札幌名物のスープカレーを北広島でも楽しめるお店が「天竺」です。
天竺北広島店は駅からすぐそば
「天竺」というカレー屋さん自体は20年以上の歴史があり(1997年創業)、本店は清田区(札幌市清田区平岡1条1丁目7-1)にあります。
天竺の北広島店もここにできてもう15年もたつんですね。
すてきな石造りの外観で、古い倉庫を改造した建物です。
この建物、そのまえは何度もお店が変わっていた記憶がありますが、このスープカレー屋さんになってからはもうすっかり地元のお店になりました。
天竺 北広島店
北広島市中央5-7-5 石の蔵
JR千歳線北広島駅東口徒歩1分
営業時間
11:00~20:00
定休日
月曜、火曜
駐車場有り(隣のコインランドリーと共用)
すぐ向かいには北広島病院があり、その向こうに北広島駅があります。
駅から歩いてすぐなので、来やすいお店です。
わたしもいつか行こうと思いつつなかなか行けなかったのですが、北広島病院にお見舞いがてら、寄ってみました。
カフェみたいな落ち着きがあり、石造りの店内は雰囲気いいですよ。
天竺の野菜カレーは10種の野菜が甘くてうまい
メニューはいろいろあって迷ってしまいます。
一番食べたかったのが知床鶏のチキンレッグが入った「北海道チキンカレー」だったのですが、この日白い服を着ていた私。
もしもチキンレッグが食べにくかったら、服にはねてしまったりして・・・という不安がよぎり、第2候補の「野菜カレー」に。
はい、こちらが野菜カレー(900円)です。野菜カレーは女性に一番人気みたいです。
辛さは選べたのですが、辛すぎると舌が痛くなる私、ノーマルでお願いしました。
ラッシーも忘れずにね。
入っている野菜は、ジャガイモ、ニンジン、オクラ、なす、しめじ、カボチャ、ほうれん草、あとパプリカ、ムング豆。という10種でした。
何が一番美味しかったかって、意外にもカボチャでした。
ほっこり甘いカボチャとカレースープが合うのね。
ほうれん草もたくさん入っていたし、ジューシーなナスも好き。オクラもいいね。
野菜の甘みが感じられて美味しかった。
天竺のスープカレーは「南インドカレー」と書いてあります。
スープはチキンの出汁のきいたさらさらタイプ、後を引くうまみは昆布なのかな?があり、お肉が入っていなくても十分満足できます。
器がなかなか冷めない入れ物なので最後まで熱いまま食べられます。
でも最後にライスをスープに入れちゃって、残さずいただきました。
一緒に行った夫が食べた「シシカバブカレー」は、ラムのつくねが2本入っています。粗びきソーセージみたいな感じ。
味見させてもらいましたが、ラム肉の味がしっかりして美味しかったです。
ラムが入っていると北海道らしさもありますね。
口コミによるとチキンはスプーンで崩れるくらいほろほろ柔らかいそうなので、きっと食べやすいはず。
スープカレーとは
「スープカレー」は札幌発祥のカレーで、サラサラスープが特徴です。
チキン出汁が多いですが、トマトベース、牛肉出汁ベースなど多様化しています。
揚げた野菜を具にするのも一つの特徴。
アジャンタが最古
意外にスープカレーの歴史は古く、1971年に「アジャンタ」というお店が「薬膳カリィ」を出し始めたのがスタートと言われています。(本店 札幌市東区北23条東20丁目2-18)
アジャンタのスープカレーは漢方の薬膳からヒントを得たものなのでスパイスメインで具はなかったのが、大きなチキンレッグや丸ごと野菜も楽しめるメニューに進化。
食べることで免疫力を高めて病気を未然に防ぐ、漢方薬の効果を感じる体にいいカレー。もちろん無化調です。
マジックスパイスが元祖
そして他に有名なお店と言えば「マジックスパイス(本店は札幌市白石区本郷通8丁目南6-2 )」がありますが、こちらはインドネシアのスパイシーなチキンスープをヒントに生み出されたそう。
1993年創業ですが「スープカレー」という名称が生まれたお店として「元祖」ということになっています。
マジックスパイスはど派手なお店のインテリアやメニューなどが個性的で、好き嫌いがわかれるかもしれませんね。
でも「医食同源」で体に良いカレーを、というのは「アジャンタ」と同じコンセプトと言えるかも。
すっかり札幌名物になりました
それから少しして2000年ころからスープカレーが爆発的にヒットし、「札幌名物」と言われるようになりました。
最近はブームも落ち着いてきた感じがするけど、今回食べた「天竺」さんのように静かに地域に根ざして営業を続けている店も多い反面、「路地裏スープカレー 侍(三井アウトレットパーク内に北広島店あり)」のように新しくおしゃれ感のあるお店が出てきたりしています。
札幌名物スープカレーの食べ方って?
スープカレーの正しい食べ方ってどうやるのか、迷う人も多いかもしれませんね。
「スープ」とはついていても、ラーメンと違ってスープだけ残ってしまうとゴクゴク飲めるようなものではないので、どうしてもライスとの兼ね合いを図りながら上手に両方同時になくなるように食べなくてはなりません。
お店によっておすすめの食べ方を指南してくれるところもありますけど、主な食べ方のパターンはこちら。
・ライスとスープを交互にすくいながら食べる。
・スプーンでごはんをすくい、同じスプーンでさらにスープもすくって口へ。
・スープをすくい、ライスの皿に一口分かけてから食べる。
天竺さんの壁には食べ方をイラストで説明したポスターが貼ってありました。(撮り忘れた!)
それによると、上記の3パターンのほかに、ライスをスープに入れてしまうとか、具だけライスの上に取り出すとか、まあいろいろな食べ方があり、どれでもいいよ!とのこと。
ちなみに私の好きな食べ方は、
大きな野菜はライスの皿に取り出してからスプーンで一口にカットしつつ食べる。
骨付きチキンはスープの中でほぐしてしまう。
具を全部食べたら、残りのライスをスープの中に入れてしまい、リゾットみたいに食べる。
以上です。美味しいです。
まとめ
「天竺」の北広島店は駅から近く、石造りのおしゃれな雰囲気です。
南インド風のチキンベースのスープ。北海道らしいメニューがそろっています。
そしてスープカレーの食べ方は自由です!
自分の食べやすい食べ方で美味しく楽しく味わいましょう。