冬本番です。今年は変則的な低気圧で北海道以外でも大雪が降ってしまって、大変な状況になっているようですね。
北海道では雪かきスコップは必需品。腰や腕を傷めないためには、雪の状態に合わせて何種類かのスコップ(シャベル)が必要です。
我が家に何種類もある除雪道具をご紹介。
アルミの角スコップは万能
もしも引っ越しをしたなどで新たに除雪道具を揃えるのに、まず1つだけ買うとしたらアルミスコップがいいと思います。
画像の左側がアルミ製の角形スコップです。こちらでは「銀象印」「金象印」のものがポピュラー。
プラスチックに比べて少々重いですが、軽量化されたアルミ合金ならそれほどでもありません。
じっとり重たい雪や凍りかけの雪もザクザクすくえます。万能タイプですね。
同じ形でプラスチックのものもあればなおよし。
プラスチックのものは軽いですが、ガリガリの氷混じりの雪や除雪車が残していった間口の雪などをすくうのにはちょっと向いていません。
できれば画像右側の緑のスコップのように先端のみ金属がついたものが割れにくくおすすめです。
厚く積もった重たい雪を2人で除雪するときは、ひとりがアルミスコップで雪に切込みを入れ、もう一人が軽いプラスコップでそれをすくって投げます。(雪はねを「雪投げ」っていうのは北海道弁)
スコップですくえる幅に切込みを入れるのがコツ。
それぞれが適当にすくうよりもかなり効率的です。
ママさんダンプは大量の雪運びに活躍
大きくて両手で押す形の除雪道具で通称「ママさんダンプ」は戸建て住宅なら必須です。
ダンプのように「ガー」っと雪を押してたくさん運ぶことができます。力の少ない主婦でもたくさん運べるから「ママさんダンプ」らしいです。
このごろは一回り大きい「パパさんダンプ」も店頭で見かけますね。
また、夜中に道路を除雪車が通ったあと置いていかれてしまう固い雪も、ダンプでひとすくいずつ運べばそんなに労力をかけずに撤去できちゃいます。
ラッセル型スコップは舗装部分や仕上げに
こんな横長のスコップもあります。これは「ラッセル型」と呼ばれるもので、平らな地面に積もった雪を押して雪除けするタイプ。
持ち方にコツがあって、体の正面に持ち手が来るようにし、手じゃなくて体全体でまっすぐ押すようにします。
また片手で使うときは、地面に食い込ませないよう滑らせるようにして表面にある雪を集めるイメージです。
スチールスコップ(剣先)は氷割り、雪割りに
左側は先に書いたアルミ製の角形スコップですが、右側はスチール製の剣先スコップです。
剣先スコップは畑用と共用でもOK。
角型のアルミスコップではできない作業、それが春先の雪割りです。
雪の下で地面と接している部分は厚い氷になっています。それが春になって雪が解ける頃になると顔を出します。
その氷の板さえ撤去できれば、もう舗装道路は見えているわけです。
それで春先になると自宅前で「カンカン」「カツンカツン」と氷割りに励むお父さんお母さんが。
なんだかずぼらな人みたいに思われたくないので、忙しくても時間を見て家の前でカンカン。
鉄の重さで一突きするとピシッと氷にひびが入る、あの感覚は楽しいですよ。
まだまだあります!その他の除雪道具
ほかにも必要なアイテムはいろいろ。
・車の雪下ろし用の「スノーブラシ」
・屋根からせり出した雪庇をとるためのロング柄の雪落とし
・玄関先を履く「雪ほうき」
・氷に傷をつけて滑らないようにする「ツルハシ」や「スノーピック」
などなど。
住宅の状況によっても必要な道具は変わってきますけれど、一度に全部そろえるのは費用もかかっちゃいます。
広いお宅ではガソリン式の「除雪機」を持っている方が多いですね。
年配になってくると毎年の除雪作業を手で行うのは重労働ですからね。
隣近所の歩道を除雪機で飛ばしてくれたりする優しい人も多いです。
まとめ
北海道では除雪道具も何種類か必要ですというお話でした。
「軽い雪用」と「重い雪用」としてプラ製、金属製の両方を用意しておくと効率よく、余分な労力を使わずに除雪作業ができます。