャーハンもおすすめですよ！
ちょっと今日は疲れたからラーメンよりチャーハンだけが食べたいと注文した日もありました。

今日の気分でこってりがいいなというときは、辛味噌。
寒いときはこっちがいいかも。

裏メニューの「混ぜそば」も頼むと忙しくないときは作ってくれます。
このメニューはまだ完成していないそうで、ちょこちょこ変えては試しているそうです。
そのため、金額は内緒のワンコイン！
縮れた太麺が美味しいよ！

津つ井軒さんは早々にペイペイ使えるようにしていたし、インスタグラムで早じまいのお知らせなどもしているので旅行中も便利だった！

グリル塩豚のワンコインラーメン

このお店「グリル塩豚」はラーメン専門店ではなくて、ハンバーグやトンカツなど食べられる洋食屋さんです。

でもちまきとかラーメンとかチャーハンとかもあって、なんでも美味しいごはん屋さんといったところでしょうか。
どのメニューもボリューム満点で、しかもお安いのが嬉しい！
鶏の半身揚げも名物です。
ただちょっと函館中心部からは遠くて、湯の川にあるので車じゃないと行きにくいのが不便かもしれません。

ラーメンは目玉メニューだそうで、驚きの299円です。
しかも普通にたっぷりの量なんです。
味は普通においしい、値段を考えたら最高においしく感じてしまう（笑）

スープは豚の味強め。
脂もしっかり浮いていますがあっさり味の「ザ・函館塩」かな。ラーメンだけで言えば特別激うま！というわけではありませんが、コスパがすごいので嬉しい。

安すぎてこれだけで注文するのも悪い気がしてしまうので、セットにできるちまきを一緒に頼むのがおすすめ。

もち米で、お肉がゴロっと入っていてラーメンだけでおなか一杯なのにぺろっといけちゃうちまきですよ。
塩ラーメンとちまき2個のセットで688円。
普通のお店のラーメン1杯分というね。

ボリュームがすごいエイトランチも満足度高し！
鶏ももの骨付き揚げとハンバーグとベーコンと塩豚ステーキにライスと味噌汁で888円！
信じられないコスパです。

実はお隣にある「りんさん」は結構有名なラーメン屋さんです。
「りんさん」はちょっとかわったザーサイラーメンやカレーライスなども提供していますが、普通の塩ラーメンも高評価のお店。
食べ比べもいいかもね。

番外編：有名になってしまった滋養軒はもう行かないかも

実はもともと一番好きだったのが「滋養軒」の塩ラーメンでした。
昔はガイドブックにもあまり載っていなくて穴場で、空いているけれどここの塩味がすごく好きだったんですよ。

ところがこのごろはどのガイドブックにも載っちゃっています。
有名になって、毎日行列のようです。

わたしも先日並んで食べに行きましたが、「あれ？なんか違う？」っていう気がしました。
久しぶりすぎるのであれですけれども、麺がつるつるすぎてスープが絡まない感じ。

こんなだったかなあ。
こちらは自家製麺なんですが、配合変えた？と思っちゃいました。
いや、美味しいんですよ？でも覚えていた味と違ったのでちょっと不満足。
なんでかなあ、滋養軒ほどの老舗のお店がそうそう味を変えるとは思えないんですけどね。
スープの透明度は変わらず素晴らしいです。

餃子はあんが少な目の普通サイズですが、さすがに上手な焼き加減！サクッとジュワッとのバランスがいいです。

ところで今回分かったがっかりニュース、店名がついている「滋養ラーメン」がなくなっていたんですよ・・・。
野菜炒めがたくさんのった塩ラーメンで、ものすごく美味しかったのになあ。
「にらが入っていますが大丈夫ですか？」と注文のたびに聞いてくれたのが懐かしいよ。

やっぱり客数をこなさなくてはいけないから手が回らなくなってしまったのだと思います。残念だ・・・。
お店のおじさんおばさんは相変わらずとってもいい人でした。
体に気を付けて頑張ってほしいですね。

函館のあっさり塩ラーメンおすすめ　まとめ

函館ラーメンと言えば何といっても塩です。
透き通ったアッサリスープが基本です。昔ながらの函館ラーメンを食べてみたい人のための3店舗をご紹介しました。
どのお店も塩以外のこってり味メニューもありますから、味の好みが違う人と一緒に食べに行っても大丈夫ですよ。