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秋まきほうれん草と小松菜の育ち方 in北海道2017・9月からのチャレンジ

北海道札幌近郊の家庭菜園で、秋からほうれん草を育ててみる記録です。
昨年に引き続き、今年(2017年)も植えます。

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寒さに遭ったあまーいほうれん草が食べたい!

2016年は冬が早く生育がいまいちだった

昨年の記事はこちら。

昨年は9月12日頃にほうれん草、小松菜、春菊をまいて、11月に最終的に収穫を終えました。
でも去年は雪が降るのが早く、10月半ばに一度どさっと降って焦ったんでしたっけ。
また台風の影響で風が強く気温も低い日が続いたのでハラハラと見守りながらの栽培でした。

今年は早めにまこうと思っていたけれど、畑のスペースが空くのがやっぱり9月に入ってからになってしまう。
ということで、今年は1週間早い9月5日に種をまきました。
成長の様子はこの記事に随時追加していきます。

9月4日に土づくり


はっと気づいたらもう9月に入っていたのです。
枝豆を先週収穫したばかりのスペースが空いたので、そこをほうれん草エリアにすることにしました。
遅くにまいた枝豆がまだ3本ほど残っていますので、畝の半分を使います。

枝豆はビニールマルチをしたまま育てていたので、それを全部はがし、一度掘り起こしてコンポストから堆肥を持ってきて埋めました。

この畑は少し掘ると粘土質の層が出てきます。春に義父が土を掘り返してくれたとき、大根を作れるようにする予定で深く起こしてくれたのですが、粘土の層にぶつかってあきらめていました。
だけどそのときの粘土がだいぶごろごろ。大きな塊があるのでいちいち手でつぶしてばらばらに散らばします。
根気強く堆肥とよく混ぜていけば、何年かすればいい土に改良されるのではと期待しています。

枝豆の後にほうれん草を植えると生育がいいんですと。
コンパニオンプランツというやつですね。
だけれども酸性土壌を嫌うほうれん草のために、石灰をしっかり撒きます。

配合した肥料も少々ばらまいて、よく混ぜながらならしてできあがり。
水をたくさんまいて土となじませておきます。
ここまでが前日にしたこと。

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朝7時頃に作業したのですがその時間はまだ家の屋根の陰になる部分なんですね。画像をみて気づきました。

9月5日にほうれん草の種をまく


次の日。まだまだ日差しが強く暑い日です。
ここ数日はこんな感じみたいです。
日中は上がるけれど、朝晩の冷え込みがけっこうあります。
一日も早く種まきして成長してもらわなくては。
今年は早く寒くなるという長期予報もあるそうだけど、去年よりも早いなんてことあるかな?

この種は昨年亡くなった父がその前に買ってあった種。今年の春にもまきましたが、まだ残っていたので冷凍しておいたものです。

袋の裏を見ると、北海道でも9月末までまけることになっているけれど。
たぶんこのへんで普通に植える場合は大きくならないうちに雪の下ですね。(去年の例から考えて)


畝に対して縦に溝を作って筋蒔きしました。たくさんまいてどんどん間引きしながら大きくしようという作戦。
昨年は少ししか植えなかったので、間引きするのもかわいそうな感じがしてしまいましたが、結局のところ間引きしたほうが大きくなれるんですよね。
できあがり。あとは芽が出るのを待つばかりです。

9月5日小松菜エリアを整地・種まき


小松菜は、壁だけの「温室」内で春にほうれん草を植えていたあとで育てていて、いまだいぶ大きくなっています。
でもズッキーニをふたつ植えていた箇所が空いたので、そこにも少しまくことに。

手前にくしゃくしゃと丸められているのがズッキーニの抜いた株です。
その奥にはピーマンの株が3つ並んでいて、合間にサニーレタスが育っています。

このエリア、来年は縮小して半分だけにするつもり。
庭の真ん中にあたる位置なので、庭でバーベキューなどできるスペースにするつもり。
ということで半分くらいの位置にブロックをずらしました。

その内側、ピーマンの前のあたりに小松菜をまきます。

ここは秋になると午後の早めの時間にはもう日陰になるんですよね。
昨年ほうれん草を植えていたあたり。
小松菜は丈夫なのでここでも元気に育つのではないかな?

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とりあえず急いで種まきしました。
しばらく雨も降らない予報なので、水やりは欠かせません。
一雨ごとに寒くなるっていうから、降らないほうが成長にはいいのかもしれませんね。

9月13日 芽が出そろった

種まきした時の天気予報と少し変わって、朝のうち結構な量の雨が降る日が一日おきにあり、9月12日は朝から晩まで雨という。

そのおかげで、畑への水やりの心配はしなくて良かった。
ただし一雨ごとに寒くなってきています。
今日なんか、最高気温は22度の予報でしたが日が出ないせいか、とても寒く感じます。
日中10時から16時くらいまでは20度を超えていたようですが、朝晩は15度くらい。
種の袋の後ろに書いてあった、このほうれん草の生育温度は15度から20度くらいらしいので、ぎりぎりですね。

ほうれん草の芽は、種まきの5日後にはちらほら出ていました。(写真はなし)

そしてこれが今日(9月13日)の様子。大体出そろったのではないでしょうか。
今日も朝から雨が降ったりやんだりでしたので、雨の晴れ間に撮影。

近くで見るとこんな感じ。芽がくっついて出てきてしまっているところがたくさん。いずれ間引きですね。


こちらは小松菜エリア。小松菜は双葉なのでまたかわいいです。

ちっちゃいなあ。

秋からほうれん草や小松菜を育てるメリットは、やっぱり寒さに遭って甘くなることですね。
それからナガメなどの虫がいなくなるので、虫食いの被害が減ることもうれしいですね。
8月から育てているほうの小松菜は虫食いだらけですもん。

9月19日 本葉が見えた

昨日は台風が来てものすごい雨でした。それじゃなくてもこのところ雨続きだったので、日があまり照らず、ほうれん草はあまり大きくなっていません。

それでも一応本葉が出てきましたよ。

小松菜の方は双葉のまま。

9月25日 本葉が少し大きく


台風の後にも猛烈な雨があったけれど、日差しが強く暑いくらいの時間もあったこの数日。
ほうれん草を見に行ったら、本葉が少し大きくなっていました。
でも間引きするにもまだまだだなあ。

小松菜のほうも少し大きくはなったけれど。
10月いっぱいは育てられるので、気長に待ちましょう。

10月10日 ほうれん草踏みつけ事件


日が差していると温かく感じるけれど、気温はどんどん下がっています。
ほうれん草と小松菜はほとんど大きくなっていない。

これがほうれん草。実は先週家の周りの大掃除をしてガラクタをたくさん運び出していたとき、ほうれん草の畝の近くを通らなくてはならなくて踏みつけられた箇所がいくつか・・・。
足跡がへこんでいるのがわかるかな?
こんなに小さいのにその上踏みつけられてしまったら、もうダメかもしれない。

ピーマン横にまいた小松菜もちびのまま。
すっかり太陽の位置が低くなってきたので、この場所は日が当たる時間が短すぎるみたいでちっとも育ちません。


これは8月から育てている「温室」内の小松菜。
先回間引きしたので元気になってきました。
でも相変わらず虫食いがすごい。

またこの黒いのが何匹か。黒というか濃い青みたいな色の青虫です。クロアゲハとかになるのかな?と調べてみたら、なんとハチの幼虫でした。
「カブラハバチ」というオレンジ色のおなかのハエみたいな小さい蜂の幼虫で、青梗菜とか大根やカブの葉などにつくそうです。
幼虫のときは「ナノクロムシ」とも呼ばれるらしい。漢字にすると「菜の黒虫」。
一年に何度も発生するので1匹でも見逃すと続けて食べられてしまうみたい。
薬をまくとしたら、「オルトラン」か「モスピラン」がある程度効くそうです。
予防はこまめに草取りをすること、間引きをして風通しを良くしておくこと。

10月15日 去年より生育が悪い


踏み跡がついていたほうれん草の畝、思い直して土寄せし、草取りをしてみました。
混んでいるところは少し間引き。

生き残ったほうれん草だけでも大きくなってほしい。
だけど、去年より1週間早く種まきしたのに、成長具合はかなり遅いです。
去年の写真を探してみると、

これが去年の10月6日のようす。
右側の少しおおきいのが小松菜で左がほうれん草です。小さいながらもふさふさしている。
小松菜も間引きしてサラダで食べたりできるくらいは育っていたのでした。

それが今日の小松菜がこれですからね。この差って気温でしょうか、日当たりでしょうか。

ちなみにこの数日の天気予報はこんな感じ。
ほうれん草も小松菜も生育適温が15度以上ですから、育たないのも当然ですか。
去年は20日ころに初雪が降ったのですが、今年は雪の予報は出ていません。
だから頑張ってほしいところなんですがね。無理でしょうかね。

10月23日 雪の下に


初雪が23日に降って結構積もりました。昨年とほとんど変わらないですね。

見えるのは小松菜を育てているエリア。
すっかり雪をかぶっています。
左奥に見える三角屋根のフレームがあるところが「温室」で夏から植えている小松菜があるところ。
(温室と言っても屋根を外しているので、多少の風よけができるくらいです。)


ほうれん草エリアも雪の下に。
といっても、たぶん数日すれば雪は解けるはず。だから焦らず様子を見てみます。

10月27日 すっかり雪もなくなり、小春日和が続く

10月27日には日差しも温かい日が続いたので雪もすっかりなくなっています。
ほうれん草なんか、ちょっと成長したかな?と思うくらい。


チビ小松菜は大きくなってはいないけれど元気そうです。


「温室」内の小松菜をいくらか収穫しました。
いまだに小さな虫が葉を食べているみたいですが、パリッと生き生きしてます。
茎はだいぶ固いので、食べるときは細かめに切って調理します。
茹でて刻んで冷凍しておくと、穴あきの葉っぱも気にならず、お味噌汁などにちょっと放すのに重宝します。
この小松菜は、夏にとう立ちしてきたほうれん草を収穫した跡地で育てているのですが、間引きしながらずっと元気に育っているから食べたいときに採れる。
やっぱり、北海道の場合は秋まきじゃなくて夏まきのほうがいいってことですね。

11月16日 霜が降りて葉っぱもつらそう

しばらく温かい日が続いていたけれど、とうとう朝の冷え込みがきつくなってきました。

しもばしら。

チビ小松菜も凍ってかわいそう。

ほうれん草も凍っています。
葉が凍ると細胞が壊れちゃうのでそのまま枯れちゃうこともあるらしい。
葉は土にぺたっと寝るようになってます。
日中は気温がプラスになるので、回復するかな?
雪が積もってくれた方がまだ保温されていいのですけれどもね。

11月23日 秋まきほうれん草と小松菜最終収穫


19日ころから雪が積もっていたのですが、また解けて土が見えました。
そこで秋まきほうれん草と小松菜を最終収穫してしまうことにしました。

ほうれん草を抜いてみると、こんなに長ーい根っこが。
あれ?こんなに深く根が伸びるなら、このまま越冬できるのでは?
試しに数株残して雪の下で越冬させてみましょうか。

こんな感じでまばらに残し、大きな葉はとってしまってから根元をぎゅっと押さえておきました。
春になってまた伸びてくるか実験です。


小さなほうれん草でも集めると意外とたくさん収穫できました。

早速茹でてみると・・・期待通り甘い!味見の段階で思わず「オイシイ!」と口に出てしまうくらいです。
温かい月見そばにのせてみました。


小松菜の大きさ比べ。
大きいほうが「温室」の中で育てているほうの夏まき小松菜。
小さいほうが秋まき小松菜。
この差って大きすぎ・・・。秋まきするメリットが全然ないなあ。
来年は秋まきほうれん草と小松菜はやめます。
ちゃんと場所を整えて夏から育てれば、冬間近まで食べられるということがわかったから。
夏に植えたほうれん草を寒さに遭わせて甘くするのも可能だと思います。

それにしても、2年やってみてはっきりしましたが、北海道では二毛作はなかなか難しいってことかあ。残念。(あくまでも北海道の札幌近郊で手抜き栽培のうちの場合ですけれども)
 
※2020年は畑スペースが空く前から育苗しておくことにしました。
これなら少し成長の余裕ができます▼▼

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