我が家の居間には、上部が観音開きの古い食器棚(白いカップボード)があって主にティーセットやグラスなんかを収納しているのですが、模様替えのついでに簡単なリメイクをすることにしました。
まずはセリアのおしゃれ取っ手に交換
この食器棚の取っ手は、もともとは黒のプラスチックですごくカジュアル。昔はやった、カラフルカラーボックスのノリでポップな感じを意識したものだったのかなというデザイン。
この取っ手は定番らしく、今でもホームセンターなどで売られているものなんですけれども、せっかくの白い本体なのでもう少しエレガントにしたいと思います。
食器棚の取っ手は裏側からビスで留められていますので、それを外して付け替えるだけで交換できます。
この取っ手をセリアで買ってきました。アンティーク調のデザインでかわいい。「引き出し用つまみジュエルハンドル」という名前ですね。
真ちゅうとガラスでできているかのように見えますが、プラスチックでできています。
ビスが取り付ける場所の厚さ別に4種類もついているのは親切。
セリアの取っ手金具は穴の距離(ビスピッチ)が表示されていない
ただし、ここで問題が。
あらかじめ元の取っ手の穴の位置を測っていったのですが、セリアの取っ手には穴の位置間のサイズ(ビスピッチ)ではなく、本体の長さの記載しかないという。
セリアのこの「引き出し用つまみジュエルハンドル」のパッケージの裏側には、「横9cm」との表示がありますが、穴の位置とは違います。
お店の中でしばらく悩んでしまいました。
普通はこういう金具類って、取り付ける穴の位置でサイズ表示がされていないと困るんですけどね。何もない板に新規で取り付けるならいいですが、元の取っ手と交換したい場合は穴の位置と合わなければつけられません。
そしてこのデザイン、実際にビスを留める位置はかなり内側でした。穴の位置を測ってみると62.5mmってとこですね~。
元の取っ手の穴と穴の間の長さ(正確には、穴の中心から穴の中心までの長さ。大工さんだと「芯から芯まで」って言います)は「68mm」です。微妙な差ですが絶対にそのままでは入りません。
戸棚の取っ手穴を広げてしまおうという作戦
しかし。ここは強引に取り替えようと決めていましたので、サイズが合わないのを承知で2個だけ購入してきたわけです。
どうするかというと、無理やり戸棚側の穴の位置を変えちゃいます。
インパクトドライバーの先をドリルに変えて、ゴリゴリと穴の中をこすって削り、穴を縦長に広げる感じです。
ゴリゴリ。かなり無理やり感がありますが、穴は広がりました。
穴と穴の距離を縮めたいので、上の穴は下側に長くし、下の穴は上側に向かって広げます。
大体3mmずつ削ればOK。
それからセリア取っ手をつけてみると、なんとか固定できました。
表から見ると、元の穴もギリギリ隠れます。よかった。
上の扉の取っ手を変えただけでだいぶ雰囲気変わりますね。キラキラ~。。
でも残りの引き出しの取っ手を全部変える元気はないなあ(笑)
もう一つ、やりたいことがあるんです。
引き出しを収納式テーブルにする簡単アイデア
引き出しのひとつをリメイクして、引き出し式のテーブルにしたいと思います。
どういう意味か伝わらなさそうなので、先に出来上がり画像を・・・
こういうことですね。
この棚の中にはマグカップやインスタントコーヒー、紅茶なんかも入っています。
それで母が一息つくときに、扉を開けてカップを取り出してインスタントコーヒー入れて、ストーブの上で熱くなっているやかんからお湯を注ぐ、という一連の流れがあるわけですが、近くにテーブルがないのでやりにくそうなんです。
使うときだけ引き出せるテーブルがあったらきっと便利。
ということで、引き出し一つをからっぽにして準備します。
続いて、引き出しの内側の高さに合う端材を重ねてセット。
家にある材料から探したので3枚の板を重ねることになってしまいました。
ずれないようにビスで接続し、天板と土台は目立たない釘で固定します。
天板にしたのはベニヤに壁紙を貼ったものです。100均のリメイクシートでもいいかなと思っていましたが、たまたま室内の壁紙張替えしたときの端切れがあったので活用しました。
ビニール壁紙なのでしっかりしているし、少々なら撥水するのでテーブル天板にも向いています。
トントン。天板と土台を固定したのと同じ釘ですが、壁のボードを留めるときの白い釘を物置で見つけましたので喜んで使います。
引き出し本体に天板を打ち付けて固定しました。
できた~。
熱いものも平気なように鍋敷きをのせてありますが、ひっかかりもなくスムーズに出し入れできます。
これでひとまず食器棚リメイク終了です。
食器棚リメイクの失敗 ちょっと工夫が必要でした
セリアのインテリア金具はアンティーク調でかわいいものがたくさんなんですが、一般的な取り付け金具の規格は考慮せずにデザインされている感じがします。
なので、既存の金具と交換するなら加工が必要です。
今回の食器棚では扉側の穴を広げて、穴と穴の距離を縮めることで対応してみましたが、穴を広げすぎてしまうと今度は金具で隠れなくなってしまうので気を使いました。
向かって右側の扉を先にやったのですが、実はそちらはちょっと失敗・・・。上の穴はそのまま使い、下の穴をドリルで新たに開ければいいと思ったけれど、ずれちゃった。
拡大するとココ、穴が丸見えになっちゃっています・・・。
慎重にサイズを測ってやるべきでした。反省。
引き出しの1つを収納式テーブルにしたのはとても気に入っています。
使い終わったらすぐしまうようにしなくちゃね。
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