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馬追(マオイ)の名水(長沼町)は甘くて美味しい!カフェめぐりしながら汲みにいこう


札幌から1時間弱のところにある湧き水を汲みにいってみませんか?
長沼町の「馬追(まおい)の名水」はとてもあまーい天然水です。

「馬追(マオイ)の名水」の場所と行き方

「馬追の名水」
住所:北海道長沼町東8線北3番地 
開放時間:午前7時から午後7時まで 

国道274からの行き方
国道274を札幌方面からくる場合、長沼町にはいってからもしばらく直進します。
マオイの道の駅まであと数百メートルくらいの地点、「東9南6」と書かれた信号を左折します。右手にはセイコーマート、左側には「ハイジ牧場」の看板がある小さな交差点です。
左折したらハイジ牧場の目印のサイロが見えてきますが、通り過ぎてさらに直進します。
しばらく行くと、左側の畑の向こうに青い大きな建物が見えてきます。「DHC長沼工場」です。そこの交差点を右折します。
その道を山に向かって突き当たりまで進むと、ほどなくして左側に「馬追の名水」の駐車場が見えてきます。

「あいチュランド」からの行き方
「あいチュランド」(北海道夕張郡長沼町旭町南1-12-7)から来る場合はもっと簡単。
あいチュランドの前の道を延々と突き当たるまで山に向かって進みます。
左手にマオイオートランドや長沼温泉を見ながらさらに進み、右側にDHC長沼工場が見えたらあと少し。
突き当たりまで直進するとたどりつきます。

「あいチュランド」についてはこちらの記事をどうぞ。
「長沼「あいチュらんど」のソフトクリームはビックでお得感あり!」

馬追(マオイ)の名水は駐車場完備です


雪が降った後に行きましたが、駐車場はきれいに除雪されていました。10台以上停められそうなスペースがあります。

汲み口までの道もちゃんとつけられています。

汲み口は3つ。レバー式の蛇口になっていますので、無駄に流さないようこまめに閉じたほうが良さそうです。


水量は季節によって増減がありますが、冬の時期はまあまあ。
ペットボトルの口くらいの細さで流れてきます。
貯水タンクから流れてくる途中で水量調節弁があるので、このくらいの出方が最大のよう。

この湧き水は、近所にお宅のある石尾さんの所有地にあります。
昔は飲料に向く水がなかった長沼町の中で、この馬追の名水は貴重な美味しい水だったようです。

石尾さんが中心となり、「馬追の名水友の会」と名付けられた有志の皆さんで維持管理が行われているとのこと。
設備は古いながら、きれいにお掃除されていますし、駐車場も舗装されています。冬場の除雪作業もきっと大変なはず。

募金箱が設置されていますので、わたしは10リットル以上汲むときは気持ちで100円投入しています。
ここはアンビウォーターのように「何リットルに付き何円」と書かれたりはしていないのですが、横にある掲示板に貼られた過去の新聞記事によると設備には200万円以上かかっているとのこと。
維持管理はすべてボランティアで行われています。

1回に1人40Lまでとの注意書きがあります。大量に汲んでも生水ですから保存はききません。
節度を持ちながら譲り合って気持ちよく使いたいものですね。

特に土日は混むので、平日の夕方なんかに行くのがおすすめですよ。
ただし午後7時には水は止まりますのでご注意を。

馬追(マオイ)の湧き水の成分と味は

この湧き水、水質検査の結果表は掲示してあり安全なことはわかるのですが、成分表はありませんでした。
水の硬度はカルシウム量とマグネシウム量のデータが必要ですので、残念ながらこの「馬追の名水」の硬度は計算できません。

公表されている検査結果から、味に関係がある点を見てみると・・・

pH値は

pH値は7.1度です。
pH7度が中性ですので、馬追の水は限りなく中性に近く、飲料水として理想的ですね。
(岩見沢保健所で設定されている飲料水として許可が下りるpH値の基準は、pH5.8以上8.6以下です。)

ちなみにpH値が高くなるとアルカリ性となり、苦みやとろみが感じられるようになります。
逆にpH値が低いと酸性になり、酸っぱさを感じます。スポーツドリンクでpH3くらいと言われています。

塩化物イオンは

さらに塩化物イオンの量はわずかに8.9mg/L あります。
塩化物イオンが多いと、濁ったりしょっぱさを感じたりするため、飲料水としては200mg/L以下と定められています。
なおこの湧き水は濁り度が0.1度、色度は1度しかないので、アンビウォーターよりも透き通っているお水です。

味はまろやか・硬度の推測

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生水を味見してみました。
よく汲みに行く「アンビウォーター」と比較してみると、若干甘い感じがします。

アンビウォーターは硬度が約23度でしたので、味の柔らかさからするとそれより硬度が低い可能性もあります。
ここからも近い千歳のナイベツ川湧水が硬度約18度ですので、近いかもしれませんね。
参考までに近郊の
硬度の詳細な計算ができないので裏付けがありませんが、確実に軟水でしょう。(硬度60以下は軟水)

うちでは汲んできた湧き水は、主にお味噌汁とコーヒーを淹れるのに使っています。
最近ではネスカフェのバリスタマシーンに入れるお水としても。

近くにはカフェがたくさんあります

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馬追の名水のそばには、カフェやレストランも多く、カフェめぐりの途中で水汲みに寄るのがおすすめ。

駐車場から出ると山側に細い砂利道が続いています。その道を登っていくと、土曜日だけやっている「ポトリベーカリー」やギャラリー&喫茶「風楽里(ふらり)」がありますよ。

ただし、細い道で車のすれ違いがしにくいのと、それぞれのお店に駐車場が3台ほどしかありません。
だから水汲み後に行くなら車を置いたまま、お散歩がてら歩いていく方法もあります。

ポトリベーカリーは天然酵母を使ったクロワッサンやハード系のパンで有名です。
ギャラリー&喫茶「風楽里(ふらり)」は、コーヒーやシフォンケーキ、10食限定の和風定食が食べられます。
絵画や人形、器などのギャラリーともなっています。長沼の景色を見渡せてすてきなところです。

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このあたりはまだまだカフェがありますよー。
 
ハイジ牧場側に少し戻ると「丘の上珈琲 珈琲考房」がありますし、ファームレストラン「ハーベスト」や「レストランクレス」もほど近いです。
「あいチュランド」側に少し戻ると、長沼温泉の向かいがわの奥の方に穴場カフェ「こかげ喫茶室」があり、逆に長沼温泉の裏側へ進むと「長沼のcafe インカルシ」があります。

長沼湧き水「馬追(マオイ)の名水」まとめ

「馬追の名水」は「友の会」の皆さんがボランティアで整備している美味しい水です。
近くのカフェめぐりのついでに汲みに行きたいですね。

近くの湧き水と言えばアンビウォーター。水量が豊富なのが特徴です。
こちらの記事もどうぞ。
「札幌近郊の名水!アンビウォーターは水汲み場完備の湧き水です」

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