このたび「ハウジー」サイトで掲載していただいたのは、乾物についてです。
乾物の保存法について書いています
「乾物」ってたくさんありますけど、日本ならではの乾物と言えばワカメ、昆布、かつお節。
あとは切り干し大根とか高野豆腐あたりが普段のおかずに使いやすい乾物ですよね。
ひじきとか麩も美味しい乾物。
乾物類は保存が効いてヘルシーなので、うまく使いこなすととても便利な食材です。
これから乾物料理を増やしてみようかな、と思っている方にむけて、基本的な保存方法と、簡単レシピを紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
こちら▼ 掲載サイト「ハウジー」
「howsie (ハウジー)」は、生活雑貨のお店が運営する、暮らしの疑問に答える専門家のコラムがたくさん読めるサイト。
わたしは料理系コラムを毎月掲載していただいています。
高野豆腐(凍み豆腐)の思い出
乾物料理といって思い出すのは、小さい頃にときどき祖父が作ってくれた「煮しめ」に大きな三角に切った高野豆腐が入っていたなあ、ということ。
小さい頃はあのきめが細かくて歯にこすれるとキュッというような高野豆腐があまり好きになれませんでした。
その煮物には、他に祖父が「天ぷら」と呼ぶ揚げかまぼこ、大根と干ししいたけと白いこんにゃく、あとはニンジン、塩漬けのフキなどが入っていて、すっかり汁気がなくなるくらいに煮しめてあり、ご飯のおかずにもつまみにもなる濃い目の味でした。
親族が集まるときなんかに作ってくれるちょっとしたごちそうだったのですけど、大人の味でしたね。
その苦手だった高野豆腐、結婚してから自分で作るようになったのが、「高野豆腐の肉詰め」です。
これは肉のボリュームもあって満足だし、出汁を吸った高野豆腐が美味しく感じます。
肉を詰めてもしっかりしているのが、きめ細かい高野豆腐ならでは。
このレシピも今回のコラムで紹介しています。
自家製凍み豆腐も美味しい
ちなみに普段ちょっとした煮つけに入れる「凍み豆腐」は、自分で作れます。
作るといっても特別なことじゃなく、お豆腐1丁が余るときなど、余った分を冷凍庫に放り込んでおくだけ。
ガチガチに凍った豆腐を解凍すると、スポンジ状になっていて「自家製凍み豆腐」になります。
煮汁がしっかり染みるし、焼き豆腐よりもしっかりしていて崩れにくく、本物の高野豆腐より柔らかくて食べやすいのです。
この冷凍で作る自家製凍み豆腐は、ぎゅっと絞って崩して、ひき肉のかさましに最適です。
歯ごたえもあるし、肉汁を吸って美味しくなるので、普通の生のお豆腐を入れるより数倍おすすめ。
乾物とは違うけれど保存食材という意味では、冷凍豆腐もおすすめですよ。
まとめ

ハウジーで紹介中の切り干し大根のアレンジ
最近スーパーで売っている乾物も、食べきりやすいよう少量パックだったり、扱いが簡単になっていたりと、一昔前と比べたらいつもの料理に取り入れやすくなってきた気がしますね。
災害用備蓄食品として、乾物を常備しておくのもおすすめです。
例えば乾燥わかめがあればインスタントラーメンにプラスできます。
うちでは「困ったときの乾燥ワカメ」。
お味噌汁の具に野菜を切るのが面倒な時や(笑)、あと一品足りないときのワカメサラダ、ダイエット雑炊のかさましになどなど。
乾物は日本ならではの食材でもあるので、美味しく利用していきたいですね。
*おわり*
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